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鮫の惑星:海戦記(パシフィック・ウォー) RE-2666

鮫の惑星:海戦記(パシフィック・ウォー) RE-2666

作品紹介

公開年月  2017/08/05
ジャンル  パニック/アクション
原作  なし
監督  マーク・アトキンス
脚本  マーク・アトキンス
製作  ポール・バレス、デヴィッド・マイケル・ラット、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

未曾有の大洪水で地表の98%が海に覆われた世界で、わずかな生存者は海面に村を形成して日々を生き長らえていた。
しかし、暴君フィエンが率いる一派が鮫を自在に操る装置を開発し、逆らう者に獰猛な鮫を繰り出して勢力を拡大していた。
ウィローが暮らす村にもフィエンの手先が来るが、貢ぐ資源が底を尽き代わりに囚われるが、実は彼女に驚くべき力が宿るのだった。

登場人物&出演者

ティモール(演:ジャック・アームストロング)
主人公。コロトアに住む青年。何があっても必ずウィローを守るという使命を感じている。
ジャック・アームストロングは代表作に『ガイバー』、『禁断のエデン/魔性の女』がある。
ウィローがフィエンの手下に連れて行かれてしまい、彼女を救い出す為に仲間を集める。
ニムエムが船と部品を奪って計画がズレ始め、トビーが仕掛けた爆弾で追いつめられる事に。
集めた仲間たちを犠牲にして要塞にたどり着くと、気絶していたウィローを探し出した。
最後はフィエンに追いつめられる中で、ウィローの力を覚醒させる魔法の言葉を与えた。

ウィロー(演:アシュレイ・デ・ラング)
ヒロイン。コロトアに住む女性。フィエンの手下がやって来て、要塞に連行されてしまう。
アシュレイ・デ・ラングは本作が長編映画デビュー作となります。
父親は大洪水があった時に多くの人命を救った英雄で、太陽を元に方角を知る技術を持つ。
ニムエムやトビーの勝手な行動でサメの餌食になりそうだが、超能力を発動させて助かる。
フィエンによって能力が更に活性化していき、ティモールたちを助ける為に増大してく。
最後はフィエンの装置を上回る力を発揮すると、サメによって暴君を食わせる事になった。

シオン(演:タンディ・セベ)
コロトアに住む女性。フィエンの手下が来ると、反撃しようとしたティモールを止めた。
タンディ・セベは代表作に『Disgrace』、『30 Karat Liede』などがあります。
ウィローを助ける為に無茶していたティモールを放っておけず、行動を共にする事に。
要塞に乗り込む作戦を仲間になった三人に説明する役で、その後は棒立ち要員となります。

ニムエム(演:リンディ・デュ・ランド)
元フリーダイバー。現在は酒場でバケツに入った水に顔をつけて息を止める賭け事で生活。
リンディ・デュ・ランドは代表作に『Henley-on-Klip』、『Vuil Wasgoed』があります。
コンビ組んでいた男の不公平な商売に辟易し、そこにやって来たティモールに誘われる。
奪った海水を真水に変換する装置の部品を勝手に盗み、偽物を送りつけてフィエンがキレる。
最後はティモールを要塞に入れるべくサメの気を引く囮となり、結局食われてしまう。

トビー(演:タピワ・ムスボスヴィ)
酒場で機械の修理をしていた。深海対応のプロで様々な機材に精通している。
タピワ・ムスボスヴィは代表作に『Outpost 37』、『Trailer Made』などがあります。
爆破する事が好きで、ティモールの仲間集めの際に派手な爆発をやりたいとして簡単に乗る。
ニムエムと結託して海水を真水に変える部品をゴミとすり替え、爆弾を仕掛けてしまう。
要塞に届いたすり替えた海水を真水に変える装置の部品が爆発して、フィエンがブチ切れる。
最後は要塞の見取り図を作ろうとして近づき、ティモールを助けようとしてサメに食われた。

エドガー(演:タウリック・ジェンキンス)
酒場でやっていたカップアンドボールで、小型のソナーを使ってボールの場所を当てていた。
タウリック・ジェンキンスは代表作に『While You Weren’t Looking』、『Darfur』がある。
引退した身で賭けに買っても賞金は他の人に分配するが、大きな事をやりたい願望を持つ。
仲間になった他の二人と違って常に冷静で、勝手な行動をしなかったのに怒られてしまう。
アンの船に乗って小型化したソナーで要塞の全体像を記録して、今後の作戦を有利にする。
最後は船に近づく爆弾をつけたサメを察知するが、海に逃げた時に食われてしまう。

