ジョーズ・イン・ツナミ RE-2876

作品紹介

公開年月  2009/07/25
ジャンル  パニック/アクション
原作  なし
監督  デヴィッド・リスター
脚本  リンジー・ジェームズ
製作  グラント・ブラッドレー、ディル・ブラッドレー、ほか
製作国  オーストラリア、カナダ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

カリフォルニアのビーチでライフガードとして働くヘザーたちだったが、突如発生した巨大津波によって多くの人が呑み込まれた。
一瞬の出来事でヘザーたちは自分の命を守るが精いっぱいで、海の見張り台になんとかたどり着くが、そこも水浸しの状態になっっていた。
被害状況を知る為に周囲を見渡すと、そこには血に飢えた凶暴な人食いサメが無数に群がって襲撃する光景が広がるのだった。

登場人物&出演者

ピート(演:ウォーレン・クリスティー)
主人公。男性ライフガード。以前はヘザーの恋人だった。右腕に「ネヨラヨテ」のタトゥー。
ウォーレン・クリスティーは代表作に『マンハッタン恋愛セラピー』、『アポロ18』がある。
どうしてもヘザーの新しい恋人が気に入らず、仕事のついでに感情を彼にぶつけていた。
津波がやって来ると海にいたヘザーを助け出し、頑丈すぎる監視小屋でなんとか避難した。
コリンが助けに来ると彼の工事現場に来て、ヘザーと二人っきりになって結婚を申し込んだ。
最後はヘザーの取り合いに勝利して、救助が来るまでコリンに上から目線で接して生還する。

ヘザー(演:ペータ・ウィルソン)
主人公。女性ライフガード。過去にピートと付き合っていたが、今はコリンと結婚を約束。
ペータ・ウィルソンは代表作に『ペンタゴン・クライシス』、『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』などがあります。
同時に異動届を出していて、結婚に踏み切れないピートと完全に別れようと決意した。
津波がやって来て監視小屋に立てこもると、最初はパニック状態で棒立ちしていた。
コリンが助けに来ると恋人とは思えない素っ気ない態度で接し、彼の工事現場に向かう。
最後はピートのプロポーズを承諾するが、コリンに事実を話さずに男二人を手玉に取った。

ダグ(演:レミー・ブロードウェイ)
男性ライフガード。ヘザーとシャベスの恋愛問題を見ていて、関わらないようにしていた。
レミー・ブロードウェイは代表作に『Murder Trail』、『Enter the Hamster』があります。
公営の駐車場を占領しているコリンに対する苦情が入り、ピートが憂さ晴らしに行く事に。
自慢のライフルを分解しているところでジェニーが言い寄るが、気のないフリをする。
監視小屋にこもってサメを撃退する作戦で、一匹目に残りの弾丸を使ってようやく仕留める。
最後はジェニーに遠回しな告白をして、彼女にトレーニングをつけると宣言した。

ジェニー(演:シャーラン・シモンズ)
ライフガードになりたい若い女性。何か問題を起こして、100時間の奉仕活動をしている。
シャーラン・シモンズは代表作に『デビルズタイド』、『STAG/スタッグ』などがあります。
年増のライフガードしかない現状で、有望な新人であるが、誰も気に留めていない様子。
マイペースに奉仕活動していると津波がやって来て、監視小屋になんとか退避した。
その際に自慢の足を切ってしまい、失血死するとしてヘザーがヘタクソな縫合をしてもらう。
最後は色目を使っていたダグから告白を受けて、ライフガードになると新たに宣言した。

ブライアン(演:ニコラス・クーパー)
女性ライフガード・バーバラの恋人。仕事中だったバーバラにプロポーズをしていた。
ニコラス・クーパーは代表作に『Mosaic』、『エンドレス・マーダー』などがあります。
二人の気持ちが盛り上がると、ガマンできずに監視小屋を借りて遠慮なくセックスを始める。
津波がやって来るとみんな監視小屋に避難して、サメの保護を訴えるバーバラを抑えた。
バーバラが最初に食われると取り乱し、その後はずっとネガティブな発言をしていた。
最後はみんなを助ける為にサメの囮となって、抵抗もせずに黙って食われて死亡した。

バーバラ(演:ソーニャ・サロマ)
女性ライフガード。ヘザーと同じく年増のライフガードとして頑張っています。
ソーニャ・サロマは代表作に『ハウス・オブ・ザ・デッド』、『インビジブル2』がある。
仕事中に恋人であるブライアンから結婚指輪を渡されて、その場でプロポーズを受ける。
気持ちが盛り上がってしまい、ヘザーに監視小屋を一時間の休憩をもらって監視小屋に行く。
ブライアンと楽しんでいたところで津波を知らせるアナウンスを無視する仕事の怠慢ぶり。
最後は襲ってきたサメは絶滅種として保護を訴えるが、監視小屋で最初に食われて死亡。

コリン(演:ジェフ・ギャノン)
ビーチの近くで工事をしている責任者。周囲に迷惑をかけている。ヘザーとの結婚を約束。
ジェフ・ギャノンは代表作に『The Makeover』、『Ryder Country』などがあります。
無断で公営駐車場を占領している事で、利用者から苦情が出てピートが注意をする事に。
ヘザーを勝ち取ったとしてピートを上から目線で見ていて、彼の注意を無視していた。
津波で孤立した監視小屋に部下を引き連れて助けに行き、工事現場へみんなを避難させる。
最後はなんとか安全な場所にたどり着くが、ヘザーに振られていた事を知らず生還を喜ぶ。

感想

個人的な評価

本作は津波の災害映画とサメ映画が融合した作品となっています。
いつものサメ映画というとホオジロザメが犯人だが、今回は希少種で深海に生息するミツクリザメとなっています。
こちらはホオジロザメと同じくネズミザメ目に属しているので、必然的に人喰いする設定が本作でムリヤリ使われています。
特徴的な顔立ちをしているサメですが、本作ではかなりデフォルトされている感じです。
本来のミツクリザメは人を襲う事がなく、生きた化石と呼ばれるほど大昔から生存している深海性のサメである。
なので、本作での扱いはかなりムリがあるけど、サメ映画にそのようなツッコミは野暮というモノでしょう。
しかしながら、本作はサメの恐ろしさよりも、ライフガードたちの無能さが一番目立ちます。
特にヒロインであるヘザーをめぐった二人の男による醜い取り合いが物語の一役買っている。
そのヘザーを演じるペータ・ウィルソンは過去に『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』でミナ・ハーカーを演じました。
最初はまったく気付かなかったけど、途中で気付いてしまうと、あまりの劣化ぶりに驚くしかなかったです。
年増になったのは仕方でしょうが、体格がまるで女子レスラーぐらいにガタイが良かった。
そして、別れた主人公とヨリを戻して、今の恋人を振ってしまうビッチぶりを終盤で魅せてくれています。
もうそれしか印象に残らないほど、ヒロインがあそまでビッチ化するシーンはないだろう。