ドラゴンボールZ/神と神 VD-293

作品紹介

公開年月  2013/03/30
ジャンル  アクション/アドベンチャー
原作  鳥山明 『ドラゴンボールZ』
監督  細田雅弘
脚本  渡辺雄介
製作  冨永理生子、ギャルマト・ボグダン
製作国  日本
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

宇宙の運命を賭けた魔人ブウとの壮絶な戦いから数年後、全宇宙のバランスを保つ“破壊を司る神”ビルスが長い眠りから目覚め、再び地球に危機が訪れる。
早速とフリーザを倒したサイヤ人の噂を聞きつけたビルスは、謎の男ウイスとともに界王星にいる悟空の元へやって来る。
悟空は界王の忠告を無視して戦いを挑むもビルスの圧倒的なパワーに敗れ去り、更なる破壊の相手を求めて地球へ向かうのだった。

登場人物&出演者

孫悟空(声:野沢雅子)
主人公。地球育ちのサイヤ人。魔人ブウを倒して数年後、ちょうど界王星で修行していた。
野沢雅子は近年の出演作に『天気の子』、『ドラゴンボール超/ブロリー』などがあります。
界王が破壊神ビルスの目覚めを知ると、それを横で聞いていて手合わせをしようとする。
超サイヤ人3になって二撃で倒され、地球に来て動きを見て対策を練るも何も浮かばず。
ベジータたちの力を借りて超サイヤ人ゴッドになり、ビルスに迫るほどの力を見せつける。
最後は超サイヤ人ゴッドの力を自ら取り込み、神の領域に達するもビルスに負けてしまった。

ベジータ(声:堀川亮)
サイヤ人。惑星ベジータの王子。ナメック星での戦いから地球にやって来て住み着いている。
堀川亮は近年の出演作に『ドラゴンボール超/ブロリー』、『名探偵コナン/から紅の恋歌』などがあります。
ブルマの誕生日パーティをしている間、当然のように参加せず一人だけ修行をしていた。
地球に破壊神が来ると界王から話しを聞き、王子としてのプライドを捨てて地球破壊を阻止。
ブルマがビルスにぶたれて倒れると、ブチ切れて一時的に悟空を超える力を発揮した。
最後はビルスがずっと望んでいた超サイヤ人ゴッドの為に悟空に仕方なく力を貸す事に。

ブルマ(声:鶴ひろみ)
カプセルコーポレーションの社長ブリーフ博士の娘。頭脳明晰で金持ち。孫悟空の親友。
鶴ひろみは晩年の出演作に『それいけ!アンパンマン/ブルブルの宝探し大冒険!』、『それいけ!アンパンマン/おもちゃの星のナンダとルンダ』などがあります。
38歳の誕生日パーティをしていたが、一番の親友だった悟空が修行していた事に不満を持つ。
仕方なく誕生日パーティを展開していたが、ビルスがやって来ると快く招待していた。
ビルスがせっかくの誕生日パーティをぶち壊すと、平手打ちするも逆に返されて倒れる。
最後はベジータが自分の為に怯えていたビルスに怒って戦いを挑んだ事に驚いていた。

孫悟天(声:野沢雅子)
孫悟空とチチの間に生まれた地球人とサイヤ人の混血児。次男でトランクスとは幼馴染み。
いつもトランクスと一緒に行動していて、ビンゴ大会の景品でピラフ一味を見つけ出す。
トランクスがマイをガールフレンドと紹介し、手を繋ぐまでの仲だと知って驚いていた。
ビルスが暴走していると、トランクスとフュージョンして戦うも結局あっさりと倒された。
最後は悟空が超サイヤ人ゴッドになる為に力を貸し、二人が戦う姿をずっと見ていた。

トランクス(声:草尾毅)
ベジータとブルマの間に生まれた混血児。一歳年下の悟天とは親友でいつも一緒に行動する。
草尾毅は近年の出演作に『ドラゴンボール超/ブロリー』、『ドラゴンボールZ/復活の「F」』などがあります。
ブルマの誕生日パーティに参加し、ビンゴ大会の景品が置いた場所でピラフたちを見つける。
後から来た悟天にマイがガールフレンドだと言ってしまい、ピラフ一味たちを参加させる。
ビルスが暴走してしまうと、悟天とフュージョンしてゴテンクスになるもあっさりと倒れた。
最後は悟空が超サイヤ人ゴッドになる為に力を貸し、二人が戦う姿をずっと見ていた。

