作品紹介
公開年月 | 2018/05/01 |
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ジャンル | パニック/アクション |
原作 | なし |
監督 | ドン・マイケル・ポール |
脚本 | ジョン・ウェルプリー |
製作 | マイク・エリオット、グレッグ・ホルスタイン、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
氷上で人間がモンスターに襲われたとの情報を得たバートは、相棒トラヴィスとともに北極圏のカナダに向かう。
そこには謎の組織の秘密施設があり、モンスターを兵器化する実験が行われているとバートは推測した。
そんな中、地中だけじゃなく空中からモンスターたちが襲撃し、バートたちは生き残りをかけた戦いを展開するのだった。
登場人物&出演者
・バート・ガンマー(演:マイケル・グロス)
主人公。パーフェクションで雑貨屋を経営。国税庁から財産を差し押さえされてしまう。
マイケル・グロスは近年の出演作に『ホリデイズ』、『トレマーズ/ブラッドライン』などがあります。
帰ってきたトラヴィスをのけ者にするが、ヴァレリーからの依頼で一緒にカナダへ行く。
実は過去にグラボイズの腹の中にいた事により、それ由来の感染症で命が危ぶまれる事に。
今回が最後の戦場だと覚悟を決めるが、想像以上の発作で何度も倒れて戦線離脱する。
最後は点滴を打ちながらも鮮やかな腕前で触手を撃ち抜き、感染症も治療して復帰した。
・トラヴィス・ウェルカー(演:ジェイミー・ケネディ)
バートの息子。以前はバートと一緒にサバイバル術の動画を撮っていたがコンビを解消する。
ジェイミー・ケネディは代表作に『スクリーム』シリーズ、『マスク2』などがあります。
久々にバートの店にやって来るが、ヴァレリーからの依頼でバートとカナダへ行く事に。
バートにずっと認められない状態だったが、感染症で命がないと知って助けようと決意する。
最後はバートの代わりに指揮を執ってグラボイズを生け捕りにして、リタと恋仲となった。
・ヴァレリー(演:ジェイミー=リー・マネー)
グラボイズの研究者。バートを崇拝しており、グラボイズに関する知識は豊富である。
ジェイミー=リー・マネーは本作が長編映画デビュー作となります。
カナダの北極圏で調査チームが何者かに殺され、グラボイズの仕業だとすぐに推測した。
実は最初にグラボイズと戦ったヴァルとロンダの娘であり、多大な影響を受けている。
銃の腕前も父親のヴァルよりも上だとバートが認め、リタを捕まえた触手を撃ち抜いている。
最後は自動で動いた掘削機を止めるべく駆け出し、ついでにハートも助け出していた。
・リタ・シムズ博士(演:タニヤ・ヴァン・グラーン)
北極圏にある「世界の果ての研究所」の責任者。調査員たちが何者か襲われて呆然とする。
タニヤ・ヴァン・グラーンは代表作に『デスレース3/インフェルノ』、『スターシップ・トゥルーパーズ3』などがあります。
その原因がグラボイズだとヴァレリーに言われ、すぐに専門家であるバートに電話をかけた。
研究所にやって来たバートに状況を説明し、事態が深刻だと伝えられて真剣に対処する。
トラヴィスから口説かれて一度は断っていたが、助けられた事で心を開いて次第に近づく。
最後は感染したバートを治療し、トラヴィスと別れの熱いキスをして研究所に残った。
・マック(演:エイドリアン・ピアス)
カナダの北極圏までバートとトラヴィスをチャーター機で連れて行く女性パイロット。
エイドリアン・ピアスは代表作に『レッドコブラ』、『プロテウス』などがあります。
部族長たちとの交渉を円滑にする為に、自家製の密造酒を運んで黙って売っている。
飛行機のエンジンが壊れて格納庫でアクラークと修理し、グラボイズの襲撃を知る事に。
トラヴィスの作戦でグラボイズを生け捕りするべく、自慢の操縦で見事に釣り上げた。
最後はグラボイズを爆発四散させたバートとトラヴィスを家に帰すべく飛行機を飛ばす。
・アクラーク(演:キーノ・リー・ヘクター)
現地ガイド。北極圏の調査チームが何者かに殺され、それが何かの生き物だと推測した。
キーノ・リー・ヘクターは代表作に『バード・ストーリー』、『Finders Keepers』がある。
カナダの北極圏にやって来たバートやトラヴィスたちをヴァレリーと一緒に出迎えた。
飛行機のエンジンが壊れて格納庫でマックと一緒に修理し、グラボイズの襲撃を警戒する。
生け捕りにしたグラボイズの触手を銃の柄についた刃物によって一本を見事に倒した。
最後はグラボイズの口内に入ったトラヴィスの様子を見ながら顔をしかめていた。
