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ジュラシック・プレデター/2009年版 RE-3229

ジュラシック・プレデター/2009年版 RE-3229

作品紹介

公開年月  2009/01/31
ジャンル  パニック/アクション
原作  なし
監督  スティーヴン・R・モンロー
脚本  ジェイソン・ポルク
製作  カーク・ショウ
製作国  アメリカ、カナダ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

山奥の静かな街ビーバーミルズでは住民たちが謎の怪物に襲われる事件が続発していた。
アラスカ北部で温暖化により氷河が崩壊し、巨大な翼を持った古代の恐竜ワイバーンが解き放たれた。
トラック運転手のジェイクたちはなんとか抵抗を試みるが、ワイバーンの前に仲間たちは次々と餌食になるのだった。

登場人物&出演者

ジェイク(演:ニック・チンランド)
主人公。トラック運転手。兄弟が交通事故で亡くなり、アラスカ北部の町にやって来た。
ニック・チンランドは近年の出演作に『デンジャラス・プラン/裏切りの国境線』、『バーニング・ブラッド』などがあります。
自身も右手と足をケガしていて、後遺症を患いながらも保険金が下りるのを待っている。
白夜に戸惑っていると、ドーソン署長が森で発砲したハースの元で謎の怪物を知ってしまう。
デヴィッドの言葉で森の奥で巣を見つけ出し、ワイバーンを片付けるべくトラックで誘導。
最後はワイバーンをトラックごと崖から突き落とし爆発四散させ、無事に町へ帰ってきた。

クレア(演:エリン・カープラック)
ヒロイン。町で唯一のカフェを経営している。町の住民たちにとって憩いの場となっている。
エリン・カープラックは代表作に『レイジング・インフェルノ』、『ダウト・ゲーム』などがあります。
町へやって来たジェイクを気にするが、町医者の邪魔が入るせいで何度も失敗している。
他のみんなと同じようにハースやトラヴィスの話しを信じず、祭りになってみんなと楽しむ。
ワイバーンが襲って来ると、カフェに避難して、リーダーシップを取るジェイクに従った。
最後はジェイクの囮作戦でカフェにて待機し、彼が無事に帰ってくると温かく歓迎した。

トラヴィス大佐(演:ドン・S・デイヴィス)
町に住む変わり者。元軍人。愛犬が行方不明になり、空からヘラジカの死体が落ちてしまう。
ドン・S・デイヴィスは代表作に『クリフハンガー』、『ジュラシック・レイク』がある。
ラジオに警告するも小バカにされてしまい、独自に正体を突き止めて状況の悪さを知らせる。
町へやって来て全員に警告するが、変わり者として誰にも信じてもらえずガッカリする。
軍隊を呼ぼうと町の外に出るが、ワイバーンに封鎖され、立ち往生したジェイクたちと合流。
最後はジェイクの囮作戦に従って町に残り、彼が無事に帰ってくると手厚く歓迎していた。

ハンプトン(演:ティンセル・コーリー)
町のラジオ局のパーソナリティー。ノンビリした地元の情報を発信するも退屈している。
ティンセル・コーリーは代表作に『ルックアウト/見張り』、『ニュームーン/トワイライト・サーガ』などがあります。
祭りと白夜で盛り上がる町だったが、トラビス大佐のおかしな言動を面白おかしく伝えた。
町にワイバーンがやって来ると、緊急放送をしてクレアのカフェになんとか避難した。
ラジオ局のアンテナで無線が使えると提案し、ジェイクとともに入手して連絡をしていた。
最後はジェイクの囮作戦を見守って、無傷で帰って来た彼をみんなで歓迎していた。

