ドラゴン・タトゥーな女 in パラノーマル・アクティビティ  RE-2845

作品紹介

公開年月  2013/08/27
ジャンル  コメディ
原作  『パラノーマル・アクティビティ』、『ドラゴン・タトゥーの女』など
監督  クレイグ・モス
脚本  クレイグ・モス
製作  ジム・バスフィールド、ベン・フェインゴールド、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

郊外の街に越してきたデイナとアーロン夫婦と子供たちだが、娘が“ドラゴン・タトゥーの女”化が止まらない問題を抱えていた。
しかし、朝起きるとアーロンの顔に落書きがされるというパラノーマルな現象が発生する。
アーロンたちは原因を突き止めるべく、監視カメラを設置すると、そこには信じられない衝撃の映像が映っていたのだった。

登場人物&出演者

デイナ・ガレン(演:キャスリン・フィオーレ)
主人公。過去に父親が映画『アーティスト』のキャストを五人殺し、離れ離れになっている。
キャスリン・フィオーレは代表作に『M:i:Ⅲ』、『ハチェット/アフター・デイズ』がある。
パーティで出会ったアーロンと結婚して、連れ子のリズがグレて、息子のジョナが生まれる。
自分が生まれ育った家を幸運にも手に入れる事ができるが、怪現象が次々と起き始める。
家にいる幽霊に一度取り憑かれるが、お祓いで元に戻ったが、庭師と浮気していた。
最後は精神病院をわいせつ行為で追い出された父親が戻り、結局は同居する事になった。

アーロン・ガレン(演:フリップ・シュルツ)
デイナの夫。パーティで多くの女性の中からデイナを選び、めでたく結婚をした。
フリップ・シュルツは代表作に『ビッグ・トラブル』、『最狂トワイライト』があります。
連れ子にリズがいたが、デイナの教育が悪くグレてしまうが、気にしていない。
デイナが生まれ育った家に引っ越すと、怪現象が起きて家中に監視カメラを取り付けた。
アンブレラ社の面接で一度採用されるが、幽霊の悪戯がバレて、すぐにクビとなった。
最後はエイブラハムに襲撃されるが、改心したリズに助けられ、デイナの父親を気に入る。

リズ・ガレン(演:オリヴィア・アレクサンダー)
デイナとアーロンの娘。2歳の時にデイナが継母となり、教育の悪さからグレてしまう。
オリヴィア・アレクサンダーは代表作に『アメリカン・パイパイ/ようこそ美乳天国へ』、『アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー』などがあります。
体中にピアスとタトゥーをして、眉毛を脱色してパンクなファッションと髪型をしている。
両親に対してグレたティーンエイジャーらしく振る舞うが、隣人のエイブラハムに恋する。
エイブラハムと二人きりになるが、フェリペの幽霊が止めてプールクリーナーに襲われる。
最後はプールクリーナーと恋に落ちて別人になり、両親を尊敬する立派な娘になった。

フェリペ(演:アルトゥーロ・デル・プエルト)
ガレン家に雇われている男性のメイド。同性愛者で振る舞いはまるで女性のような男性。
アルトゥーロ・デル・プエルトは代表作に『ブラザー・ミッション/ライド・アロング2』、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』などがあります。
プールにあるクリーナーとは大の仲良しで、アーロンに見られても気付かず楽しんでいる。
隣人のエイブラハムの気を引きたいリズに相談され、取っておきの特効薬を渡していた。
深夜にバレリーナをしていたら、怪現象に襲われ、プールのクリーナーに殺された。
最後はガレン家に取り憑いた幽霊となって、毎回ポルターガイストを起こして笑わせる。

