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エルム街の悪夢/ザ・リアルナイトメア RE-627

エルム街の悪夢/ザ・リアルナイトメア RE-627

作品紹介

公開年月  1994/10/14
ジャンル  ホラー/スプラッター
原作  なし
監督  ウェス・クレイヴン
脚本  ウェス・クレイヴン
製作  マリアンヌ・マッダレーナ
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

映画『エルム街の悪夢』のリメイクが決定し、ウェス・クレイヴンは脚本の執筆を始める。
オリジナルのスタッフやキャストを再集結させるが、クレイヴンの書いた脚本の通りに出来事が起こり始める。
主演女優のヘザーの周りにはフレディが志田に姿を現し始めると、現実と夢の境界が浸食されるかのように曖昧となっていくのだった。

登場人物&出演者

ヘザー・ランゲンカンプ(演:ヘザー・ランゲンカンプ)
主人公。映画『エルム街の悪夢』でヒロインのナンシー・トンプソンを演じた女優。
ヘザー・ランゲンカンプは代表作に『アウトサイダー』、『ショッカー』などがあります。
悪夢で夫の作った爪がスタッフを血祭りにする事を話すが、ありえないとして片付けられる。
息子のディランが生まれてからホラー映画への出演を断るが、製作会社からオファーが来る。
ウェス・クレイヴン監督からフレディが古代の怪物だと聞かされ、映画への封印を知る。
最後はディランを助ける為に悪夢の世界に入り、フレディを倒して見事に生還を果たした。

ディラン(演:ミコ・ヒューズ)
ヘザーとチェイスの息子。ヘザーが最初に見た悪夢でフレディ・クルーガーに連れ去られる。
ミコ・ヒューズは代表作に『ペット・セメタリー』、『スポーン』などがあります。
実際は何も起きていなかったが、テレビを消されて突然絶叫する不可解な行動を取る。
更に昼寝していた時にも突然叫び出していたが、それはフレディに取り憑かれていたせい。
フレディに狙われてベビーシッターを目の前で殺され、悪夢の世界に連れ去られてしまう。
最後は追ってきたヘザーがナンシーとなってフレディを倒し、無事に現実世界に戻った。

チェイス(演:デヴィッド・ニューサム)
ヘザーの夫。特殊効果のスタッフ。最新作の仕事でフレディ・クルーガーの新しい爪を製作。
デヴィッド・ニューサムは代表作に『パニック・イン・ザ・ビルディング』、『キスキス、バンバン』などがあります。
フレディ・クルーガーの爪が現場のスタッフを襲う悪夢を見たヘザーに思い過ごしだと言う。
ヘザーの言葉をまるで信じなかったが、息子の様子がおかしい事で仕事を切り上げて帰る。
最後は車で帰宅途中で居眠りしてしまい、その隙をフレディに襲われて事故死してしまう。

ジュリー(演:トレイシー・ミッデンドーフ)
ヘザーに雇われているベビーシッター。ディランとは仲が良く、いつも面倒を見ている。
トレイシー・ミッデンドーフは代表作に『M:i:Ⅲ』、『リベンジャー』などがあります。
テレビの収録で家を留守にしたヘザーの代わりにディランの面倒を見ていた。
昼寝中にディランが突然叫びだしてしまい、どうする事もできずヘザーに説明していた。
病院で検査入院していたディランに付き添い、彼が眠らないように見張っていた。
最後はディランの悪夢に現れたフレディに引きずり回され、爪の一突きで死亡してしまう。

ジョン・サクソン(演:ジョン・サクソン)
映画『エルム街の悪夢』でドナルド・トンプソンを演じた俳優。チェイスの葬式に参列した。
ジョン・サクソンは近年の出演作に『ユーロクライム!70年代イタリア犯罪アクション映画の世界』などがあります。
当初はディランの言動に戸惑っていたヘザーの相談相手になり、彼女をなんとか励ました。
最後は映画の中の登場人物であるドナルド・トンプソンになってナンシーを勇気づけた。

ロバート・イングランド(演:ロバート・イングランド)
映画『エルム街の悪夢』シリーズで連続殺人鬼のフレディ・クルーガーを演じた俳優。
ロバート・イングランドは代表作に『HATCHET/ハチェット』、『ゾンビ・ストリッパーズ』などがあります。
ヘザーが出演したテレビ番組でフレディの姿で登場して、観客たちを驚かせて盛り上げた。
ウェス・クレイヴン監督が脚本を書き始めた事を知っていて、フレディの悪夢に囚われる。
最後はヘザーの相談を聞くも受け流し、すでにフレディの悪夢に支配されて絵を描いていた。

・ウェス・クレイヴン(演:ウェス・クレイヴン)
映画『エルム街の悪夢』シリーズを生み出した監督兼脚本家。新作の為に脚本を書いている。
ウェス・クレイヴンは代表作に『ドラキュリア』シリーズ、『封印殺人映画』があります。
まだ完成していなかった脚本だったが、その秘密について訪れたヘザーに話していた。
最後はフレディを倒すには物語に封印するしかないと話し、ヘザーにアドバイスを送った。

フレディ・クルーガー(演:ロバート・イングランド)
エルム街の連続殺人鬼。映画の中だけにしか存在しない架空のキャラクターとなっている。
実際はディランの体を使って現実世界に接触しており、ずっとヘザーを付け狙っていた。
古代の怪物とも悪魔ともウェス・クレイブン監督は分析し、物語に封じ込める必要がある。
何度もヘザーを脅迫していき、ついにディランを眠りに誘って悪夢を現実に反映させる。
最後はディランを悪夢世界に連れて行くが、ナンシーとなったヘザーにより封じ込められた。

感想

個人的な評価

本作はシリーズが完結して、その番外編とも言える作品となっています。
ウェス・クレイヴンが監督と脚本を務め、メタホラー映画として他とは違う趣向である。
『エルム街の悪夢』はあくまで映画として捉え、その中で登場人物を演じた出演者たちが本人役で出ています。
主人公となるヘザー・ランゲンカンプは1作目でヒロインのナンシーを演じ、最初にフレディを倒した人物となっています。
現実世界では当然のように女優として活躍し、『エルム街の悪夢』シリーズで一躍スターの仲間入りをしています。
息子のディランが生まれてからホラー映画への出演を拒否していたが、ウェス・クレイヴン監督が新たな『エルム街の悪夢』の脚本を手がける事で事情が変わる。
フレディ・クルーガーが現実世界へ来ようとしていて、それをいち早く察知しており、悪夢に怯える日々を送っている。
さすがに1作目でフレディ・クルーガーと戦った事もあって、彼に対抗手段はないとして半ばパニック状態になっています。
しかし、息子をなんとか守ろうとする強い母親となって、悪魔の化身であるフレディ・クルーガーと直接対決をしてあっさりと倒します。
本作は番外編という事でギャグのような殺しではなく、あくまで1作目のようなシリアスなホラーに仕上がっています。
確かにホラー映画としては悪くないし、メタフィクションとしても、ウェス・クレイヴン監督が後年作った『スクリーム』のプロトタイプにもなっている。
ただ、どうしてもシリーズの中で固まったコミカルなフレディの殺しがなくて、個人的にはかなり物足りない部分があった。
やはり、フレディは会話を通じて相手を追い詰めつつ、笑いながら面白おかしく殺していくのが一番の魅力だと思っているだけにシリアスな展開は不満を持った。


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