作品紹介
公開年月 | 2005/03/20 |
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ジャンル | パニック/アクション |
原作 | なし |
監督 | ポール・シャピロ |
脚本 | ジェームズ・ラ・ロッサ |
製作 | ピーター・サドウスキー、レスリー・ベルツバーグ |
製作国 | アメリカ、南アフリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
人気がなかったフロリダのシーガルビーチは人工サンゴを利用し、活気を取り戻していた。
ダニエルは海洋研究をしている兄にサメの異常発生を忠告されるも耳を貸さず、レンタルした船で沖まで行くもサメの大群に襲われてしまう。
なんとかビーチに戻ったダニエルだったが、そこで人々が襲われている光景を見るのだった。
登場人物&出演者
・ダニエル(演:シャノン・ルシオ)
主人公。親友のカレンとアリシアからフロリダにあるシーガル・ビーチに誘われる。
シャノン・ルシオは代表作に『ザ・トゥルーロマンス』、『しあわせの帰る場所』がある。
厳しい父親に許されないが、浮気していた事を持ち出し、ウソをついてビーチに行く。
カレンやアリシアに誘われてビーチに行き、そこでヤリチンのJ・Tに目をつけられる。
釣り船のレンタルを手伝うシェーンといい感じになり、J・Tの悪事を知って難を逃れる。
最後は船の操縦し、サメの大群にいる海に入って追い出す装置を直すなど大活躍した。
・シェーン(演:ライリー・スミス)
母親が経営している釣り船のレンタル店を手伝っている。大学への願書を出せずにいる。
ライリー・スミスは代表作に『スパイダー・パニック!』、『ギャロウ・ウォーカー/煉獄の処刑人』などがあります。
将来は大学に入って、工学を学んで高速の船を自分で造ろうという大きな夢を持っている。
兄を探していたダニエルに出会うと、何かと彼女と会話しようと機会を作っていた。
最後はJ・Tの悪事に苛立って殴つけ、サメの大群を追い返すべく船を出して撃退した。
・J・T(演:ジャスティン・バルドーニ)
マックスの友人。一緒にシーガル・ビーチでビデオカメラを片手に女の子を撮りまくる。
ジャスティン・バルドーニは代表作に『猿の復讐/ISLAND OF THE APES』などがあります。
何度もシーガル・ビーチに来ているベテランで、どんなクラブでも顔パスをするやり手。
毎年のように睡眠剤を女の子に飲ませ、意識のない状態で好き放題にレイプしていた。
ダニエルを狙っていたが、その度にシェーンの邪魔が入り、今度は彼の船を借りて狙う。
最後は悪事ばバレて他の女の子と海で楽しんでいたところで、サメの大群に襲われて死亡。
・カレン(演:ビアンカ・リシャンスキー)
ダニエルの親友。大学進学でフロリダに行っている。遠く離れて暮らすダニエルを誘う。
ビアンカ・リシャンスキーは代表作に『Oil on Water』などがあります。
シーガル・ビーチにやって来たダニエルの白い肌を見て、早速とビーチへ誘った。
パーティ三昧で楽しむ典型的なビッチだが、意外にも男と一緒にいないという。
盛り上げる為に家でパーティをしようとするが、予想外の人数に後片付けで手一杯となる。
最後は無人島で友人の死体を見つけると、帰ってきて警察に報告をしていた。
・アリシア(演:ジュヌヴィエーヴ・ハワード)
ダニエルの親友。大学進学でカレンとともにフロリダへ来ている。ダニエルに電話した。
ジュヌヴィエーヴ・ハワードは代表作に『Dollar$ + White Pipes』、『The Race-ist』などがあります。
彼氏の監視という名目でビーチで遊んでいて、焼いていないダニエルを早速と連れ出す。
マックスが女の子のヌードをビデオで撮りまくっていると知って、別れを決意する。
J・Tのアイデアでシェーンの船を借りると、マックスに仕返しするとカレンに話した。
最後は無人島でマックスの死体を見てヒステリーを起こし、帰っても立ち直れずにいた。