テイラー(演:ピーター・ギルロイ)
ゴーストブラザーズのメンバー。相棒のエヴァンと胡散臭い幽霊退治をしている。
ピーター・ギルロイは代表作に『最狂トワイライト』、『ゾンビーバー』などがあります。
家が幽霊に襲われている事を知ったデイナにより、呼び出されて休日出勤で駆けつける。
エヴァンと同じく常にハイテンションで、家の中を探して幽霊の正確な数を割り出す。
その後、なぜかバンをガレン家の前に止めたまま、最終日までエヴァンと待機していた。
最後は幽霊に襲われていたデイナたちを助け出すが、エイブラハムに殺された。

エヴァン(演:テイラー・フィリップス)
ゴーストブラザーズのメンバー。いつも一緒に行動するテイラーと幽霊退治をしている。
テイラーと幽霊退治は代表作に『Bath Boys Comedy』などがあります。
デイナに呼び出され、休日出勤で駆けつけた事で通常の倍の料金である3ドルをもらう。
ハイテンションな状態でテイラーとともに家を捜索し、幽霊を見つけ出していた。
その後、なぜかバンをガレン家の前に止めたまま、プールなどで幽霊を探していた。
最後は幽霊からデイナたちを助け出すが、テイラーとともにエイブラハムに殺された。

エイブラハム・リンカーン(演:ベン・モリソン)
ガレン家の隣人。リズの部屋からすぐに見え、いつも斧を持って気を叩き切っている。
ベン・モリソンは代表作に『One of Them!』、『The Ouja Exoecism』などがあります。
いつも窓から覗いているリズの存在を知っていて、デイナの許可を得て彼女の部屋に来る。
リズの気持ちを理解して迫っていたが、窓から妻が鬼の形相で見ていると知って立ち去る。
夜にガレン家を訪れリズに媚薬を盛られるが、それを渡したフェリペの幽霊に襲われる。
最後はなぜかゴーストブラザーズを斧で殺すが、改心したリズにスタンガンで倒された。

ハーブ・ロスティ(演:フレンチ・スチュワート)
デイナの父親。過去に映画『アーティスト』の犬を含めたキャスト五人を殺している。
フレンチ・スチュワートは代表作に『ホーム・アローン4』、『GO!GO!ガジェット2』がある。
警察に捕まった時は狂人になっていて、カメラの前で全裸になって暴れ回っていた。
イタリアの精神病院に収容され、お見舞いに訪れたデイナを使ってコールガールを呼んだ。
最後は精神病院をわいせつ行為で追い出され、仕方なくデイナたちの家に戻ってきた。

感想

個人的な評価

本作は邦題から分かるように様々な作品のパロディ映画となっています。
その中でも『ドラゴン・タトゥーの女』と『パラノーマル・アクティビティ』シリーズをベースにしているような作品です。
同じくパロディにしている『ほぼほぼパラノーマル』と同系統の作品だと思ったら、本作の方はちゃんとパロディをしていました。
タイトルにある『ドラゴン・タトゥーな女』はほとんど意味がなく、ジャケットのエイブラハム・リンカーンも重要なキャラクターではない。
素直に本作は『パラノーマル・アクティビティ』のパロディ映画という邦題とジャケットにするべき内容でした。
基本的にアメリカのパロディ映画というのは、アメリカ人向けに作られています。
その為、日本人にとって笑いのツボがかなり違っていて、本作はずっと真顔で一切笑える箇所なく最後まで鑑賞しました。
アメリカ人の感性とズレているのか、ただ単につまらないのか分からなくなります。
ただ、なんとか笑わせようと色々と映画のパロディを取り入れているが、どれも完璧に滑っていて笑えませんでした。
『ほぼほぼパラノーマル』はもっと最悪だったので、本作はまだちゃんとパロディ映画として成立していた程度。
当然のようにパロディ映画は下ネタがたくさんあるけど、本作はまだ大人しい方でした。
救いとしては主人公であるデイナが美人であり、娘のリズがドラゴン・タトゥーな女という感じがちゃんとしていました。
あとは本家に沿った展開を再現しているが、エイブラハム・リンカーンの意味がよく分かりませんでした。
全体的に笑える箇所はまったくないが、色々とヒット作を意識したパロディをやろうとしている感じが伝わった作品でした。