作品紹介
公開年月 | 2016/02/19 |
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ジャンル | 西部劇/ホラー |
原作 | なし |
監督 | S・クレイグ・ザラー |
脚本 | S・クレイグ・ザラー |
製作 | ジャック・ヘラー、ダラス・ソニアー |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
荒野に佇むアメリカの町である夜、複数の住人が忽然と姿を消し、空き家の納屋では体を八つ裂きにされた男の痛いが発見される。
現場に駆けつけた保安官のハントは、遺体の状態や落ちているヤジリから原住民たちによる犯行ではないかと推測する。
その原住民たちは人の肉や内臓を食べる「食人族」として恐れており、連れ去られた人々を助ける為に半途ら4人の男たちは立ち向かうのだった。
登場人物&出演者
・ハント(演:カート・ラッセル)
ブライトホープの保安官。文明のある町として秩序を守らせる保安官として君臨する。
カート・ラッセルは近年の出演作に『ヘイトフル・エイト』、『ワイルド・スピード/SKY MISSION』などがあります。
連れ去られたサマンサを取り戻すべく、保安官として職務を果たそうとする。
頭に血が上っているアーサー、何かと問題を起こすブローダーをなんとか制して旅をする。
保安官らしく常に冷静な判断を下し、食人族に捕まっても逆転のチャンスを窺う。
最後には腹を切られスキットルをぶち込まれ、銃で腹を撃たれるが、食人族を全滅させる為に残るという英雄的な行為を行う。
・アーサー(演:パトリック・ウィルソン)
牛飼いの頭領。嵐の中で屋根を直そうとして滑って右足を負傷。家にいる事が退屈である。
パトリック・ウィルソンは近年の出演作に『ホーム・スイート・ヘル/キレたわたしの完全犯罪』があります。
妻が牢屋にいる見知らぬ男の治療していたが、翌日、穴居人により連れ去れてしまう。
ケガした脚を押して妻の救出に向かうが、道中に悪化して切断せざるおえない状態になる。
チコリーの気遣いでケガした足を切断せず治療してもらい、3人の後を追う。
3人とは別行動をした事で、食人族たちに奇襲という形で妻を見事に救出した。
・チコリー(演:リチャード・ジェンキンス)
年老いた保安官代理。動きは少し鈍くて物忘れが多いけど、ハントが頼りにする人物。
リチャード・ジェンキンスは代表作に『アメリカの災難』、『扉をたたく人』があります。
妻を亡くしていて、毎朝散歩がてら墓参りをする。過去に軍医経験を持っている。
サマンサを助けに行く時はずっとしゃべっているムードメーカー的な存在。
色々と死亡フラグを立てるのに、大きなケガもなく無事に帰還する事となる。
・ブローダー(演:マシュー・フォックス)
白いスーツを着ていて、言葉遣いや態度が知的な雰囲気を出す。町では11人の女がいる。
マシュー・フォックスは代表作に『終戦のエンペラー』、『ワールド・ウォーZ』などがあります。
過去にサマンサを口説くもフラれている。何かと他の3人を見下す言動で問題を起こす。
実は10歳の時に母親と姉を原住民に殺され、それ以来、彼らを憎み何人も殺害している。
食人族の谷へ侵入した時、左手を切断されて死を悟り、敵を道連れにしようとする。
・サマンサ(演:リリー・シモンズ)
アーサーの妻で医者。夫がムリをして動こうとする度に注意をしている。
リリー・シモンズは代表作に『イケてる私とサエない僕』があります。
食人族に囚われるも、大人しくしていたおかげでほぼ無傷で救出される。
感想
個人的な評価
本作は『vs』シリーズの一本として借りてみた。
どうやら、どこかの批評サイトでは高評価を受けて、映画祭でも高い評価を受けた作品。
普通に考えて、宣伝がほとんどない『vs』シリーズは明らかに地雷としか言えない。
しかし、本作は批評サイトと映画祭で高い評価を受けているので多少の期待を持ってしまう。
それに加え、主人公にはカート・ラッセル、他にパトリック・ウィルソンが出ているので更に期待をするのは当然だろう。
西部劇が舞台となっているが、そこに食人族が登場する展開はどうなるのか気になっていた。
入植してきた白人と元から住んでいた原住民が血みどろの戦いをしていました。
だから、そこに食人族が紛れ込んでも不思議じゃないが、明らかにちょっとおかしかった。
白人たちはインディアンを毛嫌いしているが、食人族はまったく違う姿をしている。
原住民というよりはアフリカやアマゾンにいそうな部族の造形が非常に強い。
なので、どう見ても食人族が本作で馴染んでいないような印象を受けた。
そもそも、相手が食人族じゃなくても良かったと思えるような展開であった。
もっとガンガン前に出ると思えば、食人族はクライマックスの方にしか出てこない。
有名な『食人族』という映画のようにグロテスクな描写が多数だと期待したのに、本作では申し訳程度だったのが残念。
肝心の対決もなんだかグダグダな感じで、スッキリとしない展開は微妙だった。
カート・ラッセルが最後に英雄的な行為をするも、そこは見せないのも微妙すぎた。
やろうとしている事は分かるけど、クライマックスの展開がすべてダメでした。