ミートマーケット/ゾンビ撃滅作戦 RE-2877

作品紹介

公開年月  2000/12/06
ジャンル  ホラー/アクション
原作  なし
監督  ブライアン・クレメント
脚本  ブライアン・クレメント、ニック・シーハン、ほか
製作  ブライアン・クレメント
製作国  カナダ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

20XX年、世界が病原菌に冒される中、オッペンハイム博士は画期的なワクチンを開発した。
ワクチンを接種した人間たちは瞬く間にゾンビを化し、人間の肉を求めるようになる。
そこで生き残った自警団がゾンビの一斉壊滅作戦の機会を狙うのだった。

登場人物&出演者

アジェンタ(演:クレア・ウェストビー)
シュラックとともに行動して、お互いに守り合って大勢いるゾンビの街を生き抜いている。
クレア・ウェストビーは代表作に『Binge & Purge』、『Exhumed』などがあります。
住宅街に姉がいて一週間も音信不通となり、シャーロックに協力をしてもらい捜索する事に。
道中で守護天使を自称するヴァンパイア三人組と合流して、アジトに連れ帰った。
ついに姉を見つけるがすでにゾンビ化していて、自らの手で始末して別れを告げた。
最後はアジトを爆破して脱出して、大群のゾンビに怯まず応戦して見事に生還を果たした。

シュラック(演:ポール・ペドローサ)
アジェンタとともに行動する。お互いに守り合ってゾンビだらけの街を生き抜いている。
ポール・ペドローサは本作が長編映画デビュー作となります。
両親が死んでしまい、一人っ子の為に悲しむ様子がなく、アルジェンタに協力している。
どうしても姉の生死を確かめたいアルジェンタの為に彼女を探すべく住宅街へ向かう。
元々弱視で多くの銃を持つのは射撃下手をカバーする為で、夜でもサングラスをかける。
最後はアジトを爆破して脱出するが、大群のゾンビで腕を噛まれるもなんとか生還を果たす。

ネメシス(演:アリソン・テリオー)
「守護天使」を自称するヴァンパイア三人組の一人。三人の中でリーダー格で自己紹介した。
アリソン・テリオーは本作が長編映画デビュー作となります。
自己紹介する時にヴァンパイアこそがスタイリッシュで、ゾンビとは獲物を争うという。
最初からシュラックを気に入っていて、オッペンハイム博士に会う時は一緒に行動した。
セックス依存症であり、覆面の軍人だけで物足りなかったヴァレリアの相手をした。
最後はアジトを爆破して脱出して、なんとか応戦してアジェンタたちと生き残る事ができた。

ティアマット(演:チェルシー・アレントセン)
「守護天使」を自称するヴァンパイア三人組の一人。自分たちはセクシーな存在と主張。
チェルシー・アレントセンは本作が長編映画デビュー作となります。
アジェンタが太陽を避けていたのは死ぬからと聞くと、当然のような返答をした。
三人の中で最も長生きしており、地球規模で活動していて、体を煙に変化させる能力を持つ。
セックス依存症のネメシスとヴァレリアと違って、長生きしているせいで飽きている。
最後はアジトを爆破して脱出するが、地面から出てきたゾンビに捕まって食い殺された。

ヴァレリア(演:テレサ・サイモン)
「守護天使」を自称するヴァンパイア三人組の一人。ゾンビたちをダサイと吐き捨てていた。
テレサ・サイモンは本作が長編映画デビュー作となります。
素直に戦力が増えるという理由でアジェンタとシュラックを助けたという。
アズールと会った時は体中のタトゥーを見て褒め、覆面の軍人を見ると欲情する。
ネメシスと同じくセックス依存症で、気に入った男を見かけるとすぐに行為を求める。
最後はアジトを爆破して脱出し、大群のゾンビ相手に応戦して見事に生き残った。

アズール(演:キャム・パイプス)
三人組のヴァンパイアが頼れる男として協力を求めた。その正体はオカマの覆面レスラー。
キャム・パイプスは本作が長編映画デビュー作となります。
ノンビリと家でテレビを見ていて、侵入してくるゾンビを銃やプロレス技で倒していた。
過去にヴァンパイア三人組と因縁を持っていたが、ゾンビからの脅威に協力をする事になる。
アジェンタやヴァンパイアたちが銃器を持つ中、レスラーらしく素手でゾンビを倒した。
最後はアジトを爆破して出たが、大群のゾンビに対応できず首を引きちぎられて死亡した。

オッペンハイム博士(演:ケン・ピータース)
依頼されて秘密の研究を行っていた。本来は医療の為に開発したナノマシンが暴走した。
ケン・ピータースは本作が長編映画デビュー作となります。
ゾンビが街中で溢れている状況で軍人に守られ、刑務所のような施設で治療の研究をする。
医療の為に開発したナノマシンの副作用で人間がゾンビのようになったのは誤算という。
冬になればゾンビたちは息絶えると考え、その経過を観察するべく施設から出られず。
最後はゾンビ化した軍人に襲われ、檻から出た大勢のゾンビに対応できず食い殺された。

感想

個人的な評価

本作はブライアン・クレメントが監督、脚本、製作、編集、特殊メイクを担当した作品。
つまり、本作は典型的な低予算の自主製作映画であり、内容もそれなりレベルと言えます。
ただ、本作はシリーズ化されていて、ブライアン・クレメント監督の熱意が伝わります。
内容は低予算ゾンビ映画らしく、終始に渡ってまったく緊張感がないけど、中二病的な要素を詰めこんでいます。
主人公とも言えるアジェンタとシュラックは中二病らしく、サバイバルをやるよりも見た目を気にしているような感じ。
それはまだいいとしても、後から合流する事になるヴァンパイア三人組には驚きました。
まさに脈絡もない状態からいきなり登場して、普通に主人公たちと協力する強引すぎる展開に自主製作映画の強さを垣間見る事ができます。
更にヴァンパイアたちの知り合いである覆面レスラーの濃いキャラクターも悪くない。
何より本作があの「JVD」からの配給なので、こんな作品でも吹替があるのは素晴らしい。
おかげで覆面レスラーがオカマキャラになっていて、よりインパクトが上がっている。
もちろん、主人公たちの中二病ぶりも強調されている感じで、特に男の方のシュラックはしゃべり方がまさしく中二病そのものでした。
あとはヴァンパイア三人組はエロ担当して、二人が脱いでくれるサービス精神もあります。
本作は確かに低予算の作品で、映像もショボイし、出演者も無名ですし、内容も中学生が考えたようなモノである。
しかしながら、それを実際に映像化する勇気、ちゃんとおっぱいを出すサービス精神は素直に讃えるべきだと思いました。
ただし、本作は決して面白い部類の作品ではなく、あくまで低レベルな作品として考えた場合の賞賛となります。