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インクレディブル・ファミリー RE-2950

インクレディブル・ファミリー RE-2950

作品紹介

公開年月  2018/06/15
ジャンル  SF/アクション
原作  なし
監督  ブラッド・バード
脚本  ブラッド・バード
製作  ジョン・ウォーカー、ニコール・パラディス・グリンドル
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

ヒーローとして街を守ってきたボブ一家だったが、ある事件をきっかけに活動を禁じられ途方に暮れてしまう。
そんな時、妻ヘレンの元にヒーロー復活をかけたミッションが舞い込み、留守を預かる事になったボブは家事と育児に悪戦苦闘する。
一方、重要な任務を託され再びヒーローとして活動するヘレンの元に、世界を恐怖に陥れる危険な陰謀が忍び寄るのだった。

登場人物&出演者

【パー家】

ヘレン・パー/イラスティガール(声:ホリー・ハンター/吹替:黒木瞳)
パー家の母親。伝説のスーパーヒーロー。体をゴムのように伸び縮みできる能力を持つ。
ホリー・ハンターは代表作に『ブロードキャスト・ニュース』、『バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生』などがあります。
黒木瞳は代表作に『仄暗い水の底から』、『20世紀少年』シリーズなどがあります。
スーパーヒーロー活動が法律で禁止され、保護プログラムも解消されて仕事を探そうとする。
ウィンストンによってスーパーヒーロー活動を再開し、そのおかげで世間に認められる。
ずっと信じていたイヴリンがスクリーンスレイヴァーだと突き止めるも洗脳されてしまう。
最後は子供たちの助けがあって、イヴリンを捕らえてスーパーヒーロー活動を再開させる。

ボブ・パー/Mr.インクレディブル(声:クレイグ・T・ネルソン/吹替:三浦友和)
パー家の大黒柱。伝説のスーパーヒーロー。驚異的な怪力と強靱な肉体を持っている。
クレイグ・T・ネルソンは代表作に『ポルターガイスト』シリーズ、『ゴールド/金塊の行方』などがあります。
三浦友和は代表作に『借りぐらしのアリエッティ』、『Mr.インクレディブル』があります。
アンダーマイナーを取り逃して街を壊してしまい、保護プログラムが解消され路頭に迷う。
ヘレンがスーパーヒーロー活動している間、家族の世話をするもマトモに眠っていない。
エドナのおかげでジャック=ジャックのスーツが出来上がり、パワーを制限させられる事に。
最後は子供たちの助けで洗脳を解き、船の衝突を防いでスーパーヒーロー活動を再開させる。

ヴァイオレット・パー(声:サラ・ヴォーウェル/吹替:綾瀬はるか)
パー家の長女。自分の周囲の紫色のエネルギーバリアを張り、強力な攻撃に使う事ができる。
サラ・ヴォーウェルは代表作に『Mr.インクレディブル』などがあります。
綾瀬はるかは代表作に『Mr.インクレディブル』、『ROOKIES/卒業』などがあります。
同級生のトニーに姿を見られてしまい、ボブがリックに頼んで記憶を消したせいで険悪に。
ジャック=ジャックのスーパーパワーを隠していたボブが頼りにならず、ルシアンを呼んだ。
スクリーンスレイヴァーに洗脳されたスーパーヒーローたちから逃げて両親を助けに行く。
最後は自分の役割をしっかりと理解し、記憶を失ったトニーとは最初から付き合う事に。

ダッシュ・パー(声:ハック・ミルナー/吹替:山﨑智史)
パー家の長男。時速300Km以上の超音速で走る事ができ、水の上も猛スピードで走れる。
ハック・ミルナーは本作が長編映画デビューとなります。
山﨑智史は代表作に『陽だまりの彼女』、『百日紅/Miss HOKUSAI』などがあります。
いつも暴走気味に物事をやっていて、ボブやヘレンに注意されてもやってしまう。
算数の宿題にいつも頭を抱え、面倒を見ていたボブに手伝わせるもやり方が違うと指摘した。
ボブの廃車になったインクレディビールを気に入り、逃げる時に作動させて助かった。
最後は洗脳されたスーパーヒーローたちと戦い、ファミリーとして出動する事になった。

