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ウォーキング・ゾンビランド RE-2080

ウォーキング・ゾンビランド RE-2080

作品紹介

公開年月  2015/03/20
ジャンル  コメディ/アクション
原作  なし
監督  スコット・ダウ
脚本  ティム・オグレトゥリー
製作  トッド・スレイター、フィリップ・マーラット、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

野球の試合で息子のクリスが打ったボールが頭に直撃し、昏睡状態だった保安官のリンカーンが29日後に目を覚ました。
すると、世界はゾンビによって文明が崩壊し、リンカーンは病院に物資調達へ来ていたグリーンベイとシカゴと出会い、生存者がいるショッピングモールへ誘われる。
リンカーンは妻と息子は必ず生きていると信じ、シカゴたちと別れて自宅へ向かいが、その会話を聞いていたゾンビのロミオは人間の仲間になりたくてモールへ向かうのだった。

登場人物&出演者

リンカーン(演:デイヴ・シェリダン)
『ウォーキング・デッド』のリックがモデル。主人公。保安官で妻と息子を持つ。
デイヴ・シェリダンは代表作に『最終絶叫計画』、『モンスター上司』などがあります。
息子のクリスが打ったボールが頭に直撃し、29日間も病院で昏睡状態となっていた。
シカゴから手渡された銃で生きている少女と父親を撃ち殺して車を奪い自宅へ。
息子のクリスと再会し、農場へ行き平穏な時間を過ごし、ゾンビを容赦なく殺していった。
最後は水がゾンビを治す事を聞かず、元に戻った人間を片っ端から殺してました。

グリーンベイ(演:ティム・オグレトゥリー)
『ゾンビランド』のコロンバスがモデル。シカゴとコンビを組んで物資調達をする。
ティム・オグレトゥリーは代表作に『ほぼほぼパラノーマル』などがあります。
リンカーンと病院で遭遇するが下半身剥き出しで股間を見て気持ち悪くなる。
ショッピングモールではブルックリンに何かと迫るが嫌われている事に気づかない。
農場では老夫婦の娘イサクと意気投合し、ハッパのおかげで一気に距離が縮む。
最後はゾンビたちを迎え撃ち、水で治療して解決するが、隕石の衝突を知って絶望。

シカゴ(演:ジョーイ・オグレスビー)
『ゾンビランド』のタラハシーがモデル。テンガロンハットを被り銃の扱いも慣れている。
ジョーイ・オグレスビーは代表作に『ほぼほぼパラノーマル』などがあります。
ゾンビには一切物怖じせず、ショットガンを片手で持ち至近距離で倒すほどの腕前。
ブルックリンとはショッピングモールで地味にリーダーの座を争っていた。
ショッピングモールへやって来たリンカーンと相談し、農場へ行く事を決断した。
最後は農場へ迫ったゾンビたちを水で治し、待ちに待った女性とは楽しい時間を過ごす。

ロミオ(演:トロイ・オグレトゥリー)
『ウォーム・ボディーズ』のRがモデル。病院をさまよって人間と一緒に暮らしたい。
トロイ・オグレトゥリーは代表作に『ほぼほぼパラノーマル』などがあります。
ツイッターでゾンビの情報を探している時、継母に噛まれてゾンビとなってしまう。
体がゾンビ化しても意識を保ち、多少ならば会話が可能で人間の仲間になりたがっている。
ひと目惚れしたブルックリンと行動を共にして、仲間と打ち解けていく。
最後はブルックリンを噛んで仲間にするが、水で元に戻って激しく求め合った。

ブルックリン(演:ソフィア・テイラー・アリ)
『ゾンビランド』のウィチタがモデル。行動力があって銃の扱いにも長けている。
ソフィア・テイラー・アリは代表作に『バトル・ライダー』、『奇跡のロングショット』などがあります。
ゾンビが蔓延る世界ではハーレムとともに行動し、不意打ちで武器を奪っていた。
ショッピングモールではシカゴとリーダーの座を争い、グリーンベイに嫌悪感を持つ。
意識を保つゾンビのロミオにひと目惚れし、彼に噛ませて仲間入りをする事に。
最後は水によって元の人間に戻ったロミオと激しいまでのキスをしていた。