デヴィッド(演:デヴィッド・ルイス)
町で唯一の医者。自分が医者だというステータスに自信を持ち、クレアを何度も口説く。
デヴィッド・ルイスは代表作に『マン・オブ・スティール』、『チャイルド・プレイ/2019年版』などがあります。
交通事故に遭ったジェイクを医者として心配し、何度も手を診察するとしつこく話していた。
ジェイクが寝泊まりする場所に来て診察し、クレアについて聞き出して自分の優位を主張。
帰り道に小便する為に車を降りると、ワイバーンが来て腕を食い千切られて連れ去られた。
実はなんとか生きていて、千切れた腕をネクタイで止血し、ワイバーンの卵を目撃する。
最後はワイバーンに町まで運ばれ、ジェイクに助けられると、卵の存在を伝えてから死ぬ。

ファーリー(演:サイモン・ロングモア)
町に住む中年の猟師。いつもカフェにいて、エレナが友人との食事で残した食べ物を頂く。
サイモン・ロングモアは代表作に『フレディのワイセツな関係』、『スイッチ・オフ』などがあります。
トラヴィスの警告を当然のように無視し、祭りが始まるとバーベキューをしていた。
女性警察が目の前でワイバーンに食われてしまうと、ようやく危険さに気付いて逃げ出す。
誰よりもビビって動かなかったが、ジェイクの指示でハースと医療品を調達するも襲われた。
最後は誘き出すエサになったデヴィッドを救う為、なぜか自分が囮になって食われてしまう。

ハース(演:バリー・コービン)
町に住む老いた猟師。町で開催される祭を前にして森で狩りをする時に怪物を目撃する。
バリー・コービンは代表作に『アーバン・カウボーイ』、『ウォー・ゲーム』があります。
すぐにジェイクとドーソン署長がやって来るが、おかしくなったとして聞いてもらえず。
カフェに来て話しをしようとしても誰にも聞いてもらず、結局はずっと黙っていた。
ワイバーンが実際に来てみんなが信じるようになると、北欧神話を例えに出して説明した。
最後はワイバーンの巣を見つけるが、親が帰ってきて抵抗するも尻尾の一撃で殺された。

ドーソン署長(演:ジョン・ショウ)
町の平和を維持する警察署長。祭りと白夜の時期で慣れないジェイクに助言していた。
ジョン・ショウは代表作に『ザ・コア』、『ウォッチメン』などがあります。
森で発砲したハースの元に来ると、動揺している彼と町医者の腕を見つけて捜査を始める。
連絡が途絶えた畜産家の畜舎に来るが、死体を見て気絶して町の避難指示が遅れてしまう。
ようやく状況が悪い方向にあると気付いて、すぐに祭りを中止させて町に戻ってきた。
最後は今一つ状況が掴めずにいて、背後からワイバーンが来て発砲するも結局は食われた。

感想

個人的な評価

本作は2018年に同タイトルの作品が発売されているが無関係です。
どうやらレンタル屋すら勘違いするようなレベルの作品で、本作は低予算なテレビ映画として発売されています。
2018年の作品は最底辺の低予算映画でヒドイ内容だったけど、ニック・チンランドが主演しているだけにマトモな印象です。
こういう低予算映画は怪物の登場を出し惜しみしますが、冒頭から惜しみなくワイバーンを出しているのは素晴らしい。
低予算なので残念ながらCGのクォリティは高くないが、それでもワイバーンをちゃんと見せている点では本作から製作側の自信が伝わります。
そもそも、監督を務めるスティーヴン・R・モンローは多く低予算映画を手がけている人物で基本的な作り方が分かっています。
その経験を充分に活かした本作は、コンパクトながらもしっかりと必要なモノを入れてテンポ良く進めています。
人物関係はそこそこに描いて、田舎特有の他人を受け入れない陰湿な感じよりも、歓迎する明るい面を出したのも好印象である。
しかしながら、本作はあくまで低予算のテレビ映画なので限界があって、ラストに向けた展開は少しばかり地味だったと思います。
主人公が抱えているトラウマについても、本編とはあまり関係なかったので、そこら辺の使い方は微妙だったのは否めない。
2018年の作品とは比べ物にならないぐらい骨組みがしっかりしていて、ある意味、そのおかげで本作が良作に見えてしまう錯覚になります。