アホリックス RE-52

作品紹介

公開年月  2007/07/06
ジャンル  コメディ/SF/アクション
原作  『マトリックス』シリーズ(モチーフ)
監督  A・レイヴン・クルーズ
脚本  A・レイヴン・クルーズ
製作  アンソニー・アリアーノ、A・レイヴン・クルーズ、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

巨大企業ファイヴとその手先であるエージェント・スマックは、人間の潜在能力を目覚めさせ超人的能力を身に付く薬“アホリックス”の力で世界支配を企んでいた。
一方、彼らの支配から人類を守ろうと謎の黒人オーフェウムと相棒のインフィニティは、自分が救世主だと思い込んでいる男ヌーヴォに接触を図るのだった。

登場人物&出演者

ヌーヴォ(演:スコット・レヴィ)
インフィニティ(演:サマンサ・ブルック)
オーフェウム(演:ダナ・ウッズ)
エージェント・スマック(演:ジェレミー・ディングル)
テオ(演:ヴァニラ・アイス)
タイロン(演:モー・アーヴィン)
ピン(演:ユージーン・キム)
スウォッチ(演:ブリジット・フィンク)

感想

個人的な評価

1999年に公開された『マトリックス』のパロディ映画。
当時はワイヤーアクションやバレットタイムといったハリウッドで使われなかった映像表現で“映像革命”と呼ばれていました。
当然ながら、後発の作品に多大な影響を与えているのは言うまでもないだろう。
カルト的な人気を博した『リベリオン』、新たなヴァンパイア映画の『アンダーワールド』などがそうでした。
そんな中でパロディ映画も多く作られたが、本作は飛び抜けたクソ映画なのです。
タイトルが秀逸で、パッケージも秀逸、しかし、中身はクソそのものでした。
ネオにあたるヌーヴォはだらしない体型、トリニティにあたるインフィニティはヤリマン、モーフィアスにあたるオーフィアスはチビと、登場人物で笑わせようとする。
だが、当たり前のように出オチという感じで、それが笑えるというレベルではない。
ツッコミを入れるレベルでもなく、呆れた感じでずっと鑑賞していた。
一応は本家の『マトリックス』の内容に沿った展開だが、想像以上につまらなくすのは、逆にスゴイと思うほどのクソ演出でした。
ストーリーはダラダラしているが、それ以上にアクションがモタモタしていて、もはや『マトリックス』のコスプレをしている学芸会レベル。
もちろん、こういう映画には下ネタが付き物だが、これも安っぽくてまったくダメです。
バカ映画にしても下手に真面目な感じでやっているし、適度に入れるギャグも間が悪くて笑えないです。
そして、なぜか芸人のざ・たっちが出ていて、強引すぎる吹き替えも笑えず、というよりも元から面白くないから笑えなかった。
本作は当然ながら観る価値はあまりなく、タイトルとパッケージで完結している作品です。