ウェディング・フィーバー/ゲスな男女のハワイ旅行 RE-2471

作品紹介

公開年月  2016/07/08
ジャンル  コメディ
原作  なし
監督  ジェイク・シマンスキ
脚本  アンドリュー・ジェイ・コーエン、ブレンダン・オブライエン
製作  ピーター・チャーニン、ジェンノ・トッピング、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

マイクとデイヴの兄弟は何度も冠婚葬祭のイベントをぶち壊してきたトラブルメーカー。
そんな二人の妹がハワイで結婚式を挙げる事になり、両親は彼らの悪ふざけを抑える為に真面目な女の子二人を同伴者にするように言い渡す。
一方、タチアナとアリスは仕事をクビになって、落ち込んでいるところにマイクとデイヴと出会い系サイトで知り合うのだった。

登場人物&出演者

デイヴ(演:ザック・エフロン)
主人公。弟。兄と一緒に酒を販売している。親族のイベントでバカ騒ぎをしてぶち壊す。
ザック・エフロンは代表作に『ヘアスプレー』、『ネイバーズ』シリーズなどがあります。
イケメンで父親からはしっかり者として認識され、絵の才能やモノマネができる。
連れてきたアリスとは意気投合し、まるで恋人のような関係になりそうな雰囲気を持つ。
何かと対決を持ち込むマイクに流され、ジーニーがケガした時も兄をかばってしまう。

マイク(演:アダム・ディヴァイン)
主人公。兄。弟と一緒に住んでいて、兄なのに頭が中学生止まり。弟や妹を大切にしている。
アダム・ディヴァインは代表作に『ピッチ・パーフェクト』シリーズ、『マイ・インターン』などがあります。
父親からはダメ息子のレッテルを貼られるが、本人は脳天気でまったく気にしていない。
デイヴと違い、目をつけたタチアナから邪険に扱われ、ハワイの予定すら変えられてしまう。
オフロードのバイクでジーニーの顔にケガを負わせ、父親からこっぴどく叱られる。

アリス(演:アナ・ケンドリック)
ヒロイン。ウェイトレス。結婚式の当日に婚約者が結婚を拒否して捨てられた過去を持つ。
アナ・ケンドリックは近年の出演作に『バッド・バディ!私と彼の暗殺デート』、『最高の家族の見つけかた』などがあります。
ツライ過去を忘れる為に酔っぱらった状態で仕事をして、その結果クビになってしまう。
タチアナに説得され、ハワイにやって来るが、結果的に結婚式をダメしそうな原因を作る。
落ち込んでいたジーニーを励ますなど、タチアナと違って根は人を騙すタイプじゃない。

タチアナ(演:オーブリー・プラザ)
ヒロイン。ウェイトレス。アリスの良き理解者で、落ち込んでいる彼女を励ましている。
オーブリー・プラザは代表作に『スコット・ピルグリム vs 邪悪な元カレ軍団』、『ダーティ・グランパ』などがあります。
結婚式でアリスがフラれた事に腹を立て、なんとか彼女を立ち直らせようと策を巡らせる。
その結果、テレビでやっていたマイクとデイヴのハワイ同伴者になるように仕組む。

ジーニー(演:シュガー・リン・ビアード)
マイクとデイヴの妹。彼らからは“ミニ・ジーニー”と呼ばれ、結婚式の主役だった。
シュガー・リン・ビアードは代表作に『50/50/フィフティ・フィフティ』などがあります。
幸せな結婚式を楽しみにするが、アリスの言葉やドラッグによって本音が出てしまう。
結婚式をキャンセルしてエリックと仲違いするも、彼のサプライズを知って仲直りする。

テリー(演:アリス・ウェッタールンド)
マイクとデイヴのいとこ。女性だがマイクとはライバル関係でレズビアンでもある。
アリス・ウェッタールンドは代表作に『ザ・インタビュー』があります。
コメディアンのクリス・ロック、歌手のリアーナと知り合いでマイクよりも稼いでいる。
何かとマイクと競り合っているが、圧倒的に彼よりもスペックが勝っている。

エリック(演:サム・リチャードソン)
ジーニーの婚約者。黒人。安全第一をモットーに地味ながらバカたちの中で常識人。
サム・リチャードソンは代表作に『ゴーストバスターズ/2016』などがあります。
ジーニーには退屈な夫と言われるが、実は彼女の為にサプライズを用意していた。

感想

個人的な評価

本作はいわゆるバカ映画の王道を突き進むコメディ映画となります。
アメリカンなコメディ映画として、基本的に下ネタは満載となっている。
つまり、アメリカンな下ネタが苦手な人には嫌悪感を持ってしまうような作品です。
それに本作のタイトルからも分かるように、登場人物の大半はバカです。
あまりにもバカすぎて、普通にやっていれば問題ないのに問題を起こしてしまう。
それが本作において主人公となるマイクとデイヴで、二人が参加したイベントはぶち壊し。
今回は大事な妹の結婚式という事で、父親からきつく釘を刺されている。
しかし、二人のおかげで結婚式がぶち壊しになるのは予定調和となります。
それに加えて、二人が連れてきたハワイでのバカンスが目的のアリスとタチアナも参加する。
タチアナの策略でハワイに来たが、結婚式をダメにする原因をアリスが作る連係プレイ。
とにかく、本作では主人公やヒロインがバカすぎるけど、なぜかハッピーエンドを迎える。
予定調和なのは仕方ないにしても、個人的にこういう映画はあまり好きじゃない。
そもそも、普通にやっていれば問題がないのに、彼らがぶち壊し、最後はなぜか良くやったという風になっているのは気に食わない。
結果としてジーニーとエリックの絆は深くなったのかというと、そんな印象はなかった。
主人公たちとヒロインたちがくっつくのは当然の結末だが、それまでの過程がなんだか爽やかじゃないのも残念。
バカ映画に付き物の下ネタも生々しく、まったく笑えないが、唯一笑えたのがエンドロールのNGシーンだけでした。
これは完全に自分の好みと正反対のベクトルにある作品なので、どうにも受け付けなかった。