ジャック=ジャック・パー(声:イーライ・フチーレ)
パー家の次男。目からレーザー、全身を炎の包む、怪物に変身するなど17個のパワーを持つ。
イーラー・フチーレは代表作に『Mr.インクレディブル』などがあります。
当初は普通の赤ん坊としてヘレンやボブが扱っていて、秘めたパワーを見せていなかった。
ヘレンがスーパーヒーローの活動をしてボブが居眠りしている間、パワーを発揮する。
いつどんなパワーが発現するか分からず、エドナに特殊なスーツを作らせて制御させる。
最後は両親を助けるべく洗脳されたスーパーヒーローたちと戦い、悪を倒す為に出動する。

【パー家の関係者】

ルシアス・ベスト/フロゾン(声:サミュエル・L・ジャクソン/吹替:斎藤志郎)
ボブの古くからの親友。空気中の水分を瞬時に評決させるスーパーパワーを持っている。
サミュエル・L・ジャクソンは近年の出演作に『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『ヒットマンズ・ボディガード』などがあります。
斎藤志郎は代表作に『もののけ姫』、『機動戦士ガンダムUC』などがあります。
アンダーマイナーとの戦いでインクレディブル・ファミリーをサポートして現場から逃げる。
その際にウィンストンの執事に接触し、スーパーヒーロー活動の再開のを持ちかけられる。
当然のようにボブやヘレンも誘って、ウィンストンの計画に賛同して待機していた。
最後は洗脳されるが、ヴァイオレットたちの活躍で正気に戻って街に衝突する船を止めた。

エドナ・モード(声:ブラッド・バード/吹替:後藤哲夫)
スーパーヒーローの特殊スーツを手がける世界的なデザイナー。通称「E」と呼ばれる。
ブラッド・バードは代表作に『レミーのおいしいレストラン』などがあります。
後藤哲夫は代表作に『幕末のスパシーボ』、『ブラック・ジャックFINAL』などがあります。
スーパーヒーローの活動を再開したイラスティガールの衣装を別人が担当して不機嫌になる。
パワーを制御できないジャック=ジャックを連れて来たボブに当初は迷惑そうに対応する。
最後はジャック=ジャックを気に入り、無償で特殊なスーツを作って制御を可能にした。

リック・ディッカー(声:ジョナサン・バンクス/吹替:菅生隆之)
スーパーヒーローが所属していた政府組織NSAの一員。保護プログラムでパー一家を守る。
ジョナサン・バンクスは代表作に『48時間』、『ビバリーヒルズ・コップ』などがあります。
菅生隆之は代表作に『宇宙戦艦ヤマト2199/星巡る方舟』、『フリクリ プログレ』がある。
アンダーマイナーでの失敗でパー一家の保護プログラムが解消され、余儀なく退散した。
最後はボブに頼まれてトニーの記憶を消去したが、ヴァイオレットも忘れて蟠りを作った。

トニー・ライディンジャー(声:マイケル・バード/吹替:鈴村健一)
ヴァイオレットと同じ学校に通う同級生。ヴァイオレットに片想いをしてデートに誘う。
マイケル・バードは代表作に『アイアンジャイアント』、『Mr.インクレディブル』がある。
鈴木健一は代表作に『GODZILLA/星を喰う者』、『えいがのおそ松さん』などがあります。
スーパーヒーロー活動中にヴァイオレットの正体を知り、リックに記憶を消されてしまう。
そのせいでヴァイオレットとの思い出も消えてしまい、彼女を他人のように扱っていた。
最後はボブと和解したヴァイオレットからアプローチを受け、自然と付き合うようになる。

