作品紹介
公開年月 | 2018/01/15 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | なし |
監督 | シェーン・アビス |
脚本 | シェーン・アビス、ブライアン・カチア |
製作 | シドニー・アベネ、シェイン・アベス |
製作国 | オーストラリア |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
地球から遠く離れた惑星のオシリス、囚人たちが収監されている刑務所があり、植民地にする計画の為に働かされていた。
宇宙船フローティラで上空からオシリスの管理を任された中尉のケインは、地球より遊びに来ていた娘インディと地上で束の間の休暇を楽しんでいた。
次の日、囚人たちが反乱を起こして脱走し、上官は惑星を破壊すると決断し、ケインは娘を救うべき向かうのだった。
登場人物&出演者
・ケイン(演:ダニエル・マクファーソン)
首都オシリスの管理を任されている中尉。娘が地球から会いに来ていて惑星を案内していた。
ダニエル・マクファーソンは代表作に『INFINI/インフィニ』などがあります。
任務を優先してきた事で地位と金を手に入れるが、その代わりに家族を失ってしまている。
任務の為に再び宇宙船に戻ったが、刑務所で暴動が起きて囚人たちが人質を取る事件を知る。
長年の友人だった大佐から真実を聞き出すと、滅び行く惑星から娘を助けようと脱走した。
最後はシェルターに到着する直前、リネックスが差し出す戦闘機の前に呆気なく射殺された。
・サイ・ロンブロック(演:ケラン・ラッツ)
刑務所第二管区の看護師。空から落ちてきたケインを助け出し、惑星に起きる運命を知る。
ケラン・ラッツは代表作に『トワイライト』シリーズ、『エクスペンダブルズ3/ワールドミッション』などがあります。
宇宙船から脱走して墜落した飛行機から救い出し、真実を聞いてケインと協力する事になる。
実は看護師ではなく、オビール刑務所に服役する囚人で、仲間がラグドを解き放っている。
刑務所を脱走した後は一人だけで行動し、その時に墜落した戦闘機からケインを助けた。
最後は死んだケインの代わりにインディを助け、怪物に変化しても彼女とともに暮らした。
・インディ(演:ティーガン・クロフト)
ケインの娘。妻と離婚してオシリスで惑星の植民地化を進めるケインと会う為にやって来た。
ティーガン・クロフトは本作が長編映画デビュー作となります。
オシリスには娯楽がほとんどなく、ケインも任務の為にシェルターで退屈な時間に飽きる。
首都オシリスがラグドたちの襲撃を受けると、子守役が隠れるように言われて助かる。
迎えにやって来たケインとサイに助け出されて、近くのシェルターに避難をする。
最後はケインが射殺され、変異したサイとともに助けを呼び、宇宙船へと戻っていく。
・ビル(演:ルーク・フォード)
違法で酒を売っているバーにいたイカレたカップルの男。義理の妹といつも一緒にいる。
ルーク・フォードは代表作に『アニマル・キングダム』、『INFINI/インフィニ』がある。
オシリスまで連れて行ってもらおうと邪魔したケインを捕らえ、殺そうとしていた。
取引を持ちかけたサイに耳を傾け、ケインが娘を助けたいと知って金をもらって引き受ける。
途中で知り合いのジャンク屋で武器を手に入れ、オシリスにいるケインの娘を助け出す。
最後はバスを守るべくラグドたちを牽制し、兵士が放ったバズーカ砲の爆破で死亡した。
・ジプ(演:イザベル・ルーカス)
違法で酒を売っているバーにいたイカレたカップルの女。義理の兄と楽しくやっている。
イザベル・ルーカスは代表作に『トランスフォーマー/リベンジ』、『デイブレイカー』などがあります。
お楽しみ中にケインが割って入ると、素早い動きで後ろに回って捕らえ首にナイフを付ける。
そこにちゃんとした取引を持ちかけるサイの話しを聞き、ビルとともに承諾をした。
エクソールを自分の故郷だと思っていて、与える事より教える方が正しいと信じている。
最後はビルを失ってもバスを運転するが、シェルターの前で戦闘機に襲われて射殺された。
・リネックス(演:レイチェル・グリフィス)
惑星エクソールの植民地化を進める計画の司令官。他人に興味がなく地位だけに関心を持つ。
レイチェル・グリフィスは代表作に『パトリック/戦慄病棟』、『ハクソー・リッジ』などがあります。
囚人たちがウイルス兵器を所持していると幹部たちに報告し、最終手段しかないと伝える。
実は極秘に進めていたラグドという怪物の開発し、上層部にバレない為に惑星破壊を考える。
最後はシェルターに避難しようとしたケインたちを見つけ、抹殺命令を下していた。
感想
個人的な評価
本作は『未体験ゾーンの映画たち2018』にて上映された作品です。
シェーン・アビスが手がけた『INFINI/インフィニ』で注目を集めると、当然のように本作も同様の期待を持たれたようです。
『INFINI/インフィニ』は面白いラストだと記憶でしたが、ちょっとばかり演出が分かりにくい作品だったと思います。
そんな本作はそこら辺を反省したのか、かなりの直球と言ってもいい内容となっています。
SFアクション映画というのは、どれだけ予算を投じられるかによって、作品のクォリティーに直結するジャンルです。
いくら脚本が良くても、CGの映像が稚拙だとすべてが安っぽく見えてしまいます。
本作は単なるSFやサスペンスを含んだ静的な作品ならば、ごまかしが利くが、アクションと言っているのでそれなりの映像を用意しなければならない。
その点では本作は予算があまり中でも、映像についてはかなり頑張っていると思います。
宇宙船や戦闘機、惑星の再現などを含めた映像も超大作に劣らない仕上がりだと感じました。
しかし、本作における重要なポジションにあるクリーチャーの造形がかなり微妙だと思う。
もう少し精錬された造形にならなかったのかと思ってしまうほど、クリーチャーの魅力があまりなかったです。
父親が娘を助けに行くという典型的な内容ですが、途中で回想シーンが入ってくる演出はテンポを悪くさせています。
何より主人公だと思っていた父親がラストの直前で呆気なく死んでしまい、よく分からない相棒が代わりに娘の面倒を見る展開は意外と言えば意外でした。
『INFINI/インフィニ』よりも分かりやすくなったが、回想シーンを使わないキャラクターの設定の方がもっと良かったと思う作品でした。