シャーク・ウィーク RE-2714

作品紹介

公開年月  2013/04/03
ジャンル  パニック/ホラー
原作  なし
監督  クリストファー・レイ
脚本  リズ・アダムズ、H・ペリー・ホートン
製作  デヴィッド・マイケル・ラット
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

何者かに拉致され、どことも知れない島に放り出された八人の男女。
彼らは罠にかけられ、恐ろしいサメたちが救う地下洞窟へ追い込まれる。
凶暴なサメの群れに襲われながらも彼らはなんとか脱出を試みるのだった。

登場人物&出演者

キャル(演:ジョシュア・マイケル・アレン)
潜入捜査官。ロサンゼルスのバーで飲んでいたところで、ティブロンの手下に拉致される。
ジョシュア・マイケル・アレンは代表作に『Hold Your Breath』、『ダイナソー in L.A.』などがあります。
ティブロンの息子であるジュニアを追いつめ、その際に銃撃戦となった彼を射殺している。
拉致されると率先した引っ張っていたフランキーの正体が分かると、代わりにリーダー役に。
積極的に待ち構えるサメに対抗しようとして作戦を練るが、結局は仲間が死んでいく。
最後は自らが囮となってリーガンを逃がし、ナイフ一本でホオジロザメに挑むも食われた。

リーガン(演:エリン・コカー)
ジャーナリストでリポーター。ティブロンの手下に拉致されたが、その場面を描写されず。
エリン・コカーは代表作に『11/11/11』、『13/13/13』などがあります。
ティブロンの息子であるジュニアについて調査していて、そのせいで捕まったという。
拉致されてからなぜかキャルと親密になっていき、彼の冗談に笑うという好意まで持つ。
ラスト近くまでほとんど何もせず、他の人が頑張っている状況をただ見守っていた。
最後はキャルのおかげで生き延びると、エレナを爆死させ、ティブロンを銛で刺し殺し脱出。

ホルト(演:バート・バゲッド)
連邦検事。ロングビーチで電話をしていたところで、ティブロンの手下に拉致される。
バート・バゲッドは代表作に『エアポート2011』などがあります。
ティブロンの息子であるジュニアを訴えていて、そのせいで狙われたとして納得していた。
保険会社に誘拐された時の保健をかけていて、肩にチップを埋め込むも事前に取り出された。
口数の多いフランシンと同じぐらいしゃべっているが、文句ばかりでうるさいだけである。
最後は自分だけ助かろうとリーガンをサメの方に突き飛ばすが、なぜか自分が食われた。

フランキー(演:フランキー・カレン)
ティブロンの元部下。ベニスビーチで食事をするところで、ティブロンの手下に拉致された。
フランキー・カレンは代表作に『Camel Spiders』、『Plesure Spa』などがあります。
ティブロンの息子であるジュニアを弟同然に思っていたが、結局は組織から足を洗っている。
拉致されてからは誰よりも状況を理解し、ティブロンのやり方を熟知して冷静に対応する。
途中でナイフを見つけると、無敵になったかのような口ぶりでサメを倒せると豪語する。
最後は銛を手に入れて海でキャルとともにサメを迎え撃つが、結局は食われてしまう。

レイラ(演:バレリー・K・ガーシア)
ヤク中の失業者。エコーパークで仲間の家にいたところで、ティブロンの手下に拉致される。
バレリー・K・ガーシアは代表作に『6 Guns』、『エアポート2011』などがあります。
自堕落な生活を送っていて、逮捕された時にジュニアの情報を売って釈放された。
拉致されてからサメにだけは食われたくないと言い張り、陸の上で死にたいと宣言する。
自分がゴミクズだと理解していて、みんなの為に囮を買って出るもフランシンに止められた。
最後は三匹目のサメに地雷を手にして、みんなを逃がし、自爆した。

フランシン(演:メレディス・トーマス)
連邦判事。マリブで仕事の電話をしていたところで、ティブロンの手下の拉致される。
メレディス・トーマスは代表作に『Air Collision』、『The Dark Tapes』などがあります。
麻薬王として知られるティブロンの息子を刑務所にぶち込む際にサインをしていた。
拉致されてからメンバーの中で一番口数が多く、判事らしく冷静に対応しようとした。
最後は二匹目のサメと対決する際、戦っていたキャルを助けようとして逆に食われてしまう。

