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ラストベガス RE-2433

ラストベガス RE-2433

作品紹介

公開年月  2013/11/01
ジャンル  コメディ
原作  なし
監督  ジョン・タートルトーブ
脚本  ダン・フォーゲルマン
製作  ローレンス・マーク、エイミー・ベアー
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

ビリー、パディ、アーチー、サムは悪ガキ時代から大親友の四人組。
そんなある日、唯一の独身を貫いていたビリーが若い恋人と結婚を決意し、ラスベガスで独身最後のバカ騒ぎをしようと四人が集まる。
ところが、前妻の葬式にビリーが欠席した事にパディを根に持っていたが、アーチーがカジノで大勝ちして最高級ホテルで派手に四人は騒ぐ。
そこへ四人の前に美人の歌手が現れた事で取り合いとなり、ビリーとパディは長年の確執が露呈するのだった。

登場人物&出演者

ビリー(演:マイケル・ダグラス)
悪ガキ時代は4人の中でリーダー的存在。イチャモンつけるダニーに正論をぶつける。
マイケル・ダグラスは近年の出演作に『アントマン』、『最高の人生のつくり方』がある。
58年後、4人の中で最も出世して大きな家に住み、年の離れた若い妻と結婚を決意。
ラスベガスでは結婚式の準備で大忙しで、文句を言うパディに気を遣っていた。
最終的にパディのアドバイスによって本当の気持ちを出して新たな一歩を踏み出す。

パディ(演:ロバート・デ・ニーロ)
悪ガキ時代は冷めていて3人とは距離を取っていた。ダイアナとは両思いであった。
ロバート・デ・ニーロは近年の出演作に『ダーティ・グランパ』、『タイム・トゥ・ラン』などがあります。
58年後、前妻が亡くなって忘れられず、近所との付き合いも上辺だけの愛想を振る。
ラスベガスではサムとアーチーにムリヤリ連れ出された事に不平不満をずっと口にする。
最終的には暗い日々から脱却して、上辺だけの付き合いだった近所とも仲良くなる。

アーチー(演:モーガン・フリーマン)
悪ガキ時代は4人の中で存在感が薄い。イチャモンをつけるダニーにいち早く反論した。
モーガン・フリーマンは近年の出演作に『ベン・ハー』、『グランド・イリュージョン/見破られたトリック』などがあります。
58年後、息子と同居しているが、持病によって心配されてムリをしない退屈な生活の日々。
ラスベガスでは軟禁状態の家から脱出し、貯金の半分を下ろしてギャンブルで大勝ちする。
最終的に息子と酒を飲んでわだかまりを解き、家では孫の面倒を快く見る日々になる。

サム(演:ケヴィン・クライン)
悪ガキ時代は雑貨屋でバイトをしていた。メガネをかけてパディとは仲があまり良くない。
ケヴィン・クラインは近年の出演作に『幸せをつかむ歌』、『パリ3区/遺産相続人』などがあります。
58年後、人工股関節とヒザを手術などしていて、4人の中で体がボロボロである。
ラスベガスでは妻の許可を得て、浮気をしようと必死になって相手を探す。
最終的にラスベガスの浮気を諦め、本当に愛している妻と激しい日々を過ごす事になる。

ダイアナ(演:メアリー・スティーンバージェン)
ラスベガスで歌手をしている。4人が酒をおごった縁からそのままホテルへと向かう事に。
メアリー・スティーンバージェンは近年の出演作に『ロング・トレイル!』、『ブルックリンの恋人たち』などがあります。
成り行きで4人をホテルで案内役となって、男だけの雰囲気に華を添えている。
ひと目見た時からビリーに惚れてしまい、婚前でも彼に好意を見せていた。
最終的に好意を持っていたビリーが若い恋人を振って彼と結婚する事になる。

ロニー(演:ロマニー・マルコ)
4人が泊まった最高級ホテルの世話係。カーティス・ジャクソンの世話する予定だった。
ロマニー・マルコは代表作に『タキシード』、『40歳の童貞男』などがあります。
年寄り4人組に対して小バカにするが、逆にあしらわれる。それでも4人が認める好青年。
ナイトクラブで一触即発となって気を利かせ、その場を何事もなかったように鎮める。

ディーン(演:ジェリー・フェレーラ)
カジノではアーチーやサムを年寄り扱いして小バカにして、そのまま席を立ち去る。
ジェリー・フェレーラは代表作に『ローン・サバイバー』、『ハドソン川の奇跡』などがあります。
ナイトクラブではビリーたちと一触即発になるが、ロニーの手回しで4人のパシリになる。
4人をマフィアの幹部だと勘違いするも、彼らのおかげで楽しい週末を過ごす。

感想

個人的な評価

往年のベテラン俳優が一挙に集まったコメディ映画。
それぞれが主演を張れるほどの知名度を持っている名優ばかりが集まっている。
6歳からの幼馴染みが集まってバカ騒ぎをするという意味では、スティーヴン・キングの『スタンド・バイ・ミー』を思い出させる。
さすがに数々の作品で高い演技力を魅せてきた4人だけに、それぞれの個性が出ている。
スタイリッシュで若い妻を手にしたビリー役のマイケル・ダグラスはやっぱりカッコいい。
頑固オヤジだけど仲間思いのパディ役のロバート・デ・ニーロは最終的にいいヤツ。
脳梗塞で倒れるがそれでも楽しむアーチー役のモーガン・フリーマンは非常に愉快な人物。
体に色々と埋め込んでいるサム役のケヴィン・クラインはムードーメーカーとも言える。
この4人が繰り広げる演技のアンサンブルは放っておいても面白いに決まっている。
あとはその4人を活かせるストーリーだが、コメディにしているのが大正解です。
還暦を過ぎた仲良し4人組はどんな長い月日が経過しても親友だと分かります。
無敵の4人組だが、過去にビリーとパディの確執があるという展開も上手いと思う。
これによって更に4人の友情が強くなり、引っかかっていたモノが取れるカタルシスも導いてくれています。
基本的に軽いノリで展開していくが、その中できっちりとドラマも魅せてくれています。
やはり、ベテラン俳優たちのアンサンブルはそれだけでも楽しめるだけの魅力がある。
あとはキャラクターの設定だが、きちんとそれぞれの個性に合ったモノになっています。
その中でもロバート・デ・ニーロの仲間思いなキャラクターが際立っていました。
それぞれが違った作品で名声を得て、実力が認められたベテラン俳優が一堂に会する本作は貴重な映画だと思います。

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