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ビヨンド・ザ・トレック VD-371

ビヨンド・ザ・トレック VD-371

作品紹介

公開年月  2017/09/05
ジャンル  SF/アクション
原作  なし
監督  イアン・トゥルートナー
脚本  イアン・トゥルートナー
製作  ヘイリー・ヘルムライヒ、マシュー・S・ゴア
製作国  アメリカ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

西暦2048年、遺伝子組み換えで誕生した完璧な“CGヒューマン”の中から、精鋭5名が選ばれて深宇宙へ旅立った。
その目的は環境が悪化する地球の解決方法を探るべく、深宇宙へ行ったアトロミトス号が消息を絶った事で救出に向かっていた。
精鋭5名がアトロミトス号を発見すると、生き残った乗員のオニールと、ARTと呼ばれる人型ロボットと接触するのだった。

登場人物&出演者

アイリス・ダンカン(演:サニー・メイブリー)
GCヒューマンの一人。副長で操縦士。心理学の博士号を持つ。クラシックロックに詳しい。
サニー・メイブリーは代表作に『スピーシーズ3/禁断の種』、『スネーク・フライト』などがあります。
心理学ができるという理由で、会話を拒否するオニールの尋問を艦長から担当にされる。
会話で情報を引き出そうとするが、時間がかかるという事でオーソンの案に従っていく、
実はGCヒューマンの失敗である3%に入り、感情を抑える事を覚えるも暴走の恐れを持つ。
最後はオニールを信じて、艦長を殺し、アトロミトス号とタイタンに衝突して自爆をした、

リンデン艦長(演:ランス・ブロードウェイ)
GCヒューマンの一人。命令通りに行動する。人間の尻拭いに関して任務だと考えている。
ランス・ブロードウェイは代表作に『Food Attack』、『エンド・オブ・ホワイトハウス』などがあります。
あくまで冷静沈着に物事を進めるが、ジマーやアンダーソンの任務放棄にイライラが始まる。
遺伝子の突然変異で声を荒げる状態になりながらも、艦長として積み荷の回収をこなす。
オニールの血を抜き取るオーソンの案に賛成し、アイリスも賛同するとすぐに行動を始める。
オニールを捕らえてルルを迎撃し、アイリスとの連携によってなんとか破壊に成功した。
最後はオニールの血を求めるが、アイリスの裏切りに遭って抵抗もできずに殺されてしまう。

ジマー(演:T・J・ホーバン)
GCヒューマンの一人。メカニックとハッキングを担当。状況を分析して艦長に報告している。
T・J・ホーバンは代表作に『Babylon 5: The River of Souls』、『Call Me King』などがあります。
アトロミトス号に乗り込むと、直接システムをハッキングして状態をすぐに回復させた。
遺伝子の突然変異により性欲が増して、誘惑していくアンダーソンに導かれ仕事を放棄する。
そのせいで艦長と対立してしまい、何度か意見が衝突して殴り合いのケンカに発展する。
あくまでアンダーソンとの性欲爆発に身を任せて、本来の任務を疎かにして艦長と殴り合い。
最後は殺されたアンダーソンの仇を討とうとするが、ルルにあっさり返り討ちにあって死亡。

アンダーソン(演:クリスチャン・ピトル)
GCヒューマンの一人。操縦士。ジマーと同じく状況の分析をして、実際に対応策を提案する。
クリスチャン・ピトルは代表作に『バウンティー・キラー』、『ラブ・アゲイン』がある。
艦長たちがアトロミトス号に乗り込む際は、テレイオス号に残って状況を分析していた。
遺伝子の突然変異で感情が抑えられず、性欲が増してジマーもイチャイチャを始めていく。
そのせいでジマーの仕事が遅れ、艦長と対立を深める主因を作るも悲劇のヒロインになった。
最後はジマーとの愛を語っていたが、背後からルルに斧を頭に突き立てられて呆気なく死亡。