ピーター(演:ロバート・マシュー・ウォーレス)
救急救命士。カルバーシティのホテルで寝ていたところで、ティブロンの手下に拉致される。
ロバート・マシュー・ウォーレスは本作が長編映画デビュー作となります。
ティブロンの息子であるジュニアが銃撃戦で重傷を負い、治療に当たったが助けられず。
拉致されてからいち早く自身の素性を明かし、ケガしたメンバーを治療していった。
最後は洞窟にて遭遇した一匹目のサメに襲われ、為す術もなくそのまま食われてしまう。

ロジャー(演:エリック・S・ウィルソン)
会計士。ティブロンの手下に拉致され、プールの前に並ばされ、誰よりも声を荒げた。
エリック・S・ウィルソンは代表作に『Bad Chicken』、『Ardennes Fury』があります。
最後は結局ティブロンに怒りに触れてしまい、早速とプールに落とされて子ザメに食われた。

エレナ(演:ヤンシー・バトラー)
ティブロンの愛人。息子を死に追いやった人間たちを集めてゲームをする主人の傍らにいる。
ヤンシー・バトラーは代表作に『ハード・ターゲット』、『アナコンダ vs 殺人クロコダイル』などがあります。
サメに対して崇拝とも取れるような言動であり、そのエサになる人間の末路を楽しむ変態。
今回のショーをティブロンと楽しみたいが、なぜか映像を見させてもらえず不満が募る。
最後は助かったリーガンを逃さない為に直接殺そうとするが、地雷を踏んで爆死してしまう。

ティブロン/イーサン・マッケイ(演:パトリック・バーギン)
麻薬王。過去に息子のジュニアを亡くしていて、それに関わる人間を集めてゲームをする。
パトリック・バーギンは代表作に『ギャロウ・ウォーカー/煉獄の処刑人』、『フリー・ファイヤー』などがあります。
エレナほどではないがサメを崇拝していて、完璧な生物として何種類も飼っている。
息子を死に追いやった人間たちにゲームを突き付け、一日に一匹のサメと戦わせている。
単純に息子の復讐をしたいだけで、大金を叩いて島で幼稚なゲームを展開させいた。
最後は生き残ったリーガンを自由にすると宣言するが、結局は彼女に刺し殺されてしまう。

感想

個人的な評価

本作はみんな大好きなアサイラムとアルバトロスが組んだサメ映画となります。
もちろん、本作はアサイラムという事で、不自然な音楽の使い方からすぐに分かります。
雰囲気や映像と合っていないボリュームの大きい音楽が流れると、如何にもアサイラムらしい演出だと伝わってきます。
冒頭ではゲームに参加する登場人物たちが拉致される様子が流れるけど、なぜか最後に生き残るヒロインだけ描写がありません。
せっかく作っているならば、ちゃんと人数分を作って欲しいと思うところだが、アサイラムにそのような苦情は意味がないと思います。
冒頭ではちょっとだけ面白そうな印象を受けるのは、アサイラムの得意技だろう。
物語が進むにつれて、アサイラムらしさが出て、グダグダのダラダラな展開で退屈がやって来て眠気を誘ってくれます。
生死を分けるようなゲームであるのに、なんだか途中からのほほんとした雰囲気になります。
この緊張感のなさもアサイラムのクォリティーであり、特にネタにできる場面もなく、眠らなければクライマックスを無事に鑑賞する事ができるだろう。
しかしながら、本作におけるゲームの動機が幼稚すぎるし、世界的に有名な麻薬王が仕掛けるにしては頭が悪すぎます。
何より本作は「サメ映画」という触れ込みなのに、期待するような内容ではありません。
前回の『シャーク・ナイト』はサメ映画を勘違いした人が作った残念な作品だったが、今回は「とりあえずサメ」という適当な理由で使っていたと思います。
そこはアサイラムと考えれば、許されるだけの実績と信頼がありますので、『シャーク・ナイト』よりはずっとマシでした。
ただし、決して本作は面白い作品ではなく、アサイラムという枕詞を考えた上での意味合いになってきます。
結論として、オススメできるような内容とは言えず、本当に笑えるサメ映画を鑑賞したいならば、別の映画を観た方がいいと思いました。