ハーレム(演:ダニエル・ガーシア)
『ゾンビランド』のリトル・ロックがモデル。耳が聞こえず、会話をまったくしない。
ダニエル・ガーシアは代表作に『ほぼほぼパラノーマル』などがあります。
ゾンビが蔓延る世界では姉のブルックリンとともに不意打ちで武器を奪っていた。
ショッピングモールでは生存者たちと暮らすが、グリーンベイに対して嫌悪感を持つ。
基本的に会話をしないが、思った事は文字として浮かび上がっている。
最後は農場へ侵入したゾンビを倒して元に戻し、クリスと仲良くなった。

クリス/カール(演:メイソン・ダコタ・ガライオン)
『ウォーキング・デッド』のカールがモデル。ヘボ息子。リンカーンを入院させた張本人。
メイソン・ダコタ・ガライオンは代表作に『Platinum the Dance Movie』などがあります。
ゾンビと化した世界でストリップ劇場を母親と経営し、何事にも動じない人間となる。
父親のリンカーンと再会してもあっさりし、ゾンビに噛まれた母親をあっさりと殺した。
農場にたどり着いてからは老夫婦に対して傲慢な態度を取る生意気なクソガキでした。
最後は侵入してきたゾンビたちを倒し、水で元に戻した後はハーレムといい感じに。

ダーネル(演:アンドリュー・ポッツァ)
『ウォーキング・デッド』のダリルがモデル。オモチャのボウガンを携帯している。
アンドリュー・ポッツァは代表作に『ほぼほぼパラノーマル』などがあります。
常に警戒を怠らないが、オモチャのボウガンに対してみんなが疑問に思っている。
農場にたどり着いても警戒を解かず、怪しい老夫婦に対してもボウガンを向けていた。
ゾンビたちが農場に侵入し、銃を初めて使って割り込んだスーパー・サバイバーを殺す。
最後はボウガンの矢を拾おうとして噛まれてしまい、ハーレムにトドメを刺された。

イサク(演:ジャクイ・ホーランド)
『ウォーキング・デッド』のクレアがモデル。世間知らずな両親に監禁されていた。
ジャクイ・ホーランドは代表作に『クレイジー・ドライブ』、『オールマイティ・ソー/神々の伝説』などがあります。
実はハッパを吸った事で両親に監禁されていたが、基本的に行動は自由にできる。
世界がゾンビだらけになっている事を知らない両親と違って常に情報を探っていた。
グリーンベイとは意気投合し、退屈凌ぎとして他の人を誘ってハッパを吸う事。
最後は侵入したゾンビを元に戻し、グリーンベイとベッドに入るも隕石の落下に絶望した。

感想

個人的な評価

本作は近年公開されたゾンビ映画やドラマのパロディ作品となっています。
もちろん、ベースはゾンビ映画であるが、各作品の登場人物が脚色されて出ています。
テレビドラマ『ウォーキング・デッド』から始まり、『ゾンビランド』、『ウォーム・ボディーズ』が中心となって物語を構成しています。
他に『ドーン・オブ・ザ・デッド』、『28日後…』、『ゾンビ・ストリッパーズ』、『ショーン・オブ・ザ・デッド』などなどコアなゾンビ映画ファンも喜ぶパロディが入っています。
様々なゾンビ映画の要素を詰めこんだパロディ映画となったが、オリジナルのストーリーとしてはかなり出来が悪いと思います。
人気キャラクターを集めても、ストーリーのテンポが非常に悪く、それぞれの登場人物もパロディをするだけで必死になっている。
その為、ゾンビ映画が持っているはずの面白さを半減させ、コミカルな描写もシリアスな描写のせいで死んでしまっています。
確かに様々なゾンビ映画のパロディを入れているのはいいのですが、純粋に一つの映画として考えると非常に退屈である。
あくまでパロディ映画としてキャラクターが出ているだけで、本来の映画としての役割が中途半端になっています。
本当ならば、もっと実力のある監督や脚本家に任せるべきだが、所詮は三流の製作陣が作り上げた外側だけのゾンビ映画となりました。
特に一行が農場へたどり着いてからのテンポが非常に悪く、パロディ映画だと忘れてオリジナル展開に力を入れたせいで眠ってしまう可能性がある。
パロディ映画として観るならば面白いかもしれないが、一本の映画として観るならテンポの悪さとストーリーの退屈が目についてしまう。
何より濃いキャラクターが登場している割にまったく活かした演出がないのが致命的です。
クライマックスのアクションシーンも面白さはなく、完全に登場人物たちが楽しんでいるだけで観ている側としては一切笑えない。
所詮はパロディ映画というレベルで、確かにゾンビ映画の知識があっても、面白い映画を作れない基本的な部分が残念すぎました。

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