作品紹介
公開年月 | 2006/04/25 |
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ジャンル | コメディ/ファンタジー |
原作 | ヒュー・ロフティング 『ドリトル先生』 |
監督 | リッチ・ソーン |
脚本 | ニーナ・コールマン |
製作 | ジョン・デイヴィス |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
パパのドリトル先生と同じく動物と話せるという特殊な才能を持つ女子高生のマヤは、奇人扱いされる事からその特殊な能力を鬱陶しく感じていた。
そんなある日、パーティー通いが母親にバレてしまったマヤは、その罰としてデュランゴ牧場にホームステイさせられる事に。
そこでマヤはボーという青年と出会い、経営難から牧場が売られてしまう事を知った彼女は動物たちと協力し合い、売却防止への資金を得ようとロデオ大会に参加するのだった。
登場人物&出演者
・マヤ・ドリトル(演:カイラ・プラット)
・リサ・ドリトル(演:リサ・クドロー)
・ボー・ジョーンズ(演:ウォーカー・ハワード)
・ジャド・ジョーンズ(演:ジョン・エイモス)
・ウォルター(演:ジョン・ノヴァク)
・ヴィヴィカ(演:シャーラン・シモンズ)
・ピーター(演:ジェームズ・カーク)
・酔っぱらいサル(声:フィル・プロクター)
感想
個人的な評価
本作は2006年に公開されたコメディ映画です。
この作品はリッチ・ソーンが監督を務めています。
リッチ・ソーン監督は元々、視覚効果のスタッフとして活動しています。
数多くのメジャーな作品に視覚効果として参加しているようです。
その代表作には『ファイト・クラブ』、『デアデビル』、『X-MEN』、『アイ,ロボット』などがあります。
監督としはテレビドラマシリーズ、映画では本作を含めて三作手がけているようです。
前作までは劇場公開されているけど、本作はオリジナルビデオとして発売されています。
しかも、このシリーズの顔でもあったエディ・マーフィは残念ながら出演していないです。
主人公が交替してマンネリ化を防ぐつもりだろうけど、エディ・マーフィがいて初めて成立する作品です。
なので、いくら一作目から出演している娘が主人公になっても意味がないと思います。
本作においてドクター・ドリトルと主人公を交替した娘マヤを演じるのはカイル・プラット。
上述のようにカイル・プラットは一作目から出演していて、ハッキリ言って、あまり目立たない存在でした。
それが本作で一気に主人公へ格上げされ、完全に別のキャラクターになっていました。
前作では姉のシャリースが思春期の問題を抱えていたけど、今回はマヤが同じようなパターンだが、そこには父親がいない。
家族愛によってファミリー映画として面白い作品になったが、本作は若者だけでシリーズの質が下がってしまいました。
父親との関係性があったからこそ下品な思春期の恋愛が緩和されていたが、その父親がいないと本当に下品な作品に成り下がっている。
特に別のキャラクターになったマヤにはガッカリさせられ、なぜシャリースと同じような思春期のパターンにしたのか理解できない。
シリーズの観点に立ってマヤのキャラクターを考えれば、彼女は父親と同じように自分の特殊な能力を誇りに持つ獣医を目指すはずです。
青春モノとして考えれば無難な作品だと思うが、シリーズとして考えると完全に迷走した作品だとオイラは感じました。