作品紹介
公開年月 | 2016/02/23 |
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ジャンル | SF/サスペンス |
原作 | なし |
監督 | マイケル・シャムウェイ |
脚本 | リック・ハンズベリー、レックス・ホーガン |
製作 | マイケル・シャムウェイ、レスター・ラウリッツェン、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 動画配信サービス |
あらすじ
デヴィッドは妻と冷めきった結婚生活を送っており、距離を置こうと出張へ出かける。
出張先でデヴィッドが搭乗する飛行機が墜落してしまい、そのまま電波塔まで崩壊させる。
宇宙人による地球侵略が開始されると、生き延びたデヴィッドは一刻も早く家に帰ろうと奔走するのだった。
登場人物&出演者
・デヴィッド(演:ブレイク・ウェブ)
主人公。建築デザイナー。妻のエイミーとは冷め切った関係で修復したいが毎度間が悪い。
ブレイク・ウェブは代表作に『アイアン・スクワッド/甲鉄戦線』、『The Black String』などがあります。
出張先でエイリアンの侵略を受けると、なぜか夫婦仲が冷めたエイミーを急に心配していく。
道中に避難した人たちと遭遇するが、結局はサマンサだけを乗せてエイリアンから逃げた。
過去に浮気した事を後悔し、エイミーを探す為に救助ヘリを見つけるもサマンサと乗らず。
最後はエイミーを見つけるが、目の前でエイリアンに撃たれてしまい、ただ悲しみに暮れた。
・エイミー(演:テイタム・ラングトン)
デヴィッドの妻。ピアニスト。仕事中心のデヴィッドとは夫婦仲が完全に冷め切っている。
テイタム・ラングトンは代表作に『Chick Magnets』、『Missed Connections』がある。
出張で逃げようとするデヴィッドの言い訳に呆れ、エイリアンの侵略でなぜか彼を心配する。
過去に浮気したデヴィッドを許すが、後に不倫相手と起業するサプライズを打ち明けていた。
不倫相手が一緒に逃げようと言われるが、なぜかデヴィッドの帰りを待つ為に断ってしまう。
最後は逃げ惑う群衆の中でデヴィッドを見つけるが、エイリアンに背後から撃たれて死亡。
・サマンサ(演:ジャクリーン・ヘイズ)
エイリアンから避難した女性。離婚寸前の夫が来て基地に行くと言われてついて行く。
ジャクリーン・ヘイズは代表作に『チェンジング・ハーツ/家族の絆』、『Christmas Eve』などがあります。
エイリアンの攻撃を受けて夫と友人たちが殺されるが、なぜか一人だけ無傷で生き延びる。
デヴィッドと合流し、他の人を助けようとする彼に見捨てるべきだと話して険悪になる。
お互いに結婚生活が上手く行かず、親近感を覚えていたが、あくまで冷静に物事を対処する。
最後はたまたま遭遇した救助ヘリに助けられ、妻を探したいデヴィッドと別れる事になる。
・ブラッド(演:カイル・カルバン)
有名会社のサラリーマンでエミリーの知り合い。エイミーと起業するビジネスパートナー。
カイル・カルバンは代表作に『Dolls』、『Captain Battle:Legacy War』などがあります。
実際はエイミーと不倫のような関係で、エイリアンの侵略を知って急いで彼女の元に来た。
最後は病気になった愛犬を引き取ると、エイミーと一緒に行きたいと誘うも断られてしまう。
・ライアン(演:ジャック・ダイアモンド)
デヴィッドが勤める会社の同僚。年上の上司な片思いをしてデヴィッドに毎回相談している。
ジャック・ダイアモンドは代表作に『Aching:Contracts』、『Jewtah』などがあります。
デヴィッドが出張すると分かって、残っていた仕事を一緒に片付けながらジョークを言う。
なんとかして上司を口説こうとして、最終的に酔わせた上に薬を使い強引にやろうとした。
エイリアンの侵略で飲んだくれとなって、外に出て横たわる無数の死体を見て孤独感を持つ。
最後はエイミーに独り身の寂しさを話し、外でケガした少女を助けた両親を探す事になる。
感想
個人的な評価
本作は「未体験ゾーンの映画たち2016』にて上映された作品となります。
エイリアンの侵略を描いている作品ですが、低予算なので基本的に退屈な群像劇みたいな事をしている。
物語の前半は夜という事でずっと薄暗くて、その時点で鑑賞する気持ちが削がれます。
そもそもエイリアンはほとんど登場せず、攻撃されて人々が逃げているシーンが多いです。
やたら死体が転がっているけど、なぜか車や家々などは無傷でとても侵略を受けているような雰囲気がない。
エイリアンがあまり出ないのはいいとし、無闇に時間軸を前後させる構成は最悪としか言えない手法だと分かります。
時間軸を触る物語はしっかりと練り込まないと、観ている側には混乱と退屈さしか与えない。
残念ながら本作はそんな練られた脚本じゃなく、状況や会話に関しては説明がほとんどで何も面白くないです。
多分、製作側は破綻する夫婦の仲がエイリアンの侵略で絆を取り戻す事を描きたかったのだろうが、あまりにもヘタクソでした。
とにかく、本作では結婚は色々と大変だけど、独り身の方が悲しいと伝えたいような演出があるけど、残念ながら心に響くような感じではなかった。
終盤でエイリアンが積極的に姿を現すが、主人公が振ったハンマー、勝手に車に轢かれるなど弱すぎてギャグに見えた。
本作はSFというよりは人間ドラマっぽいモノを作りたかったようだが、時間軸は触っちゃいけない一例になってしまいました。
主人公の目の前で妻が撃たれて死ぬが、その演出にスローモーションを使ってたっぷりと見せるも、ほとんどの人は早回しにするでしょう。