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ジュラシック・ハンターズ VD-246

ジュラシック・ハンターズ VD-246

作品紹介

公開年月  2015/05/19
ジャンル  パニック/アクション
原作  なし
監督  アリ・ノヴァク
脚本  アンソニー・ファンクハウザー
製作  アンソニー・ファンクハウザー
製作国  アメリカ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

アメリカのモンタナ州、金属採取の為に地下を掘り進めていた作業員たちの前に突然、粉塵とともに何頭もの巨大な恐竜が出現する。
その頃、久しぶりに街へ戻ったウォーカーは、恐竜たちの襲来によって壊滅した状況を目の当たりにする。
飢えた猛獣たちはウォーカーにも襲いかかるが、倒れた保安官の銃を手にして次々と倒し、行方不明となった恋人のスカイを探すべく一人で戦いを決意するのだった。

登場人物&出演者

ヴァル・ウォーカー(演:リブ・ヒルス)
主人公。地元で開催していたロデオ大会の実力者。落下によるケガでしばらくして街を出た。
リブ・ヒルスは代表作に『ダイナクロコ vs スーパーゲイター』、『2020』などがあります。
数年ぶりに故郷へ帰るが、逃げ出した英雄として街の人間から白い目と皮肉を浴びせられる。
元恋人のスカイが働くダイナーに行くが、その恋人となった保安官を殴って逮捕される事に。
恐竜の出現で牢屋を出てスカイを助け出し、牛じゃなく馬に乗ってトラウマを克服した。
最後は恐竜を全滅させるが、新たに出た翼竜を見ても黄にせずスカイとキスを続行していた。

スカイ(演:ケイシー・フィッツジェラルド)
ヒロイン。地元でウェイトレスをしている。ケガをしたヴァルから暴力を受けていた。
ケイシー・フィッツジェラルドは代表作に『School Gyrls』、『Timber the Treasure Dog』などがあります。
街へ戻ってきたヴァルがダイナーに来ると、すぐに今の恋人である保安官を呼び出した。
家に帰るとヴァルとの思い出の写真を見て泣き出し、保安官に励まされると気に食わず出た。
街が恐竜に襲われると、一人だけ隠れてヴァルに助け出され、無限の散弾銃をぶっ放す。
最後はジェニーと恐竜を銃撃し、ヴァルが全滅させるが、翼竜が出てきてもキスを続けた。

クエイド(演:ケルシー・ワトソン)
ランド鉱業が進める鉱山の発掘で現場監督として雇われる。プロとして信頼されている。
ケルシー・ワトソンは代表作に『マッド・スピード』、『ウィンター・ドーム/氷の黙示録』などがあります。
イリジウムを発見したが、地下から出てきた恐竜を見て逃げる時に発破して鉱山を塞いだ。
その後、保安官事務所に駆けつけて恐竜の出現を話すが、当然のように信じてもらえず。
逃げ出した恐竜の始末を付けようと一人で鉱山近くの森へ行き、容易く一匹仕留めた。
最後はヴァルと協力して恐竜たちを倒していくが、なぜか囲まれてあっさり食い殺された。

ジェニー(演:ヘザー・フート)
スカイの友人。近くの湖に泳ぎに行くが、急に仕事に遅れると行ったスカイに同行した。
ヘザー・フートは本作が長編映画デビュー作となります。
実はスカイと同じダイナーでウェイトレスとして働いていて、遅刻の事をまったく考えず。
ダイナーにヴァルがやって来ると、スカイの気持ちを察して接客を引き受けるも断られた。
恐竜がダイナーに侵入し、クエイドが助けに来ると、彼から銃を渡されて行動的になる。
最後はスカイとともに恐竜を銃撃していき、地下から出てきた翼竜を見て驚いていた。

トレント・ウォーカー(演:エリック・ロバーツ)
ヴァルの父親。ヴァルが逮捕されて留置場に入れられると、二日酔いの状態ですでにいた。
エリック・ロバーツは近年の出演作に『マキシマム・インパクト』、『狂人ドクター』などがあります。
大量のゲロを吐きながら登場すると、久しぶりに街へ帰ってきた息子に挨拶を交わしていた。
恐竜が街を襲撃していると分かり、スカイを助けに行くヴァルを見送って自分は牢屋に残る。
最後は弾薬を取りに戻ったヴァルを助けるが、恐竜の吐いた酸を浴びて呆気なく死んだ。

