インベージョン RE-2561

作品紹介

公開年月  2013/08/20
ジャンル  ホラー
原作  なし
監督  クリストファー・ルーズヴェルト
脚本  クリストファー・ルーズヴェルト
製作  クリスティーン・ホルダー、マーク・ホルダー、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

卒業を間近に控えた大学生たちは、週末のパーティーを楽しむ為に別荘を訪れた。
ところが遠くの空から弾道ミサイルが落下し爆発するのを目撃し、逃げるか留まるかの二者択一に迫られていた。
そこに狂犬が突然現れた事を皮切りに、一夜明けるとゾンビらしき者がやって来るのだった。

登場人物&出演者

テイラー(演:ケイラ・ユーウェル)
主人公。別荘のパーティーに出かける前にデヴィッドから婚約指輪をプレゼントされる。
ケイラ・ユーウェルは代表作に『ラッキー・ガール』、『俺たちチアリーダー』があります。
医者の卵でデータを最優先して、デヴィッドの多数決に対して答えを拒否した特別扱いに。
ゾンビの襲撃でなんとか助かって、医療的な観点からその正体を推測していた。
守ってくれるデヴィッドや脳筋野郎のブライスたちのおかげで何もせずに生き残っていく。
最後は脳筋のブライスが頑張ってくれたので救助ヘリのところまでたどり着く事できた。

ブライス(演:アシュリー・ブライアン)
テイラーたちの同級生。別荘のパーティーに浮かれ、フィーバー・キングを自称した。
アシュリー・ブライアンは代表作に『Trigger』、『Grandma’s House』などがあります。
テロ攻撃されたと知って、兄が軍人で武器マニアの知識でミサイルの詳しい情報を口にする。
別荘の前にいた犬に嫌気が差し、脳筋らしくぶっ殺しに行くという頭の悪い行動をする。
ゾンビに追いつめられ、脳筋のクセに冷静な判断で脱出が最善の策とデヴィッドに促す。
脳筋らしく車を取りに行って途中で足をケガしても奮闘するなど主人公らしい活躍でした。

デヴィッド(演:リチャード・コーンケ)
テイラーの恋人。卒業間近で浮かれる一方、出発前にテイラーに婚約指輪をプレゼントする。
リチャード・コーンケは代表作に『ピッチ・パーフェクト』などがあります。
車で街まで様子を探りに行ったが、ゾンビに遭遇して逃げ出すべきだと主張した。
ハワードやブライスの意見に耳を傾けるだけで、自ら行動はほとんどしない役立たず。
なんとなくゾンビが音に引き寄せられると知っていて何度もビッチたちを注意していた。
最後はテイラーの為にゾンビたちを引きつけが噛まれて仲間入りし、ブライスに殺される。

シャーリー(演:セーラ・バトラー)
テイラーたちの友人。恋人のハワードが持つ別荘でテイラーたちを待っていた。
セーラ・バトラーは代表作に『アイ・スピッド・オン・ユア・グレイヴ』、『デッドハング』などがあります。
自分よりも格上のハワードに引け目と嫉妬を感じならも彼との同棲を予定している。
数ヶ月前にハワードとナオミが浮気した事を知ってショックを受けてしまう。
ゾンビたちが別荘に侵入して部屋に逃げるが、ナオミを見殺しにするクソ女ぶりを発揮。
更に車を取りに行ったブライスが逃げたと大声で喚くなど、足を引っ張る役目を担う。
最後は救助ヘリが来る大学に向かうが途中で襲われた時に逃げ切れず食い殺される。

ナオミ(演:ブリトニー・バーロウ)
ブライスの恋人。テイラーたちを待たせたが元凶。露出が高い服を着ているビッチ。
ブリトニー・バーロウは代表作に『ピッチ・パーフェクト』などがあります。
女性陣の中で一番のナイスバディという事でハワードの下半身が放っておかなかった。
ゾンビに襲撃されてから逃げ出すが、部屋のドアをシャーリーに閉められて死亡。

ハワード(演:マイケル・ウェルチ)
シャーリーの恋人。今回のパーティーでオジの別荘を用意した金持ちの坊ちゃん。
マイケル・ウェルチは代表作に『デイ・オブ・ザ・デッド』、『トワイライト/初恋』がある。
三ヶ国語を話せるが、中身は子供のままで幼稚な発言にシャーリーは頭を悩ませている。
デヴィッドが大慌てで帰ってきて脱出を促すが、混乱する中で大声を上げた瞬間に襲われる。

感想

個人的な評価

本作は典型的な低予算のゾンビ映画だが、近年起きているテロリズムを取り入れている。
基本的にバカ者(若者)が無邪気にはしゃいでいるが、すぐにそれが終わって異常事態に切り替わっていきます。
ただ、町外れの別荘にバカ者(若者)たちがいるせいで状況をすぐに理解できていない。
それで登場人物の一人がゾンビに遭遇したところでようやく状況が分かるという感じになる。
どうやら本作のゾンビは音に反応して襲ってくるが、当然最初は誰も気づかないです。
本当ならその役目は主人公が担うべきだが、その恋人がなんとなく気づく程度になっている。
低予算ゾンビ映画の王道という感じで、巻き込まれた男女がサバイバルするという流れ。
主人公は医者の卵という設定だが、当たり前のようにほとんど意味がなかったです。
それで主人公なのにほとんど終盤までほぼ活躍せず、気づいたら最後までいたという感じ。
代わりに単なる殺される為にいると思われた脳筋の黒人が大活躍をします。
車を取りに行ったり、足をケガしても走って逃げたり、最後まで主人公を助けたりと、どう考えても彼が主人公としか思えない。
本作にストーリー性はないのは当然だが、冒頭でのバカ者(若者)たちのパーティーがムダに長くて意味がなかった。
多分、ゾンビたちの襲撃とのギャップを狙ったが、観ている側にとってどうでもいいです。
早く調子に乗っているバカ者(若者)たちが殺されないか期待しているから、本当にムダなシーンとしか言えなかった。
本作のゾンビはモダン型で全力疾走だが、足をケガして引きずっているヤツよりも遅いのはかなり致命的だと言える。
あれだけクソみたいにカメラを揺らして演出しているのに、片足引きずっているヤツに追いつけないなら本末転倒だと感じました。
ゾンビのオリジナリティとして音に反応するので、音さえ立てなければ襲ってこないというのは悪くないと思います。
ただ、それを活かす場面があまりに少なすぎる上に効果的じゃないから意味がなかった。
そして、大問題となるラストのシーンだが、なぜハッピーエンドだと思わせてバッドエンドにしたのか意味が分かりません。
素直にハッピーエンドで良かったのに、それをワザワザ見せてからバッドエンドにした演出は製作側の性格の悪さがにじみ出てしまいました。
多分、その演出で得意気な顔を浮かべているだろうが、バッドエンドにした事で本作の意味を完全に無と化している頭の悪い終わり方となりました。
サバイバルの緊張感は低予算ゾンビ映画として良かったのに、ラストで台無しにするのは本当に残念すぎる無能さを露呈してしまったと思う。