ビーデル(声:皆口裕子)
世界チャンピオンのミスター・サタンの娘。悟飯から舞空術を習い空を自由自在に飛べる。
皆口裕子は代表作に『アップフェルラント物語』、『ご近所物語』などがあります。
悟飯と結婚してブルマの38歳となる誕生日パーティに参加し、ブルマの手伝いをしていた。
グレートサイヤマンの余興でケガするが、神様に治している時に妊娠している事を知られる。
最後はビルスが超サイヤ人ゴッドを望んだ時、赤ん坊を5人目のサイヤ人として力を貸した。

孫悟飯(声:野沢雅子)
孫悟空とチチの間に生まれた地球人とサイヤ人の混血児。長男で将来は学者を目指している。
ブルマの誕生日パーティに参加し、ピラフ一味を見て余興だとしてグレートサイヤマンに。
慣れない酒のせいで人が変わり、余興でビーデルがケガして神様に妊娠していると知られる。
パーティでビルスたちが暴走すると、アルティメット化して戦うもあっさりと倒された。
最後は悟空が超サイヤ人ゴッドになる為に力を貸し、二人が戦う姿をずっと見ていた。

ピッコロ(声:古川登志夫)
ナメック星人。かつて地球を支配しようとした魔族。神様と合体して超ナメック星人となる。
古川登志夫は近年の出演作に『ドラゴンボール超/ブロリー』、『ドラゴンボールZ/復活の「F」』などがあります。
戦いから身を引いてトランクスと悟天の修行に付き合い、フュージョンを完成させていた。
ブルマの誕生日パーティに参加し、歌声を披露するも音痴なせいでみんな拒否反応を起こす。
ビルスたちの正体を見破れず、暴れているところで止めに入るもあっさりと倒された。
最後は超サイヤ人ゴッドになった悟空との会話を聞き、まるで修行しているようだと言った。

ウイス(声:森田成一)
破壊神ビルスの付き人。青白い肌を持つ中性的な顔。長い杖を持ち、様々な能力を持つ。
森田成一は代表作に『劇場版 BLEACH』シリーズ、『ドラゴンボール超/ブロリー』がある。
フリーザを悟空が倒した事をビルスに話し、能力を使って界王星や地球に連れて行く。
地球に来るとブルマの誘いで誕生日パーティに来て、たくさんある食べ物を堪能していた。
ビルスが超サイヤ人ゴッドとなった悟空と戦っている間、ずっと寿司を食べていた。
最後はビルスと星に帰ると、ワサビを食べて暴走した彼を止めて、再び眠りに就かせた。

ビルス(声:山寺宏一)
破壊神。39年ぶりに目覚める。眠る前に予言魚と自身の予知夢から強敵の出現に期待する。
山寺宏一は近年の出演作に『二ノ国』、『ドラゴンクエスト/ユア・ストーリー』があります。
フリーザを倒した悟空がいる界王星にやって来るが、超サイヤ人3をたった二撃で倒した。
地球に来るとベジータに超サイヤ人ゴッドを尋ねるも知らず、仕方なくパーティに参加する。
悟空が超サイヤ人ゴッドになって対決するも7割程度だけで戦い、地球の破壊を撤回した。
最後は寿司のワサビで暴走するが、ウイスに止められると、次に3年の眠りに就く事となった。

感想

個人的な評価

本作は『ドラゴンボール』シリーズの劇場版において18作目となります。
時期的には悟空たちが魔人ブウを倒してから約4年後の出来事となり、すでに原作が終わっている状態になっています。
前作の『ドラゴンボールZ/龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる』以来18年ぶりとなる劇場作品である。
本作では原作者の鳥山明が関わっている事もあって、それまでの50分の上映時間も100分超えになっています。
テレビシリーズとして『ドラゴンボール超』のスタートにもなる作品で、「ドラゴンボールZ」として最後の作品となりました。
原作が完全に完結した後に製作された作品だが、本作にて登場する破壊神ビルスと付き人のウイスは後々に「ドラゴンボール超」に登場する事になります。
『ドラゴンボール』で悟空たちの前に立ちはだかったピラフ一味が子供の姿ながらも再登場するのもまた嬉しいところです。
本作は色々とファンサービスをしていて、そこに新たなキャラクターを登場させている点でも非常にバランスがいいと思います。
何より新たに登場した破壊神ビルスと付き人ウイスのキャラクターが素晴らしく、ドラゴンボールの世界に自然と馴染んでいました。
宇宙一の力を持ちながらも完全な悪じゃない点でも、これまでの敵と違い、テレビシリーズのレギュラーに定着しても問題ないと言えるだろう。
クライマックスでの戦闘シーンでは悟空が勝てず、圧倒的な力を持つビルスがシリーズの定番である敵が仲間になる点でも自然な流れで鳥山明が関わっているだけはあると思いました。
そして、なんと言っても本作ではベジータの活躍が最も輝いていて、戦闘以外にも地球を守る役やブルマの夫という姿も新鮮で悪くなかったです。