作品紹介
公開年月 | 2014/06/27 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | 玩具シリーズ 『トランスフォーマー』 |
監督 | マイケル・ベイ |
脚本 | アーレン・クルーガー |
製作 | ドン・マーフィ、トム・デサンド、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | 購入ブルーレイ |
あらすじ
地球征服を企むディセプティコンから人類を守った正義の軍団オートボット。
しかし、時代の流れとともに政府から迫害を受け、オートボットたちは狩られる対象になる。
テキサスの片田舎で一人娘のテッサを育てながら廃品業を営むケイドはある日、偶然手に入れた中古トラックがオートボットの司令官オプティマスだと気づく。
だが、そこにオプティマスを回収しようとする謎の組織KSIによって、ケイドとテッサはオートボットとディセプティコンの戦いに巻き込まれるのだった。
登場人物&出演者
・ケイド・イェーガー(演:マーク・ウォールバーグ)
・テッサ・イェーガー(演:ニコラ・ペルツ)
・シェーン・ダイソン(演:ジャック・レイナー)
・ルーカス・フラナリー(演:T・J・ミラー)
・ジョシュア・ジョイス(演:スタンリー・トゥッチ)
・ハロルド・アティンジャー(演:ケルシー・グラマー)
・ジェームズ・サヴォイ(演:タイタス・ウェリヴァー)
・ギル・ウェンブリー(演:ジェームズ・バックマン)
・ダーシー・トリル(演:ソフィア・マイルズ)
・ユー・ユエミン(演:リー・ビンビン)
感想
個人的な評価
大ヒットしたアニメ及び玩具の実写映画化がついに四作目となった。
前作では一旦、物語が完結しているが、残念ながら色々と問題があって消化不良だった。
特にヒロインの交代劇が致命的で、新たなヒロインのカーリーを演じたロージー・ハンティントン=ホワイトリーは個人的に最悪でした。
それまで積み上げた『トランスフォーマー』シリーズを一人でぶっ潰してくれました。
当初からシャイア・ラブーフやマイケル・ベイが続投しないと言われていたが、スティーヴン・スピルバーグの要請でマイケル・ベイが続投する事になりました。
本作から新たな三部作としてスタートさせたが、物語の中心にはこれまで登場しなかったダイナボットとなっています。
アニメシリーズでも登場しているが、本作では乗り物ではなく、恐竜がモデルになっている。
それをオプティマスたちが乗りこなしていくが、その光景は鳥肌が立つほどでした。
しかし、本作はそれ以上に上映時間が165分という長すぎるが問題でしょう。
余計なエピソードが多すぎるのだが、その原因は新たに登場したキャラクターのせいです。
最初から説明しないといけないからエピソードが余計に長くなってしまう。
それだけならいいけど、新たに登場したキャラクターたちに魅力がまったくない。
やはり、前三部作の主人公を務めたシャイア・ラブーフの偉大さが分かります。
マーク・ウォールバーグは悪くないけど、筋肉ムキムキの発明家は説得力がなかった。
そもそもマーク・ウォールバーグがインテリの役は合わず、アクションをしている時の方が活き活きしていました。
悪役を演じるケルシー・グラマーは良い役者だが、黒幕としては物足りない印象を受ける。
中ボス的な存在で途中から主人公たちと行動を共にするスタンリー・トゥッチは、キャラクター性よりも彼自身のキャラクターが貢献している。
前作でもそうだが、オートボットとディセプティコンの戦いに人間ドラマは邪魔である。
本作は仕切り直しとなったが、魅力のない登場人物のエピソードを見せられても面白くないのは当然だろう。
そして、個人的に最もダメだと感じたのは新たに登場した人造トランスフォーマーとなったディセプティコンです。
乗り物からガチャガチャ変形するからこそ魅力的なトランスフォーマーが、流動的なキューブで変形するという最悪の演出となってしまった。
本作ではガルバトロンだが、メガトロン自体は作品を重ねるごとに魅力がなくなっていく。
特に本作では途中まで自我がないような演出にしていて、オプティマスの大敵として物足りなかったです。
とにかく、新たな三部作のスタートとなったが、進化する映像と比例して退化する脚本。
今後どうなっていくか心配になるような感じだが、巻き返す事を信じています。