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ファースト・キル RE-2812

ファースト・キル RE-2812

作品紹介

公開年月  2018/01/16
ジャンル  サスペンス/アクション
原作  なし
監督  スティーヴン・C・ミラー
脚本  ニック・ゴードン
製作  ランドール・エメット、ジョージ・ファーラ、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

ウィルは久々の休暇で妻と息子のダニーを連れて故郷のペンシルベニア州に戻っていた。
かつて自分が父と楽しんだ鹿狩りを息子にも体験させようと森に入るが、そこでウィルは争う二人の男と殺人を目撃してしまう。
気づかれたダニーを人質に取られたウィルは、息子を救うべく地元警察のハウエル署長が協力して犯人の追跡を開始するのだった。

登場人物&出演者

ウィル/ビリー・ビーモン(演:ヘイデン・クリステンセン)
主人公。やり手のビジネスマン。仕事人間で家族サービスを疎かにして責任を感じる。
ヘイデン・クリステンセンは近年の出演作に『きみが還る場所』、『クライム・スピード』などがあります。
イジメを受けていた息子を前向きに変えるべく、故郷にやって来て狩りを教えようとする。
森で鹿狩りをしていたところで、リーバイと警官が揉めているのを目撃して巻き込まれる。
ダニーを助ける為に動き回っていたが、ハウエルに見つかってしまい協力する事になる。
最後は首謀者がハウエルだと知り、リーバイのおかげで油断した彼を射殺した。

ダニー・ビーモン(演:タイ・シェルトン)
ウィルの息子。学校ではイジメを受けている。父親不在のおかげで塞ぎ込んでいる。
タイ・シェルトンは本作が長編映画デビュー作となります。
当初は狩りに行く事を嫌がっていたが、銃を手にした瞬間に暗い表情が一変した。
ウィルと鹿狩りに出るが、レヴィと警官が揉めているところを目撃し、誘拐されてしまう。
レヴィに誘拐されるも彼は根っからの悪人じゃないと分かり、彼の影響で成長していく。
最後はハウエルに銃を向けるが撃てず、リーバイが油断させてウィルが代わりに射殺をした。

ローラ・ビーモン(演:メーガン・レナード)
ウィルの妻。医者。ダニーがイジメで殴られた事をウィルに伝え、迎えに来る事を頼んだ。
メーガン・レナードは代表作に『キング・ホステージ』、『ゴッティ』などがあります。
結局、ウィルは仕事を優先してしまい、ガッカリするが一緒に狩りの為に彼の故郷へ行く。
鹿狩りに行ったウィルが撃たれたレヴィを連れ帰り、応急処置を施して一命を取り留める。
ダニーがレヴィに誘拐されてパニックになるが、ウィルの言葉を信じて家で待機する。
最後はハウエルの部下に誘拐されて人質になるが、リーバイのおかげでウィルが助かった。

リーバイ・バレット(演:ゲシン・アンソニー)
ウィルとダニーが鹿狩りをした時に警官と揉めて撃たれた。ウィルに応急処置される。
ゲシン・アンソニーは代表作に『Pinochet in Suburbia』、『Kodachrome』があります。
金を保管した場所のカギを投げ捨てるが、どうしても必要だとしてダニーを誘拐した。
実は一緒に暮らしている女性と結婚を考えていて、彼女の母親が重病で金が必要であった。
その為にダニーを誘拐するが、危害を加えるどころか、彼を大きく成長させる事になる。
最後はハウエルに追いつめられて重傷を負うが、最期に油断させてそのまま息絶えた。

デイヴィス(演:タイラー・ジョン・オルソン)
ハウエルの部下。森に戻ってカギを探していたウィルとリーバイに遭遇するも取り逃がす。
タイラー・ジョン・オルソンは代表作に『デッド・シティ2055』、『レッド・ダイヤモンド』などがあります。
落ち着いたところでハウエルからウィルを見張るよう言われ、ずっと監視していた。
森でカギを探していたウィルを見つけ、横取りしようとして逆に手錠されて身動きできず。
銀行強盗の首謀者がハウエルだとバレて、その協力者としてローラを誘拐して人質にした。
最後はダニーを捕まえようと木に登ったが、顔面に木材を食らって落ちて気絶した。

ハウエル(演:ブルース・ウィリス)
地元警察の署長。やって来たウィルの車を止め、銀行強盗が発生していた事を警告した。
ブルース・ウィリスは近年の出演作に『デス・ウィッシュ』、『アクト・オブ・バイオレンス』などがあります。
小さな田舎町で発生した銀行強盗を捕まえようと、躍起になって捜査をしている。
レヴィに脅されて森に戻ったウィルがいて、その言動が怪しいと疑って見晴らせる。
実は銀行強盗の首謀者で退職金代わりに盗んだが、ウィルたちのせいで計画が台無しになる。
最後はウィルの父親を殺した事を告白するが、リーバイにより油断してウィルに射殺された。

感想

個人的な評価

本作は『未体験ゾーンの映画たち2018』にて上映された作品です。
『ゾンビ・トランスフュージョン』や『サイレント・ナイト/悪魔のサンタクロース』で知られるスティーヴン・C・ミラーが監督を務めています。
本作の注目するポイントは『スター・ウォーズ』新三部作のヘイデン・クリステンセンと、『ダイ・ハード』シリーズのブルース・ウィリスが競演しています。
『スター・ウォーズ』新三部作では若手俳優でしたが、本作ではついに父親役という時代の流れを感じさせる配役となります。
相変わらずイケメンであるが、父親ややり手のビジネスマンという設定はどうにもしっくり来なかったです。
それに対して、近年は小銭稼ぎで映画出演しているブルース・ウィリスだが、こういう冴えない役も似合うようになっています。
もうかつてのド派手なアクションができなくなったが、さすがに何作も小銭稼ぎしているだけあって熟れた感じでした。
それで大体のパターンとして悪役で出ていますが、本作でも最初から怪しさ満点で、結局首謀者という分かりやすいオチでした。
一方で父親役のヘイデン・クリステンセンもはったくハマっておらず、息子の為にやっているのに今一つという感じだった。
その代わり、息子を誘拐した男の方が父親に見えるぐらい二人の絆が深まっていきます。
というよりは、父と息子が絆を強くして成長させるはずが、誘拐犯の方が父親の役をする本末転倒な展開になっていました。
せっかくのビッグネームを二人起用しているのに、あまりにも地味すぎる展開で、どちらのキャラクターも微妙というオチでした。
そんな二人よりも知名度が劣った銀行強盗で誘拐犯のリーバイを演じたゲシン・アンソニーの方が作品に合っていました。
結局、本作は二人のビッグネームだけが先行していて、肝心の内容がスカスカすぎました。
予想通りの展開であったが、ここまで両者ともに魅力のないキャラクターに仕上がっているのは逆にスゴイと感じさせる作品でした。

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