アン・アルドリン(演:カミラ・ウォルドマン)
酒場で仲間集めに来たティモールの奪われた袋を奪い返すが、彼からの誘いを断った。
カミラ・ウォルドマンは代表作に『Berserker』、『While You Weren’t Looking』がある。
ティモールたちの素性ややろうとしている事を読み取るが、それはムダだとして言い放つ。
勝手に無線を聞いていて実状を知ると、それを放置していた自分たちが悪いとして協力する。
あくまで調子に乗っているフィエンを倒し、戦利品を手に入れる為に協力をしている。
最後は爆弾付きのサメで船が大破するが、要塞で新しい船を海水を真水に変える装置を奪う。

メイソン・スクラム(演:ジョナサン・ピエナー)
暴君フィエンが最も信頼する部下。コロトアにやって来て貢ぎ物を倍にして差し出せという。
ジョナサン・ピエナーは代表作に『ブラッド・ダイヤモンド』、『黒いヴィーナス』がある。
あくまでフィエンを絶対的な海の支配者と崇めていて、特殊な装置を使いサメたちを操る。
ティモールたちが奪った海水を真水に変える装置の部品を奪われ、交渉役としてブチ切れる。
フィエンの命令でウィローの力を解明するべく、コロトアの襲撃の為に向かっていった。
最後はウィローを助けようとしたティモールを襲うも、サメを操った彼女により食われた。

イアン・フィエン(演:ジョン・サヴェージ)
悪役。広い海を支配する暴君。基本的に貢ぎ物の徴収や交渉を右腕のスクリムに任せている。
ジョン・サヴェージは代表作に『ディア・ハンター』、『シン・レッド・ライン』がある。
ティモールが海水を真水に変える装備の部品を奪われると、ようやく本格的に登場する。
世界が大洪水で海に覆われると、陸を目指してサメに囲まれた時にウィローの父親が助けた。
その経験を活かしてサメを操る装置を作り出すが、ウィローを見つけて能力を解明させる。
最後はティモールとウィローにサメを向かわせていたが、逆に彼女の能力で食われてしまう。

感想

個人的な評価

本作は様々なクソ映画を提供してくれるアサイラム製作の作品となります。
過去に『PLANET OF THE SHARKS/鮫の惑星』という作品を手がけていて、一応は同一シリーズの二作目となるようです。
ただ、続編というワケではなく、似たような世界観で展開するサメ映画となります。
一作目ではまだ納得できるような設定だったが、本作では一気にファンタジックとなります。
なぜなら、サメを操る装置は百歩譲って分かるけど、超能力的なモノでサメを操るヒロインが完全にバランスブレーカーとなっている。
そもそもサメを操る装置の詳細は語られず、グローブで操っているが、どうやって視認しているのか分からない。
海面からサメの動きが分かるはずないし、操っているサメが奪われた事もどうやって分かるのか謎すぎました。
ただ、最後は機械と超能力の対決という図式は悪くない感じだが、所詮は虚構と虚構の対決で詳細が語られていないから説得力が皆無だったけど。
本作で最も致命的だったのは登場人物で、主人公はヒロインを助ける王道的なパターンはいいとして、他があまりにも適当すぎます。
まず、主人公と一緒に行動する女が無意味すぎるせいで、仲間を集めて作戦を実行した時から空気みたいな存在になる。
次に集めた仲間たちもキャラ立ちしそうだったが、中途半端な活躍をさせて呆気なくサメに食われてしまう。
しかも、その食われるシーンがあっさりしすぎているせいで、彼らが仲間になった意味がほとんど感じられません。
最後にヒロインと悪役がサメを操るのですが、どちらも説明がほぼない状態で操っている。
そうなってくると、両者が対決した時の面白さの裏付けがないので、どうせヒロインが勝つ予定調和が丸分かりとなる。
主人公も最後の方ではほとんど活躍せず、結局はヒロインの超能力でゴリ押しするだけ。
まだ一作目の方が現実に近いところにあったが、本作でファンタジーに走ったのは時期尚早だと感じてしまった。
これをやるのは三作目の方がいいし、本作を受けての三作目は更なる笑えないぶっ飛んだ設定になりそうでいろんな意味で楽しみでもあるけど。

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