【通信会社デブテック】

ウィンストン・ディヴァー(声:ボブ・オデンカーク/吹替:木下浩之)
デブテックを率いる実業家。リック・ディッカーの元部下。スーパーヒーローの大ファン。
ボブ・オデンカークは代表作に『ドクター・ドリトル2』、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』などがあります。
木下浩之は代表作に『千年の恋/ひかる源氏物語』、『宣戦布告』などがあります。
スーパーヒーロー活動が禁止となった矢先、両親が強盗に殺された過去を持っている。
だからこそ世界にはスーパーヒーローが必要だと信じて、ボブやルシアンたちに声をかける。
会社を引き継いだ当初は経営に失敗すると言われるが、イヴリンと世界的な会社にする。
最後はイヴリンがスクリーンスレイヴァーだと知り、彼女の悪事は加担せず逮捕させた。

イヴリン・ディヴァー(声:キャサリン・キーナー/吹替:加藤有生子)
ウィンストンの妹。天才的な頭脳を持つ発明家。デブテックの技術部門を担当している。
キャサリン・キーナーは代表作に『マルコヴィッチの穴』、『ゲット・アウト』があります。
加藤有生子は代表作に『トワノクオン』、『アシュラ』などがあります。
過去に両親が強盗に殺され、スーパーヒーローを頼りにした事で兄と意見が衝突している。
スーパーヒーローの活動を合法化させるべく、兄が進めるプロジェクトに協力していた。
実際はスーパーヒーローたちを憎み、スクリーンスレイヴァーを作って彼らを洗脳していた。
最後はヘレンたちを利用するも失敗して、脱出するも捕らわれて、刑務所へ行く事となる。

【その他】

スクリーンスレイヴァー(声:ビル・ワイズ/吹替:相馬幸人)
悪役。テレビ画面をジャックし、人々を特殊な映像でマインドコントロールをする犯罪者。
ビル・ワイズは代表作に『ウェイキング・ライフ』、『クリシャ』などがあります。
相馬幸人は代表作に『伏 鉄砲娘の捕物帳』、『TIME DRIVER/僕らが描いた未来』がある。
実際は本当のスクリーンスレイヴァーだったイヴリンに操られていただけの一般人。

感想

個人的な評価

本作はピクサー・アニメーション・スタジオ製作によるアニメーション映画となります。
『Mr.インクレディブル』の続編でピクサーの長編映画として20作目となります。
本作はピクサー史上だけじゃなく、アニメ映画として多くの記録を塗り替えています。
まず、YouTubeでのティザー予告編は公開24時間で再生回数が1億1300万回を記録し、アニメ映画として過去最高となる。
更にアニメ映画としても史上歴代最大のヒット作品となり、累計興行収入が5億ドルを突破した作品としても初である。
とにかく、本作はアニメ映画史上で記録に残る作品で、そのクォリティーは文句なしだろう。
登場するパー一家の表情は素人でも分かるぐらいリアルで、多少のデフォルトをされても人間らしい立ち振る舞いをしています。
前作ではMr.インクレディブルが主人公だったが、本作では妻のヘレンでイラスティガールが主人公となっています。
これは母の強さを象徴していて、どれだけ家事が大変か世の中の旦那に知らしめる意味にもなっています。
それまでスーパーヒーローとしての活躍をボブに譲っていたヘレンだが、自分で大きな事件を解決した時の喜びは半端ではなかった。
一方で家事をするボブは次第に疲労していき、ジャック=ジャックに17のパワーがあってマトモに睡眠ができずに憔悴する姿は痛々しかったです。
このように立場が逆転してヘレンは明るくなって、ボブが疲れ切っていく対照的な姿はインパクトがありました。
本作では他に彼らの子供たちも活躍するが、特に次男のジャック=ジャックがパワーを発現するのが一つの目玉となります。
個人的にスーパーパワーを見るのは大好きですが、一人がいくつも持っている事について多少の嫌悪感を持っています。
やはり、個性としてスーパーヒーロー一人に対して、スーパーパワーが一つが最大限に魅力を発揮できるという考えを持っている。
その為にジャック=ジャックのパワーを見てもワクワクせず、盛り上がるところでテンションが下がってしまった。
ただ、幸いにも物語の中心にいなかったのが良かったので、作品としては歴代最高のヒット作としても悪くないと思います。

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