オーソン(演:マイケル・シャノン・ジェンキンス)
GCヒューマンの一人。医療を担当する。冬眠後の検査を欠かさない。人間には差別的な発言。
マイケル・シャノン・ジェンキンスは代表作に『エネミー・ライン2/北朝鮮への潜入』、『ラッキー・ユー』などがあります。
体反応を冷静に検査し、喜びで興奮するアンダーソンとジマーに対し注意をしていた。
調査中に記憶が飛んで物忘れが始まり、戸惑いながらもオニールの尋問に提案をしていた。
積み荷の情報を聞くべく、オニールの前でルルを容赦なく破壊して追跡のコードを聞き出す。
自分たちの遺伝子に欠陥かあると判明し、感情を抑制できるオニールの血救いだと主張する。
最後はオニールから血を採血していたが、目を覚ましたルルによって簡単に殺されてしまう。

トラヴィス・オニール(演:ウィータス・クレン)
アトロミトス号唯一の生き残り。技術補佐員。発見された時は精神を病んでいる状態。
ウィータス・クレンは代表作に『Cutting Room』、『W.M.D.』などがあります。
心理学の博士号を持つアイリスが尋問をするが、会話を拒否する中で狂っていないとバレる。
オーソンが目の前でルルを破壊すると、仕方なく積み荷の落下地点を話し修理に取り掛かる。
突然変異を起こすGCヒューマンを救う人類だと判明し、オーソンが強制的に全部の血を採取。
ルルの戦闘モードを解放し、GCヒューマンを殺させるが、無実だとアイリスが見抜いていた。
最後はアイリスの計らいでルルと地球へ帰還し、船内で起きた事実を伝えると約束する。

ルルAH-320(演:ウルスラ・ミルズ)
通称を「ATR」と呼ばれる人型のロボット。中国製で容姿もアジアン。雑用を担当する。
ウルスラ・ミルズは代表作に『ピーター・パン』、『The Tail Job』などがあります。
リンデン艦長たちに発見されるが、何者かによってメモリーを消去されてしまっていた。
宇宙用で性的機能はないはずだが、実装されている事でオニールとの強い結び付きが判明。
実際はオニールが気に入る為に自身で改造し、彼を他の乗組員から守るべく殺していた。
最後はGCヒューマンたちを殺すが、リンデンとアイリスの連携によって破壊されてしまう。

ノーダム(演:マイケル・ヌーリー)
GCヒューマンを作り上げた会社の幹部。アトロミトス号に置かれた積み荷の回収を見守る。
マイケル・ヌーリーは近年の出演作に『チョコレートドーナツ』、『あなたは私の婿になる』などがあります。
積み荷の中身は一切話さず、何よりも優先的に回収するメッセージを何度も送っていた。
最後はGCヒューマンが持つ遺伝的な欠陥を正直に話し、積み荷について何も触れなかった。

感想

個人的な評価

本作は『Si-fiロンドン映画祭』を含めた様々な映画祭で受賞と上映をされました。
邦題は完全に『スター・トレック/BEYOND』を意識してつけられたが、低予算なので中身は天と地の差があります。
そもそも、低予算のSF映画は外での物語は船内だけで基本は会話劇だけに留まります。
壮大な設定なのにやっている事は室内だけの出来事なので、謎解きと内輪揉めが中心となる。
本作の主人公を含めたGCヒューマンは超人らしいが、確かにイケメンでマッチョ、美人でスタイル抜群なのは分かります。
しかし、IQが飛び抜けて高いという感じはなく、単純に感情がないだけで説得力に欠ける。
やたらとトルストイや孔子などの小説や兵法を引用していますが、個人的には監督の趣味にしか感じられない。
大物に頼っている時点でオリジナリティを放棄しているような印象もあります。
謎解きに関しても練られた脚本のどんでん返しがあるワケじゃなく、会話についても面白味も感じられない。
本作はずっとシリアスに展開しているので、観ている側を楽しませようという気持ちが製作側にまったくないです。
ただ、こういうタイプの作品が好きな人は一定いそうだが、一般的には面白くないです。
なんだか『ジェイソンX』を思い出しましたが、こっちの方が突き抜けたバカさ加減が非常に面白いで、残念ながら本作は圧倒的につまらない。