宇宙生物X RE-2898

作品紹介

公開年月  2004/06/02
ジャンル  ホラー/アクション
原作  なし
監督  ジェフ・リロイ
脚本  ギャレット・クランシー
製作  デヴィッド・S・スターリング
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

森の奥深くで男女三人の惨殺死体が発見され、過去にも殺人事件が起こっており、洞窟に住む謎の生命体が噂された。
超常現象研究機関はその生物を捕らえる為、洞窟の場所を知る唯一の生存者であるケイトに案内役を頼む。
事件後もその生物に怯えていたケイトは、恐怖から自分を解放するべく調査隊とともに洞窟へと向かうのだった。

登場人物&出演者

ケイト(演:ミーガン・マロイ)
主人公。謎の生命体がいる洞窟から唯一生きて帰ってきた。現在は精神病院に収容される。
ミーガン・マロイは代表作に『Director’s Cut』、『I Am That Girl』などがあります。
三人の男女が犠牲になり、超常現象調査局から派遣されたカーラとライルから話しを聞く。
運命だと諦めて洞窟まで案内する事になるが、チームのメンバーからからかわれていた。
なぜかマッコール軍曹から認められ、11歳になる息子への遺言を託される事になる。
最後はなんとか謎の生命体を倒して自然保護官と脱出するが、大量の宇宙船を見て発狂した。

カーラ(演:シャイロ・メイ)
超常現象調査局の捜査官。三人の男女が謎の死を遂げた事で上司から調査を一任される。
シャイロ・メイは本作が長編映画デビュー作となります。
洞窟の探査チームに参加するが、ケイトが語る謎の生命体について多少の疑いを持っている。
目的の洞窟を見つけると、バークとフィービーが様子を確かめるも二人の様子が怪しむ。
最後は救出ヘリを出迎えるが、謎の生命体に墜とされた際に巻き込まれて死亡した。

ライル(演:デヴィッド・カラマス)
超常現象調査局の捜査官。カーラとともに上司から調査に任命されてケイトの元に向かう。
デヴィッド・カラマスは代表作に『Death Factory』、『Alien3000』などがあります。
洞窟の探査チームに参加しており、あくまで仕事として任務を全うしているだけ他意はない。
目的の洞窟を調査したバークとフィービーを怪しいと睨んだカーラに監視を頼まれる。
最後はクソをしようとしたところで、謎の生命体の仕業だと言われフィービーに殺された。

バーク(演:マット・エメリー)
洞窟の探査チームに雇われた兵士。フィービーとストレイカーの会話に呆れていた。
マット・エメリーは代表作に『未知との遭遇』、『キングスパイダー』シリーズがある。
実はフィービーとは肉体関係を持っていて、皆殺しにしたい彼女のイカレぶりに惚れている。
目的の洞窟に到着すると、フィービーと調査して黄金を見つけると他の人には言わず。
黄金を持ち帰る事を第一に考え、再三忠告していたケイトを無視して運び出した。
最後はフィービーすら置いて独り占めしようとするが、謎の生命体に襲われて死亡した。

フィービー(演:フィービー・ダラー)
洞窟の探査チームに雇われた女兵士。ストレイカーとは気が合う。少しヤバイ雰囲気を持つ。
フィービー・ダラーは代表作に『キングスパイダー』、『エイリアンアタック!』がある。
今回の任務について軽く考えていて、道案内するケイトの言葉をまったく信じていない。
実はバークと肉体関係を持ち、緊張感のある調査でもマイペースに性行為をしていた。
監視していたライルを謎の生命体の仕業として彼を殺し、怪しむケイトを牽制していた。
最後は謎の生命体にナイフを突き刺すも効かず、爪で引っかかれて呆気なく死亡した。

ストレイカー(演:ジョン・ファヴァ)
洞窟の探査チームに雇われた兵士。軍に所属していた時はマッコールより階級が上だった。
ジョン・ファヴァは代表作に『キングスパイダー』、『Chasing Ghosts』などがあります。
当初はマッコール軍曹の言葉に少し逆らったが、雇われている身だと言われて渋々納得する。
趣味でペイントボールを3年間やっていて、なぜか今回の任務にも持ち込んでいた。
最後は謎の生命体を仕留めたと思ったが、背後から心臓をもぎ取られて呆気なく死亡した。

マッコール軍曹(演:クリストファー・アーウィン)
洞窟の探査チームのリーダーを務める。軍にいた頃はストレイカーよりも階級が下だった。
クリストファー・アーウィンは代表作に『Aquanoids』、『Director’s Cut』があります。
超常現象調査局の下で洞窟の探査を指揮し、ケイトの言葉の真贋より命令に従っていた。
別れた妻との間に11歳の息子がいて、週末の時だけ会うが、今回の任務で会えなくなった。
なぜかケイトを認めているところがあって、もしもの時に息子への遺言を託していた。
最後は謎の生命体から逃げる時、不意を突かれて背後から襲われて首をもぎ取れて死亡。

感想

個人的な評価

本作は『PREDATOR PLANET/プレデター・プラネット』で知られるジェフ・リロイが監督を務めています。
ジェフ・リロイ監督は私怨をたっぷりと込めた『キングスパイダー』シリーズ、エロ路線に目覚めた『エイリアンアタック!』などがあります。
そんな本作は予算がかなり増えているので、登場する謎の生命体のクォリティは多少マシになっていると思います。
どうやら本作はシリーズにおいて2作目であり、1作目は『The Thing/未確認生命体U.M.A.』というタイトルで出ているようです。
しかし、1作目はDVDではレンタルしておらず、今の時代ではVHSしかないので残念ながら鑑賞できない状態です。
2作目からのスタートとなりますが、多分、1作目でも充分な説明がなかったはずなので、問題はないと思います。
そもそも、細かい設定は考えていないと思われるから、続編という意味ではそこまで意識する必要性はない。
本作は既視感のあるようなシーンが散見され、少なくても『プレデター』、『エイリアン2』、『インデペンデンス・デイ』からパクっています。
謎の生命体は『プレデター』で、調査するチームは『エイリアン2』、途中で人間を捕まえて代わりにしゃべらせる『インデペンデンス・デイ』を連想させた。
ただ、所詮はジェフ・リロイが監督した作品なので、やっている事は似たようなパターンで面白味はまったくありません。
キャラクター性にしてもほとんどパッとしないが、ジェフ・リロイ監督の常連であるフィービー・ダラーは目立っていたと思います。
これは主人公よりも目立っていたけど、これは決して良い方向じゃなく、悪い方に目立っていたような感じでした。
結局はバッドエンドという終わり方になったけど、これは悪手とも言える「夢オチ」に並ぶぐらい残念なラストになりました。
あのラストではせっかく頑張っていた主人公たちの行動が無意味になってしまい、観ている側としても時間のムダに感じてしまう。
とは言っても、ジェフ・リロイ監督の作品なので、過度な期待をせず普通に観るならいつも通りという感じの作品でした。