・マックス(演:ウォーレン・マクアスラン)
アリシアの恋人。シーガル・ビーチでJ・Tとビデオカメラで女の子を撮りまくっている。
ウォーレン・マクアスランは代表作に『Borderline』などがあります。
サプライズでやって来たアリシアに驚きながらも、ビデオ撮影を苦しい言い訳で乗り越える。
まさかアリシアが来るとは思っておらず、自由にハメが外せないとJ・Tに文句を言う。
最後はこっそりと女の子とパーティを抜け出して海に行くが、サメに襲われて死亡。
・チャーリー(演:ウェイン・ソーンリー)
ダニエルの兄。フロリダにて海洋大学に通う。シーガル・ビーチで人工珊瑚礁を調査する。
ウェイン・ソーンリーは代表作に『Consequence』、『バード・ストーリー』があります。
一緒に調査している教授は海を楽しんでいる一方、一人だけ忙しく海を調べていた。
独自にサメを追い払う装置を作っているが、出力に問題があって調整している状態である。
両親にウソをついてフロリダに来たダニエルに対し、海に入るなと警告していた。
最後はサメの大群に対して追い払うべく装置を作動させ、見事に撃退するに成功した。
・マリー(演:キャシー・ベイカー)
シェーンの母親。釣り船のレンタル業を営む。人工珊瑚礁のおかげで商売繁盛している。
キャシー・ベイカーは代表作に『シザーハンズ』、『警察署長ジェッシイ・ストーン』シリーズなどがあります。
隣のビーチでクラブを経営するゲートリーが頻繁に船を借りて怪しむも、金に負けてしまう。
自分の船を使ってサメたちを呼び寄せていたゲートリーに落胆して怒りをぶつけていた。
最後はシーガル・ビーチにサメの大群が押し寄せ、ゲートリーの悪事を警察に通報した。
・ゲートリー(演:ブライアン・ブラウン)
シーガル・ビーチの隣のビーチでクラブを経営する。当初から人工珊瑚礁に反対していた。
ブライアン・ブラウンは代表作に『F/X/引き裂かれたトリック』、『エンド・オブ・ザ・ワールド』などがあります。
なぜか古い釣り船であるマリーの船を何度もレンタルして、怪しまれるも金で解決する。
実はシーガル・ビーチの人工珊瑚礁で繁盛し、自身のクラブは経営難に陥っていたという。
その為、撒き餌を使って近くのサメたちを誘き寄せ、ビーチを閉鎖するように仕向けていた。
最後はサメの大群による大騒動となり、予想外の事で後悔の念を募らせるも逮捕された。
感想
個人的な評価
本作は『ブルーサヴェージ』と同じタイトルですが、前作はドイツが製作したのになぜか今回はアメリカで製作されています。
原題もまったく違うので、本作は残念ながら続編というワケじゃなく、まったく関係のないサメ映画となっています。
完全に本作は邦題に振り回されてしまった作品ですが、意外にも内容はちゃんとしている。
本作はサメ映画であっても、今では王道となっているバカ映画ではなく、一応は青春映画の一面を持っています。
主人公は厳格な父親にあれこれ禁止されて、それに反抗するべく友達がいるフロリダのビーチでハメを外そうとします。
しかしながらも、根は真面目な主人公はハメを外さず、そこで好青年のシェーンと出会った淡い恋心を持ちます。
サメ映画と言えば、ビッチがいっぱい出てくるはずだが、本作の主人公や友人たちは意外にも貞操を守っていました。
その代わりとしてヤリチンが登場するが、結局は失敗してしまうというマイルドな内容です。
当然のようにおっぱいのサービスはないですが、主人公の豊満な水着おっぱいでガマンするしかありません。
純真な主人公と好青年の相手も好印象であり、対極的なヤリチンのクズさもしっかりと描いていると思います。
なので、本作にあるサメたちはオマケ程度に過ぎず、何よりホオジロザメじゃなく、イタチザメの大群という点も珍しいです。
本作は王道のサメ映画ではなく、青春映画に近い要素を持っていて、サメはあくまでアクセント程度に留まっていました。
ただ、本作は決して面白いというワケじゃなく、所詮はテレビ映画なので多くを求めるのも酷な作品でした。