東京喰種/トーキョーグール【S】 RE-3227

作品紹介

公開年月  2019/07/19
ジャンル  アクション/ホラー
原作  石田スイ 『東京喰種トーキョーグール』
監督  川崎拓也、平牧和彦
脚本  御笠ノ忠次
製作  永江智大、福島大輔、ほか
製作国  日本
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

不慮の事故で半喰種となったカネキは、喰種たちの憩いの場となっている喫茶店“あんていく”に居場所を見つけて穏やかな日々を過ごしていた。
そんなある日、カネキの前に月山習という男が現れ、トーカの忠告にも関わらず彼の招待で“喰種レストラン”に呼ばれていた。
しかし、月山の正体は美食家(グルメ)と呼ばれ、異常なこだわりを持つ喰種でカネキを食したという恐るべき欲求を抱いていたのだった。

登場人物&出演者

カネキ/金木研(演:窪田正孝)
主人公。不慮の事故で半喰種となる。大学生で左目に眼帯をする。人を喰う事に葛藤を持つ。
窪田正孝は近年の出演作に『Diner/ダイナー』、『銀魂2/掟は破るためにこそある』がある。
普段は喫茶店「あんていく」で働き、先輩であるトーカから戦闘とルールを叩き込まれる。
ずっと人間を食べたくないと拒否する中、美食家である月山に多大な興味を持たれてしまう。
一度は喰われる寸前になるも運良く脱出し、貴未を人質にされて月山から助け出そうとする。
最後はトーカに自分の肉を喰わせて回復させると、連係攻撃を繰り出して月山を倒した。

トーカ/桐島董香(演:山本舞香)
ヒロイン。普段は高校に通っている。「あんていく」でアルバイトし、カネキを指導する。
山本舞香は代表作に『桜ノ雨』、『暗殺教室』シリーズなどがあります。
人間は喰種にとって食料であって、決して相容れない存在だとカネキに強く主張している。
普通の高校生として暮らせないと諦めて、親友に対して冷たい態度を取ってしまう。
月山を追ってきたカネキの後を追い、戦わない彼の代わりに戦闘するも一度倒された。
最後はカネキの肉を食って覚醒し、連携攻撃を繰り出して月山をあっさりと返り討ちにした。

西野貴未(演:木竜麻生)
人間。重傷を負っているニシキと同居している。ニシキが喰種だと知っている。
木竜麻生は代表作に『まほろ駅前狂騒曲』、『鈴木家の嘘』などがあります。
街中でボコボコにされたニシキをカネキが連れて来ると、すぐに心配した介抱をした。
カネキからすぐに人間だと指摘されるが、喰種に対して怖さはないと覚悟を持っている。
以前に空腹だったニシキに喰われる覚悟を示したが、それにより彼の考えを変えた。
最後は正体がバレて殺そうとしたトーカの羽赫を見て「キレイ」と感想を述べて助かった。

ニシキ/西尾錦(演:白石隼也)
喰種。カネキと同じ大学の先輩だったが、以前は彼を喰おうとして戦うも重傷を負った。
白石隼也は代表作に『大洗にも星はふるなり』、『GANTZ』などがあります。
現在は重傷を負った状態で回復できず、街中を出て人間を求めるも逆にボコボコにされる。
そこを通りかかったカネキに助け出され、人間である貴未と一緒に住んでいる事が発覚する。
両親を事故で亡くして生きる希望を失った貴未の覚悟により、以前の荒々しさが消えている。
最後は貴未を助けようと体を張り、最終的にはカネキたちと和解して「あんていく」で働く。

月山習(演:松田翔太)
月山財閥の御曹司。喰種の間では「美食家」と呼ばれる。異名のように食のこだわりは強い。
松田翔太は代表作に『ワルボロ』、『名探偵の掟』などがあります。
ナルシストで自分の世界で生きており、半喰種であるカネキの独特なニオイに興味を持つ。
求めていた最上級の食材としてカネキに接近し、他の喰種に振る舞おうとするも失敗する。
なんとかカネキを誘き出そうと回りくどい事をした結果、ニシキが出てきて邪魔される。
最後は覚醒したトーカとカネキの連携に対応できず、そのまま呆気なく倒されてしまった。

感想

個人的な評価

本作は大ヒットした漫画原作の続編となります。
前作でヒロインのトーカを演じた清水富美加は出家騒動により降板し、本作では山本舞香が役を引き継いでいます。
残念ながら原作の方はまったく知らないし、アニメ化もされているが観ていません。
従って予備知識はほとんどなく、前作に関しても内容が完全に消え去っています。
なので、続編である本作から新鮮な気持ちで鑑賞しますが、前作のあらすじもなく説明不足すぎて原作ファンじゃないと付いていけません。
主人公は典型的な葛藤を持つネガティブな思考で面白味はなく、ヒロインは交代したせいか無表情でこちらも面白味がない。
周囲の喰種たちも見た目は人間そのもので違いが分からず、ヴァンパイアの設定として考えて補完していました。
とにかく、邦画のダメな部分を詰め込んだようなテンポの遅さ、アクションのキレの悪さと迫力のなさなど、多分だが前作と比べて劣化している。
主人公であるはずのカネキの存在も物語の中心にいながら、ラストではほとんど意味がなくなってしまった構成も悪かったです。
唯一、本作で魅力を放っていた松田翔太が演じる月山は良かったけど、そのキャラクターの良さをフル活用できていません。
本作がもっと面白くできた要素はあったけど、なぜか無視してワザと悪い部分を目立たせたような印象を持ちました。
単純に主人公のカネキの特別な存在を変態的な美食家の月山が追い求めるだけの構図にして、あとは巻き込まれるような形にすればいい。
それをなぜか他力本願のキャラクターに託してしまい、本作における中心人物のカネキと月山の対決が薄れてしまったと思う。
交代したヒロインがメインに据えたのも失敗だし、続編を意識してキャラクターを次々と投入して説明不足を更に増長しているだけでした。
前作が記憶からキレイに消え去っている事から、本作も記憶から消えるのは時間の問題になるだろうと思うぐらい微妙でした。