ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島 RE-2197

作品紹介

公開年月  2010/12/10
ジャンル  ファンタジー/アドベンチャー
原作  C・S・ルイス 『朝びらき丸/東の海へ』
監督  マイケル・アプテッド
脚本  マイケル・ペトローニ、クリストファー・マルクス、ほか
製作  マーク・ジョンソン、アンドリュー・アダムソン、ほか
製作国  アメリカ、イギリス
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

エドマンドとルーシーのペベンシー兄妹は、兄ピーターと姉スーザンが両親とともにアメリカへ滞在中、従兄弟のユースチスの家に預けられる事に。
ある日、壁に掛けられた帆船の絵が動き出し、三人はその絵の中に吸い込まれてしまい、ナルニアの海へ放り込まれてしまう。
溺れかけたところを王となったカスピアンやネズミの騎士リーピチープの乗る帆船・朝びらき丸に救われ、喜びの再会を果たすのだった。

登場人物&出演者

カスピアン王(演:ベン・バーンズ)
ルーシー・ペベンシー(演:ジョージー・ヘンリー)
エドマンド・ペベンシー(演:スキャンダー・ケインズ)
ユースチス・スクラブ(演:ウィル・ポールター)
アスラン(声:リーアム・ニーソン)
リーピチープ(声:サイモン・ペグ)
白い魔女(演:ティルダ・スウィントン)

感想

個人的な評価

本作は2010年に公開されたファンタジー映画です。
この作品はC・S・ルイスの児童文学『ナルニア国物語/朝びらき丸・東の海へ』を基に作られています。
原作は7部作で構成されており、本作は3番目で1952年に出版されています。
監督は新たに起用されたイングランド出身のマイケル・アプテッドが務めています。
マイケル・アプテッド監督はドキュメンタリー作家として知られ『UPシリーズ』が有名です。
他の代表作には『007/ワールド・イズ・ノット・イナフ』、『アメイジング・グレイス』があります。
本シリーズでナルニアを救ったエドマンドにはスキャンダー・ケインズ、ルーシーにはジョージー・ヘンリーが演じています。
両者ともに2000人のオーディションで選ばれ、本シリーズで主要人物として活躍しています。
エドマンドはずっと2番手で王になりたかったが、本作では吹っ切れて自分の進むべき道をきちんと示しました。
ルーシーは自分に対して自信がなく、ずっと悩んでいたが、それも本作で吹っ切れて自分の道を突き進みます。
前作から登場したナルニアの王となったカスピアンを演じるのはベン・バーンズです。
ベン・バーンズはイングランド出身で、代表作には『ドリアン・グレイ』、『グリフィン家のウエディングノート』があります。
ペベンシー兄弟を引っ張っていた長兄のピーターに代わり、一行を引っ張っていく役目としてしっかりと立ち回っています。
更に本作から初登場となるエドマンドとルーシーの従兄弟であるユースチスを演じるのはウィル・ポールターです。
ウィル・ポールターはイギリス出身で、代表作には『なんちゃって家族』、『メイズ・ランナー』があります。
いわゆるツンデレキャラクターとして終始に渡って文句を言うが、ナルニアにやって来た事で性格が一変します。
ある意味、このユースチスは主人公的な役割となっていて、原作では4作目の主人公であり、それを彷彿とさせる立ち回りでした。
更にナルニアを象徴する創造主のアスランの声にはリーアム・ニーソン、ネズミの騎士リーピチープの声にはサイモン・ペグが務めています。
物語はまさにナルニア国物語という感じで、ファンタジー色が強いが、シリーズとして非常に分かりやすい展開である。
予定調和な物語であるけど、それは逆に安心して鑑賞できると言える作品だと思います。
本作は初登場となったユースチスとリーピチープとの友情、彼の心境の変化が顕著でした。
とは言え、相変わらず子供向けの内容なので、どうしても物足りないと言えるのは仕方ないがないでしょう。