ランペイジ/巨獣大乱闘 CI-11

作品紹介

公開年月  2018/04/23
ジャンル  パニック/アクション
原作  ミッドウェイゲームズ 『RAMPAGE』
監督  ブラッド・ペイトン
脚本  ライアン・イングル、カールトン・キューズ、ほか
製作  ボー・フリン、ジョン・リカード、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  映画館

あらすじ

ある遺伝子実験の失敗によってゴリラ、オオカミ、ワニの三頭が巨大化して凶暴化する。
巨獣たちはやがて大都会シカゴに到達すると、街中で破壊活動を繰り広げていく。
元特殊部隊の隊員で動物学者のデイビス・オコイエは、巨大化が止まらない巨獣たちを止めるべく戦いを挑むのであった。

登場人物&出演者

デイビス・オコイエ(演:ドウェイン・ジョンソン)
主人公。元特殊部隊。現在は霊長類学者として、アルビノのゴリラ・ジョージと交流する。
ドウェイン・ジョンソンは近年の出演作に『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』、『ベイウォッチ』などがあります。
母親を密猟者に殺されたジョージを保護して育て、彼と手話により意思疎通をしている。
エナージーン社の病原菌を吸引したジョージが巨大化し、なんとかしようと懸命に奔走する。
クレアがシグナルを放った事で凶暴化してしまい、止めるべくケイトとともにシカゴへ。
最後は正気を取り戻したジョージとともに他の二体をなんとか倒し、世界を救う事となった。

ケイト・コールドウェル博士(演:ナオミ・ハリス)
ヒロイン。元エナージーン社の研究者。病気の弟を治す為に研究するも兵器に利用される。
ナオミ・ハリスは近年の出演作に『素晴らしきかな、人生』、『ムーンライト』があります。
研究データを削除しようとするが、その前に見つかって逮捕され、13ヶ月も服役した。
テレビで巨大化したジョージを見て、駆けつけると助ける方法があるとして一緒に行動。
シカゴにあるエナージーン社から凶暴化を止める薬を手に入れるべく、デイビスと向かう。
最後はクレアにパンチを食らわせ、薬とともにジョージが食べて正気を取り戻させた。

ハーヴェイ・ラッセル(演:ジェフリー・ディーン・モーガン)
政府組織「OGA」のエージェント。いわゆる問題の始末屋で、何事も冷静に対処する。
ジェフリー・ディーン・モーガンは近年の出演作に『ウォッチメン』、『タイム・トゥ・ラン』などがあります。
巨大化して暴れるジョージに麻酔銃を撃たせ、デイビスとケイトたちを捕まえて連れて行く。
ジョージに大量の鎮静剤を投与して飛行機で運ぶが、デイビスとケイトから警告を受ける。
シグナルで目を覚ましたジョージが暴れ出し、飛行機が墜落するとデイビスに助けられる。
最後は逃げるブレットからデータとネズミを受け取り、世界を救ったデイビスたちを迎えた。

ブレイク大佐(演:デミトリアス・グロッセ)
アメリカ軍の大佐。ジョージとオオカミのラルフが暴れていた事で対処する役を担う。
デミトリアス・グロッセは代表作に『ウォルト・ディズニーの約束』などがあります。
ラッセルが連れて来たデイビスとケイトを迷惑そうに見て、彼らの指示を一切受け付けない。
自分たちで対処できるという自信を持っていて、デイビスとケイトをFBIに引き渡す。
作戦が当然のように失敗すると、シカゴの街に空爆を仕掛ける最終手段を容赦なく下す。
最後は見事に二体の巨獣を倒したデイビスとジョージを認めて、空爆の命令を却下した。

バーク(演:ジョー・マンガニエロ)
エナージーン社が雇っている傭兵部隊の隊長。クレアの命令で墜落した容器を回収する。
ジョー・マンガニエロは代表作に『スパイダーマン』、『マジック・マイク』があります。
オオカミのラルフを追っていき、見つけたところで狙撃するも姿を消されてしまう。
油断していたところで背後から襲われると、反撃しても通用せずに隊員たちが殺されていく。
最後はヘリの応援を受けるも壊され、呆然としたところで背後から襲われて食い殺された。

ブレット・ワイデン(演:ジェイク・レイシー)
エナージーン社の兄妹社長の兄。宇宙ステーションが壊れ、大損失を被ってブチ切れていた。
ジェイク・レイシーは代表作に『キャロル』、『人生はシネマティック!』などがあります。
冷静で非常な姉と違い、物事を深く考えていないが、エナージーン社の広報を務めている。
宇宙ステーションだけではなく、研究成果も失ってしまい、模型に八つ当たりをしていた。
姉が墜落した容器を速やかに回収して大儲けできると知り、深く考えずに喜んでいた。
最後は逃げる時にラッセルにデータとネズミを渡すが、ビルを出たところで瓦礫に潰された。

クレア・ワイデン(演:マリン・アッカーマン)
エナージーン社の兄妹社長の妹。違法とされる遺伝子改造を宇宙ステーションで進めていた。
マリン・アッカーマンは代表作に『幸せになるための27のドレス』、『ウォッチメン』などがあります。
遺伝子研究部の主任を務めていたケイトから研究を奪い、強引に兵器として開発をした。
常に冷静沈着で邪魔する者は容赦なく排除するなど、自分の利益の為なら手段を選ばない。
巨大化したジョージたちを本社に呼び寄せるシグナルを出し、解毒剤を打とうとする。
最後は薬の改造をしようとケイトを連れて行くが、ジョージの登場で解毒剤ごと食べられた。

感想

個人的な評価

本作はピンボールゲームで有名なミッドウェイゲームズのアーケードゲーム『RAMPAGE』が基になっています。
日本の『スペースインベーダー』や『パックマン』のライセンスを保持し、テレビゲームでも多くの作品を出しています。
残念ながらゲームの方はまったく知らないですが、本作に関する予告は何度も観ていて期待するしかない内容だと分かりました。
いつもは家でレンタルして鑑賞していますが、今回は圧倒的なアクションを充分に楽しむ為に久しぶりの映画館での鑑賞となりました。
やはり、家で鑑賞するのと映画館で鑑賞する雰囲気がまったく違い、映像と音響の迫力が凄まじかったです。
原作となっているゲームはほとんどストーリー性がなく、監督のブラッド・ペイトンと製作陣が新たな物語を構築しています。
ゲームに登場していたゴリラ、オオカミ、ワニはそのままですが、きちんとドラマ性を持たせていました。
アルビノのゴリラであるジョージは非常に頭が良く、保護したデイビスと手話で意思疎通でき、友情を育んでいます。
この友情こそが本作の肝となっていて、物語の後半を盛り上げる役目を担っていました。
てっきり街中を暴れていた巨獣たちをデイビス一人で止めると思ったが、ジョージと協力して他の巨獣たちを倒す姿はワクワクさせられました。
とにかく、デイビスは霊長類学者とは思えないほどの肉体派で、腹に銃弾をぶち込まれているのにデカイ怪物を倒そうとする。
さすがはドウェイン・ジョンソンと言えるほど、メチャクチャでありながらも納得させられるほどの活躍をしていました。
しかしながら、本作の命題は主人公とゴリラの友情であり、最後の方で展開される二人の共闘は素晴らしかったです。
何も考えないアクションはもちろんですが、それ以上にデイビスとジョージの友情を描いた本作の面白さが際立った作品でした。