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ボア vs パイソン RE-2409

ボア vs パイソン RE-2409

作品紹介

公開年月  2004/05/22
ジャンル  パニック/アクション
原作  なし
監督  デヴィッド・フローレス
脚本  サム・ウェルズ
製作  ジェフリー・ビーチ、フィリップ・J・ロス
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

大富豪のブロディックはハンティングを楽しむ為、密かに超巨大パイソンを仕入れる。
だが、密輸途中に逃げ出した超巨大パイソンが浄水場に潜み、次々と人間を餌食にしていた。
FBI捜査官のシャープはエメット博士が研究素材として飼育している超巨大ボアに、モニカ博士が研究する追跡装置を取り付け、パイソンの追撃作戦を展開する。
一方でブロディックはハンティングチームを結成し、超巨大パイソンを追うのだった。

登場人物&出演者

エメット(演:デヴィッド・ヒューレット)
主人公。爬虫類学の第一人者。今回のパイソン追撃作戦に飼い慣らしたボアを使う。
デヴィッド・ヒューレットは代表作に『CUBE』、『スプライス』などがあります。
完全なるヘビオタクという感じで、金のかかった研究施設でノビノビやっている。
さすがに爬虫類学の研究者というだけあって、戦闘能力はなくても見事な判断で急場を凌ぐ。
ただ、あまりにもヒロインの立ち回りが目立つので、影に隠れてしまう事が多かった。

モニカ(演:ジェイミー・バーグマン)
ヒロイン。プールサイドで海軍出身の男と素潜り勝負をして女の武器で見事に勝利する。
ジェイミー・バーグマンは代表作に『デイブレイク』、『ダークウルフ』などがあります。
博士が小銭稼ぎをしている意味の分からない冒頭で派手な登場をしてくれている。
その後、水着にトレーナーを羽織った姿でシャープの立てた幼稚な作戦に参加する。
ボアに装置を取り付けるも、すぐに回線が切れてしまい、パソコンを叩いた直す。

ブロディック(演:アダム・ケンドリック)
金持ちのナルシスト。ハンティングを楽しむ為に超巨大パイソンを密輸させた張本人。
アダム・ケンドリックは代表作に『Boston Girls』、『Stealing Roses』などがあります。
密輸した男から連絡が途絶え、注ぎ込んだ大金がパーになってブチ切れる器の小さい男。
だが、すぐに気持ちを切り替えて、逃げ出したパイソンを狩るべくチームを結成する。
本作では主人公以上に活躍していて、途中から火炎放射器を持ってヒャッハーする。
これだけでもインパクトがあったけど、なぜかトム・クルーズに見えてしまう。
髪型や輪郭に鼻が似ているのか、筋肉ムキムキのトム・クルーズがヒャッハーしていた。

イヴ(演:エンジェル・ボリス)
ブロディックの恋人。冒頭ではフルヌードを披露し、ヘビは嫌いだが怖くはないという。
エンジェル・ボリスは代表作に『大雪崩』、『ドラゴンストーム』などがあります。
ずっとブロディックに付いているが、チームの中にいる色男に対して色目を使うビッチ。
何かと活躍すると思えば、あっさりとボアに捕まって絞め殺される残念な最期でした。

シャープ(演:カーク・B・R・ウォーラー)
FBI捜査官。密輸の途中で逃げたパイソンを追って、真面目に捜査をしている。
カーク・B・R・ウォーラーは代表作に『ポセイドン』、『バイオハザードⅢ』があります。
幼稚な追撃作戦を指揮するが、連れてきた隊員たちは無能で4人のうち2人が犬死にする。
それらしく立ち振る舞うが、出す指示がすべて空回りするという無能ぶりを披露した。
最後にはブロディックの雇ったハンターに間違えて射殺されるという無様な醜態をさらす。

感想

個人的な評価

『vs』シリーズはかなり多くの作品が存在する。
その中で超巨大ヘビを使った作品はそれなりにあるが、基本的にヘビ映画は多いジャンル。
同様のモンスター映画としてサメ映画が存在するが、こちらの方はもっと種類が多い。
ヘビ映画の代表格と言えば、ジェニファー・ロペス主演の『アナコンダ』でしょう。
しかし、本作のように対決する『vs』では別の方向性で活躍しています。
それが人間を襲うヘビに同じくヘビをぶつけるというムチャクチャな設定です。
ボアとパイソンは同じようなモノであり、卵が胎内で孵化するのか、卵として孵化するという違いだけで基本的に同じです。
だから本作では色と装置で違いを表現しているが、多分、ヘビを見つけるには同じヘビじゃないといけないという理由で対決させているのでしょう。
でも、それはあまりにも分かりにくいし、今一つ迫力に欠けてしまう点がある。
その欠点を補う為に別行動でブロディックというキャラクターが存在する。
こちらは分かりやすく、銃で武装して超巨大ヘビをぶっ殺すというアメリカンスタイル。
当然のようにチームは殺される為の頭数であり、大して活躍もできないまま退場する。
逆にブロディックが火炎放射器でヒャッハーして、イヴは強そうな雰囲気だけを出している。
物語が進んでいくと、露呈するグダグダ感、間の悪さ、盛り上がりのなさ。
テレビ映画と言っても、本作はそれなりに金をかけているが、製作側が無能すぎました。
超巨大ヘビが対決するという構図は悪くないが、それをみせる過程がヒドイ。
途中からブロディックがトム・クルーズに見えてしまうが、この映画では演じているアダム・ケンドリックはかなり似ていると思います。

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