ドクター・ドリトル2 RE-1440

作品紹介

公開年月  2001/06/19
ジャンル  コメディ/ファンタジー
原作  ヒュー・ロフティング 『ドリトル先生』
監督  スティーヴ・カー
脚本  ラリー・レビン
製作  ジョン・デイヴィス
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

動物と会話ができる医者として有名になったドクター・ドリトルは大忙しの中、そこへ野生のビーバーからSOSが入った。
それは動物の住処である森が破壊されるという話しで、止めさせるには絶滅寸前品種の熊の繁殖地であると証明しなければならない。
そこで野生のメス熊の婿候補として、サーカス育ちのアーチーが挙がり、ドリトルはなんとか二頭をカップルにしようと奮闘するのだった。

登場人物&出演者

【人間】
ドクター・ドリトル(演:エディ・マーフィ)
リサ・ドリトル(演:クリステン・ウィルソン)
ジョゼフ・ポッター(演:ジェフリー・ジョーンズ)
ジャック・ライリー(演:ケヴィン・ポラック)
ジャリース・ドリトル(演:レイブ・シモーネ)
マヤ・ドリトル(演:カイラ・プラット)

【動物】
クマのアーチー(声:スティーヴ・ザーン)
クマのエヴァ(声:リサ・クドロー)
カメレオンのペピート(声:マイケル・ラパポート)
クマのソニー(声:マイク・エプス)
酔っぱらいサル(声:フィル・プロクター)
ビーバー(声:リチャード・C・サラフィアン)

感想

個人的な評価

この作品はヒュー・ロフティングの児童文学『ドリトル先生』を基に作られています。
ヒュー・ロフティングはイギリス出身で20世紀前半に活躍した児童文学作家です。
原作となる『ドリトル先生』は全12冊と番外編1冊を発表している人気シリーズのようです。
残念ながらオイラはまったく知らなかったし、そもそも児童文学が原作だった事も知らなかったです。
一作目は大ヒットしたという事で、当然のように続編である本作が製作されています。
監督にはスティーヴ・カーが務めており、コメディ映画『モール★コップ』を手がける。
続編として監督は交代しましたが、キャストの方は前作に引き続き出演しております。
主人公でタイトルにもなっているドクター・ドリトルを演じるのはエディ・マーフィです。
エディ・マーフィと言えば、ハリウッドを代表するアフリカ系アメリカ人のコメディ俳優として世界的に有名ですね。
シリーズ作も多く『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズ、『ナッティ・プロフェッサー』シリーズ、『シュレック』シリーズなどがあります。
単発の作品でも『ゴールデン・チャイルド』、『ホーンテッドマンション』、それに初のアカデミー賞でノミネートされた『ドリームガールズ』もあります。
ほとんどの作品は1億ドル以上の興行収入を得ているけど、コメディ俳優を毛嫌いする映画賞とは無縁になるのは仕方ないでしょう。
ただ、最近では出演作が低迷していて、それを打開するように『ビバリーヒルズ・コップ』の四作目が製作されるようです。
本作では本来のコミカルな部分を抑えていて、動物との不思議な関係を築くキャラクターとして親しみのある演技を見せています。
それと本作でスポットライトを浴びている思春期の娘シャリースを演じるのはレイヴン・シモーネ。
森との問題を主題に置きつつ、ドリトルと家族の問題も同時に進めていて、前作よりも内容が濃くなっていると思います。
なんと言っても、本作最大の魅力は人間よりも動物たち表情豊かなキャラクターたちの活躍でしょう。
動物側の主人公である絶滅危惧種の熊アーチーがシティ・ベアから野性の熊へ本能を取り戻していく過程が非常に面白い。
もちろん、前作から登場した犬のラッキーの恋物語もあり、ちょい役に酔っ払い猿もいて、新しく登場するカメレオンのペピートなんかも悪くなかった。
本作はまさにファミリー映画という基本を踏んでおり、家族でも安心して鑑賞できる作品だと思います。
続編としては前作よりはインパクトが落ちるけど、家族愛や何かを守るというメッセージを充分に伝える安心できる作品です。