作品紹介
公開年月 | 2014/08/02 |
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ジャンル | パニック/アクション |
原作 | なし |
監督 | ケヴィン・オニール |
脚本 | マット・ヤマシタ |
製作 | ロジャー・コーマン、ジュリー・コーマン |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
数年前に出現したハイブリッドモンスター“シャークトパス”が去り、サンタモニカ・ビーチは平穏を取り戻していた。
そんなある日、サイモンダイン社が遺伝子工学により魚と翼竜を掛け合わせた“プテラクーダ”を誕生させる。
しかし、プテラクーダを一人の研究者が勝手に操作し、それにより暴走して次々と人間たちを襲い始めた。
プテラクーダを止めるべく、ハマースタインたちはムンド・デル・マー・マリンパークで密かに飼育されたシャークトパスを使うのだった。
登場人物&出演者
・ハミルトン(演:リブ・ヒリス)
主人公。サイモンダイン社に雇われた警備責任者。最初からプテラクーダに不安感を持つ。
リブ・ヒリスは代表作に『ダイナクロコ vs スーパーゲイター』、『パラノーマル・インシデント』などがあります。
暴走したプテラクーダを部下とともに捕獲へ向かうが、彼以外はすべて殺されてしまう。
実は妻と小さい娘がいて、彼女たちの為にクソ野郎のサイムス博士に雇われている。
金の為にサイムス博士の言いなりになっていたが、正義に目覚めて当然のように裏切る。
最後は特殊な銃でプテラクーダに爆弾を撃ち込み、シャークトパスの協力で倒す。
・ロレーナ(演:ケイティ・サヴォイ)
ヒロイン。マリンパークに調教師として働く。シャークトパスの卵を見つけて飼育する。
ケイティ・サヴォイは代表作に『Virtually Heroes』、『Crush the Skull』があります。
シャークトパスに愛情はなく、ただ名声を上げる為に飼育していた事を告白する。
サイムス博士たちがプテラクーダの排除にシャークトパスを使おうとして激しく抵抗する。
結果的にオジや恋人を失ってしまうが、特に涙を流す事なく最後は普通に笑っていた。
プテラクーダを倒そうと海に繰り出し、ピンチのところでシャークトパスに助けられる。
しかし、シャークトパスに情を持っていないから悲しむはずもないというヒロインでした。
・サイムス博士(演:ロバート・キャラダイン)
サイモンダイン社の科学者。私費でプテラクーダを繰り出すマッド・サイエンティスト。
ロバート・キャラダインは代表作に『タワー・オブ・ザ・デッド』、『ジャンゴ/許されざる者』などがあります。
世界でも優秀な頭脳と自称し、他の人間を完全に見下すような発言が目立つクソ野郎。
自分は一番安全な場所から注文つけるが、現場には一切近寄らない慎重派でもある。
絶対的な自信を持っていて、相手がテロリストでも交渉は常に自分が上の立場というクズ。
最後は雇っていたハミルトンに裏切られ、本作で一番無残な死に方をする。
・ムニョス(演:ヘンジー・ピチャード)
ムンド・デル・マー・マリンパークの園長。シャークトパス飼育に多額の資金を投じる。
ヘンジー・ピチャードは代表作に『
ロレーナのオジで何よりビジネスを第一に考え、シャークトパスをサイムス博士に渡す。
たっぷりの報酬をもらって、マリンパークの閉園を決定するが、シャークトパスに殺される。
・リック(演:トニー・エヴァンジェリスタ)
ライフガード。ロレーナと付き合っているが、経済的な面では彼女に助けられている。
トニー・エヴァンジェリスタは代表作に『アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー』などがあります。
名声を欲しがるロレーナに多少の負い目を感じながらも彼女の為に一生懸命働く。
最期に「イケメンは死なない」という名言を残すも、あっさりと食われるのはお約束。
感想
個人的な評価
この『シャークトパス』シリーズは全部で三作も作られています。
サメ映画の一角を誇るシリーズであり、一部では人気を博している作品でもあります。
上半身はサメ、下半身はタコのハイブリッドモンスターとしてぶっ飛んだ設定となります。
どう考えても水中をスムーズに泳げないフォルムだが、スピードはかなり速いです。
しかも、長時間に渡って陸での活動も可能で、下半身の触手の先には鉤爪がついています。
サメの強みである噛みつきがほぼなく、タコの強みである軟体もまったくありません。
しかし、最強最悪のハイブリッドモンスターとして君臨しています。
本作のシャークトパスは前作とは違い、卵から孵化してヒロインが飼育しています。
なぜか許可が下りていて、ヒロインにとって名声を得る為の道具に過ぎないという可哀想な生物となっています。
それに対して、本作の敵となるプテラクーダはマッド・サイエンティストによって生み出された新たなハイブリッドモンスター。
プテラクーダはバラクーダ(オニカマス)という魚と、古代の翼竜プテロダクティルス(プテラノドン)を合体させた怪物である。
翼竜なので当然空を飛ぶが、魚の遺伝子もある為に水中でも活動ができるという生体兵器として考えれば無敵とも言えます。
なぜかコンピューターによる制御ができるらしく、コマンドを撃ち込むだけで操作できる。
そのおかげで研究員の一人に奪われてしまうが、どう考えてもセキュリティが甘すぎる。
一応、何度か両者は激突していくが、どちらも決定打を与える事なく、クライマックスまでダラダラと続いています。
そこに生き残った主人公とヒロインが現れ、爆弾によって決着をつけるという定番の終わり方を迎える事になる。
製作はロジャー・コーマンなので、過度な期待を持たなければ、それなりに楽しめる作品だと思います。
特にヒロインを演じるケイティ・サヴォイは美人でスタイルがいいので、それだけでも充分に楽しむ事ができます。
ただし、主人公であるハミルトン以外は欲に目が眩んだキャラクターばかりで、その中でも問題を作ったサイムス博士は飛び抜けてクソ野郎です。
この『シャークトパス』シリーズの中では比較的悪くない構成という点も見逃せない。