バックトレース VD-414

作品紹介

公開年月  2018/12/14
ジャンル  サスペンス/アクション
原作  なし
監督  ブライアン・A・ミラー
脚本  マイク・メイプルズ
製作  ランドール・エメット、ジョージ・ファーラ、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

刑事のサイクスは被害額2000万ドルの強盗事件を捜査するが、犯人は仲間割れして殺し合い、唯一の生存者マクドナルドも記憶を失った為に未解決事件となる。
7年後、マクドナルドが収容先の病棟から脱走した事を知ったサイクスは、FBIとともに再捜査に乗り出していく。
その一方で、過去の記憶をすべて失っているマクドナルドに、とある3人の男女が協力を申し出るのだった。

登場人物&出演者

・ドノバン・マクドナルド(演:マシュー・モディーン)
主人公。セメント会社に勤めていた。社長が夜逃げして仕事と年金を奪われて路頭に迷う。
マシュー・モディーンは代表作に『フルメタル・ジャケット』、『カットスロート・アイランド』などがあります。
取引業者と銀行の警備員たちと結託して大金を銀行から強盗に成功して半分ほど隠していた。
仲間だった警官に裏切られ、頭を撃たれて7年間も記憶が戻らず、ルーカスが脱獄させる。
治験を終えたばかりの薬で記憶を取り戻し、脱獄させたのは家族で金の在り方を思い出す。
最後は裏切った警官をサイクスが射殺し、彼の好意でエリンとルーカスと海外へ高飛びした。

ルーカス(演:ライアン・グスマン)
刑務所に収容されていたマクドナルドに話しかけ、脱獄させると言って薬を手渡した。
ライアン・グスマンは代表作に『エブリバディ・ウォンツ・サム!!世界はボクらの手の中に』、『バトル・インフェルノ』などがあります。
仲間のエリンとファレンでマクドナルドを脱獄させ、思い出す為に薬を投与させて待つ。
短気なファレンと違ってマクドナルドに優しく接して、金が手に入れば上手くいくと話す。
実はマクドナルドの息子で誰よりも優しく接していたが、家族の幸せの為に金が必要と話す。
最後はファレンを失って悲しむが、サイクスに見逃され、両親ともに幸せな生活を掴んだ。

エリン(演:メドウ・ウィリアムズ)
刑務所に勤めている看護師。6年に渡ってマクドナルドを担当して丁寧に看病していた。
メドウ・ウィリアムズは代表作に『アンデッド刑事<デカ>野獣捜査線』、『10ミニッツ』などがあります。
ルーカスがマクドナルドを逃す際に薬を渡し、医療室に運ばれると仲間の一人と明かす。
マクドナルドを脱獄させ、治験を終えた薬を投与して、金の在り方を思い出させようとする。
実はマクドナルドの妻であり、記憶の戻らない夫を待っていて、思い出されて抱き合った。
最後はファレンを亡くして悲しみ、サイクスのおかげで海外へ高飛びして家族を取り戻した。

ファレン(演:タイラー・ジョン・オルソン)
マクドナルドが収容されている刑務所の警備員。常にマクドナルドの傍にいて感じしていた。
タイラー・ジョン・オルソンは代表作に『デッド・シティ2055』、『タイム・トゥ・ラン』などがあります。
実はルーカスやエリンの仲間で、記憶をなくしたマクドナルドを脱獄する為に動いていた。
一向に記憶が戻らないマクドナルドにイライラして、時間がかかるとしてブチ切れていた。
実はマクドナルドの息子であったが、父親思いなルーカスと違って金に執着していた。
最後はフランクスの部下と銃撃戦となり、当たらない弾が飛び交う中でなぜか命中しで死亡。

カーター刑事(演:コリン・エッグレスフィールド)
サイクスが信頼する若い刑事。マクドナルドたちが起こした事件を担当して捜査を続けた。
コリン・エッグレスフィールドは代表作に『ヴァンパイア/呪力転生』、『デッド・シティ2055』などがあります。
マクドナルドが脱獄すると、協力するFBIとは一緒に行動せず、サイクスに情報を伝える。
ファレンが借りていた家まで突き止め、他の警官たちと捜査するも身分証が偽物と判明する。
サイクスから疑いのあるセメント会社をもう一度捜索する為、なぜか一人だけで向かう。
最後はマクドナルドたちを見つけるが、フランクスの部下に襲撃されて射殺されてしまう。

サイクス刑事(演:シルヴェスター・スタローン)
マクドナルドが仲間と引き起こした銀行強盗の事件を担当する。その後、7年も続ける。
シルヴェスター・スタローンは近年の出演作に『ランボー/ラスト・ブラッド』、『大脱出3』などがあります。
マクドナルドが収容される刑務所を定期的に訪れ、事件の真実と金の在り方を尋問していた。
マクドナルドが脱獄すると、FBIのフランクスがやって来て上司の命令で仕方なく協力する。
警察署で情報を集めていき、現場で捜査しているカーターに的確な指示を出して動かす。
最後はセメント会社に一人だけ駆けつけ、フランクスたちを射殺し、マクドナルドを逃した。

フランクス捜査官(演:クリストファー・マクドナルド)
FBIの捜査官。長年に渡って独自にマクドナルドの銀行強盗事件について調べ尽くしていた。
クリストファー・マクドナルドは代表作に『クイズ・ショウ』、『レクイエム・フォー・ドリーム』などがあります。
マクドナルドが脱獄した事でサイクスたちと捜査を協力し、情報を共有して逮捕に踏み切る。
サイクスがマスコミに情報を流していた事を責めようとするが、彼の上司に邪魔された。
別ルートでマクドナルドを探していて、セメント会社にいると突き止めて部下を寄越した。
最後は金を見つけたマクドナルドたちを襲撃するが、サイクスによって部下諸共殺された。

感想

個人的な評価

シルヴェスター・スタローンの最新作だと期待したら、主演じゃなくてカメオか端役レベルにほとんど出てきません。
ジャケットやあらすじではスタローンが中心なって物語が展開されると思ったので、これは久しぶりに引っかかりました。
これがブルース・ウィリスやスティーヴン・セガールの小遣い稼ぎをしている方々なら騙されないが、まさかスタローンも仲間入りしてしまうのはガッカリです。
スタローンは出演作に敬意を持ってオファーを引き受けるイメージがあった分、この作品でのやる気のなさに悲しくなりました。
もちろん、他と比べて圧倒的な知名度があるので、いいところ取りになってしまった。
これはまるで最近のブルース・ウィリスみたいで本当に残念としか言えません。
これで実は黒幕で本当の悪者ならば、ちょっとだけマシに思えるぐらい今回の役は小遣い稼ぎの為だけに出ているような感じでした。
それで、肝心の物語は記憶を失った男が思い出しながら金の在り方を探していくが、これは製作側のさじ加減でどうにもなるから、緊迫感がまったくないです。
どうせ目的の金を手に入れると分かっているから、ずっと頭痛に悩まされて思い出すシーンが何度もしつこく出てうんざりします。
記憶を失ったキーパーソンをマシュー・モディーンが演じているけど、物語の中心にするのは物足りないと感じました。
その裏にスタローンが控えているなら、尚更微妙な立ち位置になっていたと思います。
今後、スタローンが小遣い稼ぎに走るようならば、ブルース・ウィリスやスティーヴン・セガールのような感じで期待するしかない。