・スワックハンマー(演:ロブ・ヴァン・ビューレン)
北極圏にある「世界の果ての研究所」で設備を担当する。研究所の何もかも作っている。
ロブ・ヴァン・ビューレンは代表作に『ディープ・ライジング』、『マンデラ/自由への長い道』などがあります。
研究所にやって来たバートを歓迎し、小難しい専門用語を解説するトラヴィスを褒めていた。
グラボイズの襲撃で研究所は長くないと判断したトラヴィスの作戦を実際に実行する事に。
掘削機から発電機に繋げて電気柵を作り出したり、爆発物で爆弾を作る大活躍をした。
最後はバートを治療する為にグラボイズを生け捕りにし、触手を倒すべくナタで挑んでいた。
・ハート(演:キロサン・ナイドー)
北極圏にある「世界の果ての研究所」の研究員。地質学者で趣味はラジコンを飛ばす事。
キロサン・ナイドーは代表作に『Bring It On: Worldwide #Cheersmack』、『Love Jacked』などがあります。
研究所にやって来たバートたちを大歓迎し、ラジコンについて突っ込まれるも答えていた。
衛星電話を持っていったフレッチを追いかけ、暴走する彼を止めるも間に合わず避難した。
エネジードリンクを大量に飲んでいて、追いつめられたトラヴィスたちを小便で助けた。
最後は生け捕りにしたグラボイズにダイナマイトを付けたラジコンで爆発四散させた。
・フレッチ博士(演:フランチェスコ・ナッシブニ)
北極にある「世界の果ての研究所」の研究員。シムズ博士の助手で凄惨な現場にはおらず。
フランチェスコ・ナッシブニは代表作に『Natalee Holloway』、『In einem wilden Land』などがあります。
北極圏にやって来たバートたちに挨拶をして、フライトについて居心地を質問していた。
翌日にモントリオールへ講演に行くはずが、飛行機の故障が飛べずに焦っていた。
外に出ていた時にグラボイズが襲撃してきて心底ビビってしまうが、バートに助けられる。
最後は勝手に逃げ出そうとしたが、車のエンジンをかけたところでグラボイズに襲われ死亡。
・カッツ(演:ポール・デュ・トイト)
国防高等研究計画局の職員。無断で部族長たちに自家製の酒を売るマックを知っていた。
ポール・デュ・トイトは代表作に『シャーク・キラー』、『メイズ・ランナー:最期の迷宮』などがあります。
バートについても話しを聞いていて、財産を差し押さえしている事から警告していた。
昔からのイメージでバートに兵器開発を疑われるが、実際は氷から水の生成を調査していた。
グラボイズに研究員が殺されると、リタたちの研究所にやって来て助けを求めていた。
助ける代わりにトラヴィスから差し押さえの無効と、一生税金を払わない条件を承諾した。
最後は生け捕りしたグラボイズを兵器化しようとするが、バートによる爆発四散させられた。
感想
個人的な評価
本作は『トレマーズ』シリーズの第6作目となっています。
1作目では主演にケヴィン・ベーコンやフレッド・ウォードが務め、B級映画ながら大ヒットした作品でした。
その後もシリーズ化されましたが、ケヴィン・ベーコンは有名になったせいで早々に降板しています。
そして、本シリーズの主人公的なポジションとなったのは1作目から出演しているマイケル・グロスとなりました。
本作でもモンスター狩りをしていますが、もはや、シリーズの顔になっていると思います。
当然のように本作でも縦横無尽の活躍をしていますが、さすがに6作目となった本作でもそろそろ世代交代がやって来る。
前作では息子のトラヴィスが登場していて、本作でも戻ってきているのもその証拠である。
そのままだとバートが無双してしまう事もあって、本作ではグラボイズ由来の感染症で戦線離脱をしてしまう。
しかし、その感染症も結局はバートを戦線離脱する為だけであり、これには大きな意味はあまりなかったのは残念でした。
それでもバートはグラボイズを倒してきた達人として、本作でもしっかりと指揮を執って危険性を口にしていました。
ただ、序盤から国税庁の職員とのやり取りからずっとイライラしていて、気が休まる事がないというほど怒っていました。
本作は1作目を意識したような物語となっていて、主人公を張ったヴァルとヒロインのロンダーの娘も登場しています。
これは完全にオマケ程度であって、物語の上ではそこまで重要性はなかったと思います。
どっちかと言えば、バートの息子であるトラヴィスが跡を継ぐような展開がメインとなっていて、感染症もその為に使われていました。
全体的に映像やグラボイズの造形が進化しているが、やはり、本作は過去の登場人物に頼り切った物語は少し残念に思えた作品でした。