作品紹介
公開年月 | 2015/10/02 |
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ジャンル | パニック/アクション |
原作 | なし |
監督 | クリストファー・ダグラス=オーレン・レイ |
脚本 | ジェイコブ・クーニー、ビル・ハンストック |
製作 | デヴィッド・マイケル・ラット |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
海洋生物学者のマギーは、インターンとして水深800メートルの孤島にある世界屈指の研究所“ペルセフォネ”に入所する。
到着したマギーは施設内を見学するが、その時、轟音とともに大きな振動が襲い、海底カメラの映像には三つの頭がある巨大なサメが映る。
即座に緊急避難命令が出されるが、施設は崩壊し始めており、マギーは地上へ逃げ出すが、助けを呼ぶには海を渡らなければなかったのだった。
登場人物&出演者
・マギー・ピーターソン(演:カルーシェ・トラン)
主人公。海洋学のインターン。あらゆる研究や標本が揃っている研究所に憧れている。
カルーシェ・トランは代表作に『The Fright Night Files』などがあります。
憧れの研究所に興味津々で、出迎えたネルソンやローラとの出会いに感動を覚えていた。
研究所が三つ頭のサメに襲われれると、インターンがウソのように主人公面を始める。
気づいたらリーダー面をしていて、なぜかみんな素直に言う事を聞く主人公補正を発揮。
最後は共食い作戦を思いつき、肉体労働を一切せずに三つ頭のサメを撃退する事に成功する。
・グレッグ(演:ブラッド・ミルズ)
ペルセフォネにやって来た作業員。大学時代にマギーと付き合うも退学して別れている。
ブラッド・ミルズは代表作に『The Virgins』、『+1』などがあります。
自然保護の活動をするアース・パクトに属し、ペルセフォネとゴミ問題で連携を試みる。
研究所が三つ頭のサメの襲撃を受けると、状況を理解しようとした教授たちを追っていく。
避難する為に停泊していたボートを動かす為に海へ入るも、エンジンがかけられず。
最後はマギーの作戦で三つ頭のサメを共食いさせ、見事に二人だけで生還を果たした。
・アリソン(演:ドーン・ハミル)
アース・パクトのメンバー。来たばかりでマギーとは初めて会うのに仲良くなっていた。
ドーン・ハミルは代表作に『トカレフ』などがあります。
三つ頭のサメに研究所が襲われると、誰よりもパニック状態になって文句を口にする。
船がやって来る事にガマンができず海に飛び込み、仲間も後を追うも自分だけは助かった。
最後は逃げようとマギーたちと違う船を操縦するが、結局は三つ頭のサメに食われた。
・ライアン(演:スコット・トーマス・レイノルズ)
アース・パクトのメンバー。マギーと付き合っていたグレッグに対して声をかけていた。
スコット・トーマス・レイノルズは代表作に『エクスペンダブルズ・レディズ』があります。
三つ頭のサメに研究所が襲われると、ただ状況に振り回されるだけで目立つ行動はない。
離れてしまった船まで泳いだグレッグが役立たずで、結局は操縦できる自身も泳いでいった。
最後はパーティ船から逃げるマギーたちの為に三つ頭のサメの気を逸らすも食われた。
・テッド・ネルソン教授(演:ジェイソン・シモンズ)
ペルセフォネの研究者。インターンにやって来るマギーについてローラに報告をした。
ジェイソン・シモンズは代表作に『ゴーストオーシャン』、『シャークネード』があります。
更に自然保護の活動をするアース・パクトのメンバーも出迎え、ローラとともに施設を案内。
最後はパーティ船に乗り上げた三つ頭のサメから逃げようとするも、結局は食われた。
・ローラ・トーマス教授(演:ジェナ・シムズ)
ペルセフォネの研究者。自称「ゴミの研究者」で、ペルセフォネの重要な研究者である。
ジェナ・シムズは代表作に『アタック・オブ・ザ・50フィート・チアリーダー』があります。
インターンとしてやって来たマギーやアース・パクトのメンバーを研究所に迎え入れた。
最後はマギーとネルソンを逃がす為、囮となった三つ頭のサメを遠ざけて結局は食われた。
・スタンリー(演:ロブ・ヴァン・ダム)
パーティ船にいた機関士。船が三つ頭のサメに体当たりされて様子を見に上へ出てきた。
ロブ・ヴァン・ダムは代表作に『ブラックマスク2』、『奪還』などがあります。
そこで船を貸し切る女の子をいち早く見つけ、すぐに婚約者を助けるという紳士ぶりを発揮。
甲板に三つ頭のサメが乗り上げ、その口へ滑りそうだったネルソン教授を助けようとする。
マギーの考えた共食い作戦でゴミを撒き散らすが、その拍子に右腕も食われてしまう。
最後はどうせ助からないと悟って、なんとかサメを誘き出そうと囮になるも結局は食われた。
・マックス・バーンズ(演:ダニー・トレホ)
ペルセフォネの近くで釣りを楽しんでいた船の船長。ライアンからの連絡を受け取った。
ダニー・トレホは近年の出演作に『バーニング・デッド』、『バッド・アス/マッド・リベンジ』などがあります。
当初はからかわれていると笑い飛ばしていたが、必死なライアンの言葉を信じて合流する。
マギーたちを逃す為に仲間たちが三つ頭のサメを銃撃するも効果がなく食われてしまう。
船の正面から乗り込んできた三つ頭のサメにマチェーテで応戦し、見事に頭一つを切断する。
最後は陸に上がってマギーたちと合流するも、二つ頭になったサメに背後から食われた。
感想
個人的な評価
本作はアサイラムとアルバトロスがタッグを組んだサメ映画シリーズの二作目となります。
前作では二つの頭を持つサメという衝撃的なデビューにより、サメ映画の可能性を広げた作品として一部で大受けしました。
サメ映画というのはシリーズ化しやすく、他に『メガシャーク』シリーズ、『シャークネード』シリーズがあります。
そんな中、本作はシリーズでありながら作品には繋がりはなく、登場するサメも作品によって変わっています。
設定としてはゴミによる汚染で突然変異を起こし、ゴミを摂取する事で更に凶暴化して人間を襲っているという。
ある意味、本作は環境問題を訴えている作品であり、自然の怒りを三つ頭のサメが体現する。
しかし、本作はアサイラムが製作しているので、そこまで深い事を考えていません。
あくまで理由付けとしての設定であって、環境問題は取って付けたようなモノとなります。
とにかく、三つ頭のサメはピンポイントで人間を襲っていくが、その先にはゴミがあるという分かりやすい行動理念を持つ。
主人公は来たばかりのインターンだが、なぜか中盤からリーダー的な役割で自然と指示を出すという違和感を出しまくっています。
周りにはもっと適任者がいるけど、なぜか主人公だけが指示を出してみんなが当たり前のように従っている。
ダニー・トレホやロブ・ヴァン・ダムが出ているが、あくまでオマケであって、主人公の引き立て役に徹していました。
前作では中盤過ぎまで何もしなかった主人公は、登場人物が少なくなって存在感を出して、サメと戦ってかすり傷一つもつかなかった。
そもそも演じていたのがハルク・ホーガンの娘なので、強い点では説得力があったけど。
本作の主人公はどう考えても役割として不自然だが、主人公なので仕方ないと思う。
サメ映画の王道である爆破する倒し方ではなく、まさかの共食いという点では面白かった。
ただ、本作はあくまでサメ映画が好きな人向けであり、面白い作品を期待する人にはポカーンとするでしょう。