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アメリカン・ビッグフット VD-278

アメリカン・ビッグフット VD-278

作品紹介

公開年月  2017/07/04
ジャンル  アクション/パニック
原作  なし
監督  グレン・マーティン
脚本  グレン・マーティン
製作  グレン・マーティン、ブルース・ロバーツ
製作国  アメリカ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

アメリカの田舎町で住人たちが次々と惨殺された遺体で発見させる事件が頻発する。
鉱山が閉鎖して職を失ったジョンは公園管理官のニックに仕事を紹介され、面接の為に森の入口に来るも何か襲われて行方不明となる。
一方で事件の捜査をしていたベンソン刑事は、夜道に停車する一台の車を発見すると、運転手の女性は得体の知れない生き物を見たと証言するのだった。

登場人物&出演者

ベンソン刑事(演:ザック・ギャリガン)
田舎町の警察官。ヒマなのでダイナーいるとクレームをつけていたジョンを車で送る。
ザック・ギャリガンは代表作に『グレムリン』シリーズ、『ワックス・ワーク』シリーズなどがあります。
オペレーターであるポーラといい感じになっていて、職場でも平然とデートの約束をする。
デートの後にパトロールすると、得体の知れない生物を見た老婦人の話を半信半疑で聞いた。
子供が誘拐されると現場を調査して毛を見つけ、専門家のハンクと森へ探しに行った。
最後はキャンプしていた若者たちを助けるが、ビッグフットの攻撃で負傷して咆哮を聞いた。

ニック管理官(演:ジョニー・レヒナー)
公園管理官。ダイナーで悪態をついていたジョンに声をかけ、失業した彼に仕事を紹介した。
ジョニー・レヒナーは代表作に『Fraternity House』、『Organize Chaos』があります。
仕事中でも平然と恋人に電話して、思い出したかのように密猟する男たちを取り締まる。
動画サイトを営むブライアンとドウェインからビッグフットの映像を見せられて信じる事に。
ベンソン刑事とハンクたちと合流して森を捜索し、殺されていたジョンの遺体を発見した。
最後は怒り狂ったビッグフットの襲撃で足を骨折し、心配した恋人が来て咆哮を聞いた。

ブライアン(演:ジェイミー・ボジアン)
ドウェインとターキーを題材にしたドキュメンタリーの動画を撮る。主に企画を担当する。
ジェイミー・ボジアンは代表作に『処刑ライダー』、『コン・エアー』などがあります。
新たなドキュメンタリーを撮る為にドウェインと森に入るが、ビッグフットを映す事になる。
すぐにニック管理官へ報告して騒ぎ立て、大金が入るとして期待して一緒に確かめに行く。
オリジナルの映像を隠して、ニック管理官にはコピーした映像とカメラを手渡していた。
最後は若者たちを助けたベンソン刑事たちと合流して、森に響くビッグフットの咆哮を聞く。

ドウェイン(演:ビル・ベネストン)
ブライアンとターキーを題材にしたドキュメンタリーの動画を撮る。映画製作者になりたい。
ビル・ベネストンは代表作に『Kampout: Director’s Cut』があります。
新しいドキュメンタリーを撮るべく森の下見をしていて、良い映像が取れると自信を持つ。
ビッグフットの映像を偶然にも撮ると、走ってきた怪物を見てブライアンと急いで逃げ出す。
オリジナルの映像を隠して、ニック管理官にはコピーした映像とカメラを手渡していた。
最後は若者たちを助けたベンソン刑事たちと合流して、森に響くビッグフットの咆哮を聞く。

ジョン・ヒックス(演:クリス・ナッシュ)
鉱山の閉鎖されて職を失っている。ダイナーで食事するも金がなくてクレームで乗り切る。
クリス・ナッシュは代表作に『処刑ライダー』、『サスティファクション』などがあります。
そのおかげでニック管理官から仕事を紹介してもらい、更に金まで渡されて難を逃れる。
家に帰る途中で妻から電話がかかってウンザリし、森の奥から物音を聞きなぜか探る。
木陰に隠れるビッグフットの子供を発見すると、ライフルを発砲して射殺してしまう。
最後はそれを見た親のビッグフットに掴まれ、木の枝に突き刺されて吊された状態で死亡。

トミー・ジョーンズ(演:チェイス・アンダーソン)
森の近くに住んでいる少年。ゴミ出しをしている時にビッグフットが来て誘拐される。
チェイス・アンダーソンは代表作に『Croaker』、『Brimstone Saint』などがあります。
亡くした子供の代わりに育てられるようするが、隙を見てなんとか自力で逃げ出した。
最後は近くにあった教会へ逃げ込むと、そこにいた牧師に助けられて保護された。

ハンク(演:デヴィッド・シェリル)
ビッグフットの事件に詳しい専門家。ベンソン刑事が発見した毛を調べる為に呼ばれる。
デヴィッド・シェリルは代表作に『ルーキー』、『ファイブ・エイセス』などがあります。
田舎町から160キロも離れているが、ビッグフットの毛と聞いて1時間で駆けつけてきた。
すぐに毛のニオイを確かめると、ビッグフットと確信してベンソン刑事と森を探索する事に。
危険だと分かりながら単独行動をしていき、殺されていたジョンを発見する事になる。
最後はケガしたベンソン刑事と森から抜け出し、ビッグフットの咆哮を聞いていた。

感想

個人的な評価

本作は伝説的なUMAとして知られる「ビッグフット」を扱った作品となります。
アメリカの先住民であるインディアンの間に伝わる「サスカッチ」とも言われています。
この「ビッグフット」を扱った作品が数多く存在するが、ほとんどがB級以下の低予算映画に限られています。
その中でもマーク・ポロニア監督の『ゾンビ vs ビッグフット』はなかなかの最低な出来でクソ映画好きなら楽しめます。
さて、今回は「アマゾンプライムビデオ」にあった作品だが、なぜか情報量が圧倒的に少なくて集め甲斐がありました。
上記に挙げたマーク・ポロニア監督の作品は普通の人なら、数分しか持たないだろうが、最後まで鑑賞できるなら本作も大丈夫だろう。
こういうタイプの作品ではメインであるはずのビッグフットはなかなか出ないが、潔く冒頭からハッキリと姿を見せているのは素晴らしいと思いました。
もちろん、低予算映画なので着ぐるみ全開な姿であるが、それを昼間から堂々と出す監督の心意気が伝わりました。
しかも、意外にもビッグフットが人間を襲う理由も家族を奪われた復讐として、見かけた人間を容赦なくぶっ殺していく構成は悪くないです。
映像や着ぐるみに関しては厳しいところがあるけど、ちゃんとした物語を描こうとした監督の努力は理解できました。
しかし、そんな監督の努力を台無しにするクライマックスのオチには驚かされました。
まさか生き残った登場人物たちを一列に並べ、森から聞こえるビッグフットを見ていて、そのまま終了する強引な簡潔に唖然としました。
残り時間がヤケに少なくて、どうやって決着をつけると思ったら、まさか尻切れトンボで何も解決せずに終わるなんて予想もしなかったです。
ビッグフットの悲劇をちゃんと描いたのに、なぜラストをそのような放置プレイにしたのか分からないが、非常にもったいなかったです。
それでも、全体的にクソ映画の域を出ず、普通に鑑賞すると痛い目に遭うので、あくまで本作は好事家たちが楽しむ作品でした。