シンクレア(演:サラ・マラクル・レイン)
ランド鉱業に雇われている鉱山の管理者。大学を出たばかりでマーカスに抜擢されていた。
サラ・マラクル・レインは代表作に『ロサンゼルス女子刑務所』、『ドルフ・ラングレン/感染鮫』などがあります。
落盤事故によって採掘が困難になってしまうと、社長であるマーカスに烈火の如く怒られる。
それでもクビにならず、マーカスが進めようとした強引な計画の説明会に同行していた。
地面の爆破で採掘するマーカスの提案を承認するが、大量の恐竜が出て一緒に逃げていた。
最後は保安官と逃げるマーカスを追いかけるが、ティラノサウルスが背後から来て食われた。

ヘンリー保安官(演:ジョン・フリーマン)
地元の保安官。スカイの現在の恋人。スカイと同棲していて、過去の出来事を知っている。
ジョン・フリーマンは代表作に『マッド・スピード』、『1 Buck』などがあります。
ヴァルが街へ帰ってスカイが働くダイナーにいると、電話を受けてすぐに駆けつけていた。
銃で脅そうとするもヴァルに殴られると、それを理由にして留置場へ閉じ込める事に。
クエイドの警告を無視して、マーカスと他の人間を見捨てるなどクズを最大限に発揮する。
最後はクズだとスカイにバレてしまい、もう何もないと分かって自己犠牲でみんなを逃がす。

マーカス(演:ヴァーノン・ウェルズ)
ランド鉱業の社長。昔は鉱山の作業員として働いていたが、努力によって今の地位を築く。
ヴァーノン・ウェルズは代表作に『マッドマックス2』、『沈黙の帝王』などがあります。
鉱山にある大量のイリジウムを狙って採掘していたが、落盤事故によって予定が狂う。
管理者であるシンクレアがちゃんと現場を仕切らなかったせいで苛つき、強引な計画を実行。
地面を爆破して一気に恐竜を出してしまい、バーに逃げ込んで一人だけ助かろうとする。
最後は保安官すら裏切ってヘリで逃げようとしたが、車に同乗した恐竜に殺されてしまう。

感想

個人的な評価

本作はあくまで『ジュラシック・ワールド』に便乗したテレビ映画なので、当然のように低予算の作品です。
近年は『ジュラシック・ワールド』のヒットで恐竜を題材にした便乗作品が多いが、これもサメ映画と同じくどれでも低レベルである。
しかしながら、恐竜のCGはそれなりの体裁を保っているので、予算を抑える為に様々な作品の素材として使い回しされているかもしれない。
そんな本作では『ジュラシック・パーク』で有名になったラプトルが出て、T-REXも出て、オチに翼竜も出てくる豪華さを出していました。
一応、内臓だけを食べているような感じだが、基本的に人間を見かけた襲う分かりやすい行動パターンを示します。
主人公はロデオ大会の実力者だったが、落下してケガを負ったせいで、自暴自棄となった末に恋人への暴力を振るって街を去るというクズ野郎です。
しかし、戻って来た主人公はそんなクズ野郎にはまったく見えず、逆に最初から脅迫する保安官の方が権力を振るうクズ野郎に見えるぐらいです。
そもそも保安官は鉱山の経営者と結託して、正しい事をしようとした現場監督の警告も無視するという悪役みたいな行動をする。
追い詰められると、経営者の口車に乗って勝手に逃げ出すなど、保安官をどこまでもクズにする演出は逆に潔かった。
もちろん、最後は一瞬で反省して主人公たちの為に体を張って食われながらも逃がす役目をしっかり果たしました。
主人公は当然のようにおいしいとこ取りをするけど、ほとんどの活躍は現場監督が占めていて、どう考えても主人公にしか見えなかった。
本作は愛するべきバカ映画の一つであり、地下でずっと生き続けていた恐竜というムリすぎる設定からにじみ出る頭の悪さは嫌いじゃない。
何より脇役たちの活躍が素晴らしく、主人公並みに戦った現場監督、ヒロインの友人でなぜか最後まで生き残る女の子などなど、主人公とヒロイン意外は良かったです。
あとエリック・ロバーツが主人公の父親役として登場するが、今回も小銭稼ぎでちゃんと活躍してから死ぬところも様式美にもなっている。
本作は愛するバカ映画に近い要素を持っているが、もっとネタを放り込んで欲しかったです。
それでも充分に好事家が楽しませる作品で、女優陣のレベルが高く、冒頭で無意味に水着となる点でも要所を抑えた作品だったと思います。