作品紹介
公開年月 | 2010/10/21 |
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ジャンル | パニック/アクション |
原作 | なし |
監督 | クリストファー・レイ |
脚本 | ナオミ・セルフマン |
製作 | デヴィッド・マイケル・ラット |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
コンゴ民主共和国で炭鉱の作業人が惨殺される事件が起き、現場には巨大な爬虫類の足跡が残され、目撃者は巨大なワニだと証言する。
時を同じくして数年前にジャイアント・オクトパスに倒されたはずのメガ・シャークが大西洋上に姿を現す。
米軍は総力を挙げて二体の怪物を追うが、両者の圧倒的な力の前に為す術がなく、世界中で被害が広がっていく。
そして、ついにパナマ運河で二体の怪物が相見え、地球上最強の生物を決める戦いが始まる。
登場人物&出演者
・ナイジェル(演:ゲイリー・ストレッチ)
コンゴでハンターとして生計を立てる。クロコザウルスの生け捕りに炭鉱会社に雇われる。
ゲイリー・ストレッチは代表作に『アレキサンダー』、『野蛮なやつら/SAVAGES』がある。
クロコザウルスの正体が分からないまま、殺害なら二倍、捕獲なら三倍の報酬で引き受ける。
一度食われてしまうが、すぐに麻酔薬を撃ち込んで意図も簡単に眠らせる事に成功する。
ワニの卵をトロフィーとして独り占めしようとする欲の塊だが、最後はちゃんとやります。
ずっといがみ合っていたマコーミックと協力して、見事に怪物たちを退治する。
・テリー・マコーミック(演:ジェイリール・ホワイト)
海兵でサメの研究をしている。前作のメガ・シャークの生存を信じて日々研究している。
ジェイリール・ホワイトは代表作に『ジュディの夏休み大作戦』、『ドリームガールズ』などがあります。
サメを回避する“ハイドロソニックスフィア”を開発し、早く使いたいお年頃である。
軍艦で唯一の生存者となり、サメ退治のチームにスカウトされ、敵討ちの為に立ち上がる。
仲間や婚約者の為に戦っているが、乗っていたヘリが墜落して一瞬だけパニックになる。
ついにハイドロソニックスフィアの出番が来て、メチャクチャな展開を強引に終わらせる。
・ハッチンソン(演:サラ・リーヴィング)
ヒロイン。海洋大気庁の捜査官。暴れ回るメガ・シャークを退治するチームのスカウト。
サラ・リーヴィングは代表作に『フランケン・ライジング』、『シャーク・アタック!!』などがあります。
あくまで感情抜きでマコーミックをスカウトし、拒否するナイジェルを拉致する有能さ。
一切表情を崩さない鉄仮面だが、無意味に上着を脱いで薄着となるセクシーさをアピール。
ナイジェルとマコーミックが言い争っていると、それ以上の厳しい態度で注意する。
怪物たちを倒し、大好きなヘリで帰る時に見せた笑顔は本作で一番のシーンであった。
・レガット(演:ハナー・カウリー)
炭鉱会社からやって来たエージェント。ハンターであるナイジェルを雇いにジャングルへ。
ハナー・カウリーは代表作に『ブライド・ウェポン』などがあります。
クロコザウルスを信じず、仕事をさっさと終わらせようとしてあっさりと食われる。
・バタスキー(演:ディラン・ヴォックス)
海軍曹長。レキシントン号ではカルヴィン提督の部下として立ち回っています。
ディラン・ヴォックスは代表作に『エイリアン vs アバター』、『ヘラクレス/帝国の侵略』などがあります。
最初から最後まで提督の命令に従い、きちんと任務をこなして縁の下として勝利に導く。
・カルヴィン(演:ロバート・ピカード)
大将。レキシントン号の提督でメガ・シャーク退治の指令本部として機能している。
ロバート・ピカードは代表作に『ゾンビ・コップ』、『怨霊館』などがあります。
普通ならば提督は自己中心的な人物で、部下や部外者の言葉に一切耳を傾けない性格。
しかし、カルヴィン提督は素直に意見を聞き、すぐに実行する優秀な上司である。
登場した時には葉巻の死亡フラグを立てるが、ちゃんと最後は吸う事ができた。
感想
個人的な評価
アルバトロスとアサイラムが手を組んだサメ映画シリーズの二作目。
前作ではメガ・シャークはジャイアント・オクトパスとの戦いで死んだ事になっている。
しかし、海兵であるマコーミックは生きていると信じて、当然のように生きています。
更にコンゴの山間部から突然登場する巨大なワニが加わって大変な事になります。
このシリーズの持ち味はなんと言っても、巨大な怪物たちの恐ろしさと言えるだろう。
ただし、製作はアサイラムなので、基本的にCGは雑なのは言うまでもないです。
前作でもそうだったが、本作に登場する怪物たちの大きさは安定していません。
一方では巨大に見えたり、一方では数十メートルに見えたりとバラバラです。
でも、その恐ろしさはそれなりに伝えようとするが、CGがアレだから笑えます。
そして、本作最大の魅力は怪物ではなく、主要人物たちの関係性とキャラクター性である。
サメの研究者マコーミック、ワニハンターのナイジェル、エージェントのハッチンソン。
ずっとうるさいマコーミック、皮肉ばかりを言うナイジェル、鉄仮面のハッチンソンの三人組は実に良かったです。
だが、思い出して欲しいが、本作はアサイラムの製作となっています。
従ってずっと面白いワケじゃなく、終盤の手前でのグダグダ感はまさしくアサイラム。
クライマックスではなんだかよく分からないが、見事に怪物たちを一網打尽にしてくれる。
やはり、本作を支えているのは主要の三人組であり、サメとワニは引き立て役になっている。
個人的にはもう少し三人の絡みを見たかったが、アサイラムにしては良かったと思います。