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コードネーム:プリンス RE-2311

コードネーム:プリンス RE-2311

作品紹介

公開年月  2014/08/22
ジャンル  アクション/サスペンス
原作  なし
監督  ブライアン・A・ミラー
脚本  アンドレ・ファブリツィオ、ジェレミー・パスモア
製作  ジョージ・ファーラ、ランドール・エミット、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

裏社会で“プリンス”と呼ばれた腕利きの暗殺者ポールは,闇社会から足を洗い、田舎で整備工をしながら娘と二人で平和に暮らしていた。
そんなある日、娘が突如として姿を消し、彼女を探す為にポールは故郷のニューオリンズへと戻る事に。
しかし、そこにはポールによって誤って殺された犯罪組織のボス、オマーが彼の命を狙う計画を立てていた。
ポールは過去の仲間たちの力を借りながら、娘を救う為に奔走するのだった。

登場人物&出演者

ポール(演:ジェイソン・パトリック)
主人公。元腕利きの暗殺者。過去に誤って犯罪組織のボスの妻子を殺してしまう。
ジェイソン・パトリックは代表作に『スリーパーズ』、『スピード2』などがあります。
唯一の生き甲斐である娘のベスだが、彼女に対しては極度の束縛をしている。
自分に残されたのは愛する娘だという主人公だが、実は何も知らないマヌケなのです。
娘に限ってそんな事はないと言っているが、周りの人間はみんな知っていたという。
どこまでも現実を見ない甘い父親だから娘は危険な道に走ったいい例でした。

アンジェラ(演:ジェシカ・ロウンズ)
前半ヒロイン。ベスの友人。最初はポールを敬遠するが、娘を思う彼に同情して協力する。
ジェシカ・ロウンズは女優の他にシンガーソングライターとしても活躍しています。
完全に終わっているベスと違って、ちゃんとしている分、ポールがマヌケに見えてしまう。
軽くドラッグをやっているが、ベスが完全にラリっている姿よりもずっとマシでした。
中盤までポールといい感じになるが、娘が見つかってから用なしになってしまった。
それにしても、大学生だろうが、なぜか四駆を持っているというおかしな設定。

ベス(演:ジーア・マンテーニャ)
後半ヒロイン。ポールの娘。父親と離れて大学に通っていが謎の失踪をしてしまう。
ジーア・マンテーニャは代表作に『アパートメント:143』、『フローズン・グラウンド』などがあります。
遠く離れている父親とは可愛い娘として接するが、実は人生に疲れてヤク中になっていた。
父親が元暗殺者だと知っているのか分からず、ほとんどラリっている状態であった。
どう考えても元凶のすべてなのに、ポールから責められないから、反省の色はないバカ。

オマー(演:ブルース・ウィリス)
犯罪組織のボス。過去にポールが殺そうとしたが、自分の妻子が犠牲になってしまう。
ブルース・ウィリスは近年の出演作には『エクストラクション』、『ロック・ザ・カスバ!』などがあります。
本作では宣伝的な感じになっているが、実際にはもの凄い短い時間の出演となった。
完全に“ブルース・ウィリス”の知名度だけで成り立っているキャラクター。
ジェイソン・パトリックが地味なので、ブルース・ウィリスの華でごましている感じ。
その悪役も本当は因縁の相手の主人公に固執して墓穴を掘るというマヌケな結果に。

マーク(演:ピ)
オマーの信頼する部下。連絡係、後始末などを担当。失敗した者を容赦なく処刑する。
ピは韓国出身で歌手として活躍し、俳優の代表作には『ニンジャ・アサシン』があります。
典型的な優位な立場で余裕を見せるが、主人公と対決するとあっさりと倒される役目。
オマーの部下であるけど、どう見ても明らかに存在が浮いているようにしか見えなかった。

サム(演:ジョン・キューザック)
闇世界で暗躍したポールの旧友。現在は足を洗って真っ当な商売をやっている。
ジョン・キューザックは近年の出演作には『ドラゴン・ブレイド』、『ミッシング・デイ』などがあります。
最初はアンジェラを匿うだけだったが、結局は撃ち合いに巻き込まれて部下を多く失う。
いくら旧友と言っても、相当の損失なのにポールからは詫びの一言もない可哀想な人。

ファーマシー(演:50セント)
ニューオリンズでは相当の厄介な売人。女を薬漬けにする。求める者にはなんでも与える。
50セントはラッパーとして知られ、俳優の他に企業家としても活躍している。
確かに相当のクソ野郎だが、今回は完全に巻き込まれ損という残念な扱いであった。

感想

個人的な評価

アメリカでは一部の劇場で限定公開されたので、日本は当然ながら話題にならなかった。
しかし、大きく顔が出ているブルース・ウィリスが出演しているから宣伝にはなる。
ところが、そのブルース・ウィリスは主演ではなく、まさかの悪役として登場している。
ブルース・ウィリスが主演だったら、劇場公開しているだろうから、予想はつくはずだが。
で、その主演を務めたジェイソン・パトリックはもの凄く地味な俳優です。
華がないので、主演として非常に物足りないし、何より説得力がないのです。
こんな冴えないオヤジが腕利きの暗殺者という風にはまったく見えない。
これがギャップとしてキャラクターの上乗せするならいいが、ジェイソン・パトリックではその効果もないです。
なんだかよく分からないが、主人公の弾は敵に当たるが、敵の弾は主人公に当たらない。
今は2016年だが、本作でやっているのは80年代、90年代のアクションである。
ただ、間違っちゃいけないのは、当時の主演はみんな華があったから納得できた。
本作のジェイソン・パトリックでは色々と足りないので、かなりムリがあると感じた。
それにツッコミどころが満載であり、細かい事を完全にぶっ飛ばしています。
ここら辺も80年代、90年代のような大味なアクション映画に見えてしまいます。
やっている事は古臭いし、主人公に魅力はないし、助けるはずの娘は自ら薬漬けになっているという救いようのない状況なのです。
明らかに娘が勝手にやった事なのに、周りが悪いから容赦なく殺していくのはやり過ぎ。
あと、ニューオリンズには警察がいないのかと思うほど、主人公が人を殺しまくっているのに一切姿を見せていない。
とにかく、娘はヤク中なのに何も言わないダメな父親だが、元暗殺者ならしょうがない。

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