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タイタン/選ばれし勇者 RE-2504

タイタン/選ばれし勇者 RE-2504

作品紹介

公開年月  2016/11/02
ジャンル  歴史劇/アクション
原作  なし
監督  ウォレス・ブラザーズ
脚本  ジェフリー・ガイルズ、マイケル・ルーリー
製作  ジェフリー・ガイルズ、マーク・ゴールドバーグ、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

古代イスラエル帝国時代、帝国は強敵・巨人戦士ゴリアテを擁するペリシテ軍の脅威にさらされていた。
帝国のサウル王は神から見放され、新たな王をサムエルは探しに出かける。
ある日、羊飼いのダビデは人一倍体が小さく戦闘経験は皆無だったが、彼こそサムエルが探していた神の指名した真の選ばれし勇者だと知って戦士に育てるべく鍛える事になるのだった。

登場人物&出演者

ダビデ(演:マット・ベルベリ)
主人公。羊飼い。自分の役目は羊たちの見張り番で、それを脅かす者は容赦なく殺す。
マット・ベルベリはスタントマンとして活躍し、映画の代表作に『Guido』などがあります。
他の兄弟からは役立たず呼ばわりされるが、大男二人をかすり傷一つもなく殺すようなヤツ。
サムエルと出会ってからヘタレ全開になって、三人の戦士に鍛えられていく。
羊飼いとしての責任感があるのに、修行の為に仕事を放置している時点で矛盾が生じる。

サムエル(演:ジョン・ノックス)
予言者。イスラエル帝国のサウル王の身勝手な行動で神の怒りを買い、答えを探す旅へ出る。
ジョン・ノックスは代表作に『ヴァンパイア・ヴィーナス・フロム・スペース/地球お色気作戦』、『ザ・インタープリター』などがあります。
サウル王に見切りをつけ、神のお告げにより一介の羊飼いであるダビデが次の王だと知る。
ダビデを鍛える為に三人の屈強な戦士を連れて、アドバイスを与えながら修行をつける。

エルアザル(演:ジェイソン・トビアス)
サムエルがダビデの修行に連れてきた三人の一人。三人の中で最も剣術に優れている。
ジェイソン・トビアスは代表作に『God of Thunder』などがあります。
子供の頃にペリシテ人に顔を傷つけられるが、戒めと思い、そいつを殺している。

ジャショブ(演:アンソニー・マークス)
サムエルがダビデの修行に連れてきた三人の一人。三人の中で最も足が速く槍術を使う。
アンソニー・マークスは代表作に『Blood Night:The Legend of Mary Hatchet』などがあります。
特別な鉱物が入った石の運び方を相談され、自分よりもシャマの方が分かると助言する。

シャマ(演:レス・ブラント)
サムエルがダビデの修行に連れてきた三人の一人。三人の中で最も力に優れ格闘術を使う。
レス・ブラントは代表作に『ニンジャ vs ミュータント・ゾンビーズ』などがあります。
特別な鉱物が入った石を持ち上げるが、その運び方についてダビデにアドバイスする。

サウル(演:ロジャー・ハルストン)
イスラム帝国の王。12支族から選ばれるが、身勝手な行動で神の怒りを買ってしまう。
ロジャー・ハルストンは代表作に『エイリアンターミネーター』、『スコーピオン・キング4』などがあります。
冒頭から名前が出ていたが、本格的に出てきたのは50分過ぎという重役出勤。
それでダビデが一番の僕といきなり言い出すので、理解するまで時間がかかりました。
ダビデはずっと修行しかしていないが、どうやら短い時間で忠実な僕になっていたらしい。

ミカル(演:デヴィン・ブルック)
サウル王の娘。ゴリアテとの一騎打ちに出るダビデを見送り、彼の帰りを待っている。
デヴィン・ブルックは代表作に『Me Without You』などがあります。
正直言って「お前誰やねん」という感じのポッと出だが、一応出さないといけない。

ゴリアテ(演:マイケル・フォスター)
ペリシテ軍の巨人戦士。帝国軍の兵士を意図も簡単になぎ払うほどの怪力を持つ。
マイケル・フォスターは代表作に『G.I.ジョー』、『Axeman 2:Overkill』などがあります。
満を持して登場したが、巨人戦士という大層な名前のワリにあまり大きくありません。
あれだけ帝国兵を倒したのに、ダビデの前だともの凄く弱くなるという残念な扱い。

感想

個人的な評価

本作はタイトルに“タイタン”が付いているから思わず借りてしまった。
サム・ワーシントン主演の『タイタン』と何か関係があると思って安易に借りた。
しかし、実際はまったく関係ないし、そもそも主人公はペルセウスじゃなくダビデである。
完全に邦題に騙された形になったけど、それでも多少は期待してみました。
上映時間が75分と短く、ゾンビ映画やサメ映画ならば特に問題はないです。
ですが、本作は歴史劇なので、こんな短い時間に描ききれるのだろうかと心配しました。
そうなると案の定、上映時間の6割は主人公ダビデのどうでもいい修行でした。
ようやく物語の主軸になるはずのサウル王と巨人戦士ゴリアテは50分過ぎに登場する。
それまで修行しかしていないダビデは、気づけばサウル王の忠実な僕になっているという。
あまりにも端折りすぎているせいで、ご都合主義以上の酷さを感じてしまった。
しかも、イスラエル帝国軍とペリシテ軍の大規模な戦争じゃなく、巨人戦士ゴリアテとの一騎打ちで勝負をつける強引な流れ。
だからじっくりとダビデの修行を描き、ポッと出の巨人戦士ゴリアテと戦わせるのです。
ただ、そのゴリアテは巨人戦士というワリに、身長が2メートルぐらいしかない。
歩く時にドシドシと効果音をつけているが、どう考えてもムリがある設定です。
それでダビデとゴリアテが戦う前、サウル王と話すが、聖書の言葉を引用している事もあって、あまりにもグダグダな展開でした。
ようやく一騎打ちが実現したのは終わる10分前であり、迫力なんてモノはありません。
何よりダビデがトドメに使った縄による投石で石が光ったシーンは笑いました。
あと、明らかに蛇足だったサウル王の娘がいきなり登場するなど最後に詰め込みすぎている。
本作はプロローグ程度の内容でしかなく、これを1本の映画にするのはムリがあった。

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