作品紹介
公開年月 | 2010/05/29 |
ジャンル | 時代劇 |
原作 | 子母澤寛 『座頭市物語』 |
監督 | 坂本順治 |
脚本 | 山岸きくみ |
製作 | 亀山千広 |
製作国 | 日本 |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
最愛の妻・タネと「これが最後」と約束をし、市は大勢の追って向かっていく。
だが、その争いの中でタネは命を落としてしまう。
市は約束通り平穏な暮らしを求めて故郷へ帰り、かつての親友・柳司の家で身を寄せる。しかし、村は非道な天道一家に牛耳られ、それに巻き込まれた市はもう一度戦いの場へと身を置く事になるのだった。
登場人物&出演者
・座頭市(演:香取慎吾) 主人公
・タネ(演:石原さとみ) ヒロイン
・柳司(演:反町隆史)
・ミツ(演:倍賞千恵子) 柳司の母
・天道(演:仲代達也)
・虎治(演:高岡蒼甫) 天道の息子
・トヨ(演:工藤夕貴) 虎治の妻
感想
個人的な評価
本作においてシリーズの主人公でタイトルになっている座頭市を演じるのは香取慎吾。
意外にもオイラは香取慎吾のドラマや映画を観ているような気がするが、そのイメージは同じキャラクター。
とにかく、元気で声がデカイ役が多く、その最たるドラマだと『西遊記』での孫悟空がそうでしょうか。
香取慎吾は俳優として二流以下だが、なんだかんだで主演を張る事が多いけど、ほとんどが色物という演技力よりもインパクトが先行したタイプが多い。
中でも『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は悪い意味で話題となり、映画『NIN×NIN/忍者ハットリくん』の痛さは今でも覚えています。
本作に関しても、名優・勝新太郎が確立した『座頭市』に演技もマトモにできない香取慎吾では色物扱いされるのは目に見えています。
決して本人は悪くないだろうし、断れなかっただろうけど、やっぱり本作の市はかなりムリがありました。
で、妻のタネには石原さとみ、柳司には反町隆史、ミツには倍賞千恵子、五郎には加藤清史郎、天道には仲代達矢、天道の息子には高岡蒼甫がそれぞれ演じています。
何より驚いたのは岩城滉一と寺島進がソックリだった点で、最初は合成を使って二役やっていると思ったぐらい似てました。
内容の方は座頭市みたいな事をやっているけど、最初から最後まで香取慎吾はコントでもしていたのかと思いました。
最近では主演映画も爆死しているが、決して香取慎吾が悪いワケじゃなく、彼も被害者だとオイラは考えます。
断れないのだろうけど、あまりにもヒドイ扱いに、本人が頑張ろうとしても周りはそうさせないのでしょう。
まあ、本作は勝新太郎が座頭市をやらない時点で意味がないし、これで終わるのはいいが、香取慎吾は本当にお気の毒でした。
[amazonjs asin=”B0044WX4HG” locale=”JP” title=”座頭市 THE LAST 通常版”]