作品紹介
公開年月 | 2014/10/11 |
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ジャンル | アクション/サスペンス |
原作 | なし |
監督 | ジャスティン・スティール |
脚本 | ジェリー・ラップ |
製作 | ティアゴ・メスキータ、ロス・オッターマン、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
ラスベガスで暮らすプロのポーカープレイヤーのジャックは、妻子とも別れ、借金まみれの日々を送っていた。
そんなある日、カジノで知り合った謎めいた富豪のダフィーから儲け話を持ちかけられ、豪邸に招かれるもトラブルに巻き込まれる。
窮地に陥ったジャックは、危機を脱するべく裏社会にも通じる借金相手のポーラインに助けを求めるのだった。
登場人物&出演者
・ジャック・ダニエル(演:ジョージ・イーズ)
主人公。プロのポーカープレイヤー。カジノ業界ではそこそこの有名人だが金は持ってない。
ジョージ・イーズは代表作に『硝子の絆』、『ミラクル・タッチダウン』などがあります。
常に金欠状態で金貸しのポーラインから借金していて、返済がなくて度々徴収されている。
妻のジーナとは最悪の関係で、一人娘で辛うじて繋がっている程度で約束をすっぽかす。
ダフィを誤って殺し、弟のルイスに脅されて妻であったメイの殺害を要求される事に。
最後は裏切ったメイが暴発した銃で死に、ポーラインがルイスを殺し、街を出て行った。
・メイ・セレグリア(演:アナリン・マッコード)
ダフィの豪邸に軟禁されていた美女。豪邸に来たジャックと肉体関係を結んで金を手にする。
アナリン・マッコードは代表作に『デイ・オブ・ザ・デッド』、『68キル』などがあります。
賭け事が好きなダフィがジャックと肉体関係を結ぶ事で大金が手に入るとして彼を誘った。
実はダフィの4番目の妻であり、賭け事に没頭していく夫の考えについて行けなくなった。
ルイスから命を狙われていて、それをジャックに話して彼に助けさせるような流れを作った。
最後はジャックがポーラインから手に入れた銃を向けるが、暴発して結局は死んでしまう。
・ジーナ(演:フィオナ・ドゥーリフ)
ジャックの妻。シングルマザーとして生活し、娘との約束をすっぽかすジャックに呆れる。
フィオナ・ドゥーリフは近年の出演作に『チャイルド・プレイ/誕生の秘密』、『ザ・マスター』などがあります。
娘が楽しみにしている遊園地の約束を破り、電話口からジャックを責めるも切られてしまう。
最後はダフィから手に入れた大金を玄関に置かれ、ジャックと会話する事なく終わった。
・ダフィ・セレグリア(演:スティーヴン・ラング)
富豪。ギャンブルが大好きで大金を平然と使う。結婚は4度目。裏稼業で大金持ちになる。
スティーヴン・ラングは近年の出演作に『移動都市/モータル・エンジン』、『ワイルド・ブレイブ』などがあります。
カジノでギャンブルしている時にジャックを見つけ、参加しなかった彼に興味を持った。
名刺を置いて連絡を待っていると、大金が欲しいジャックを自分の豪邸まで誘った。
そこには軟禁状態だったメイがいて、ジャックが彼女と肉体関係になる賭けをしていた。
最後はジャックが行為を止めてしまい、彼と争っていると突き飛ばされて頭を打って死んだ。
・ルイス(演:テッド・レヴィン)
ダフィの弟。賭け事が好きな兄と違い、金持ちの道楽に関して、あまり気乗りしていない。
テッド・レヴィンは近年の出演作に『ジュラシック・ワールド/炎の王国』、『ビニー/信じる男』などがあります。
豪邸の前まで来ていたジャックを見つけると、すぐに声をかけて家の中まで招き入れた。
何か疑うような視線を送りながら、ジャックに酒を飲ませて他愛もない会話をする。
実際はダフィをジャックが殺している事を知っていて、ダメな兄を消した事に感謝していた。
最後は邪魔なメイを殺させようとするが、突然やって来たポーラインに射殺された。
・カール(演:ヴィニー・ジョーンズ)
ポーラインが最も信頼する部下。ポーラインが経営するボクシングジムでトレーナーもする。
ヴィニー・ジョーンズは近年の出演作に『キングスマン:ゴールデン・サークル』、『マグニフィセント・セブン』などがあります。
金貸し屋として返済を滞納している人間の家を訪れ、文字通り腕ずくで取り立てている。
1万ドル以上も借金するジャックのところに来て、いつものように暴力で取り立てている。
ポーラインの良き相談相手でもあり、ジャックに甘い事を自覚する彼の言葉を聞いていた。
最後はポーラインとダフィの家に来て、死んだルイスやメイの死体を片付けをしていた。
・ポーライン(演:スティーヴン・セガール)
金貸し屋。裏社会でも顔が利くギャングのボス。ジャックに1万ドル以上の金を貸している。
スティーヴン・セガールは近年の出演作に『沈黙の終焉』、『沈黙の達人』などがあります。
返済が滞っているジャックに部下のカールを寄越し、何度も取り立てるが命は奪っていない。
彼自身もジャックを気に入っているようで、返済しない彼に対して甘いと自覚している。
ルイスに追い詰められたジャックが助けを求め、そこで銃を渡して始末をつけるよう指示。
最後はダフィの家にやって来て、ジャックと揉めていたルイスを射殺して彼を逃した。
感想
個人的な評価
本作は『沈黙』シリーズに名を連ねているが、スティーヴン・セガールの主演作じゃない。
つまり、本作はスティーヴン・セガールが出ているというだけで『沈黙』シリーズとしてタイトルが付けられているだけです。
ハッキリ言って、本作は『沈黙』シリーズに入れるべきじゃない作品だと思います。
以前はローマ字タイトルの作品もあったスティーヴン・セガールだが、本作は『沈黙』との合体で何か気になるような邦題でした。
しかしながら、実際はスティーヴン・セガールがちょい役で、主人公は二流の冴えないギャンブラーというオチです。
そのギャンブラーがキャラクターとして魅力的ならいいが、残念ながら面白味もなく、殴られてばっかりで弱い。
アクションらしいアクションはほとんどなく、あくまで主人公が一方的に殴られていて、ラストでは顔が傷だらけになっている。
そんな冴えない主人公を演じるのは『CSI』シリーズに出ているジョージ・イーズだが、そのドラマを観ていないので馴染みはありません。
一方でスティーヴン・ラングの出演でかなり期待が持てそうですが、こちらもあっさりと退場してしまう。
スティーヴン・セガールとのバトルを期待しただけに、このような扱いは不満しかないです。
ヴィニー・ジョーンズもムダ使いとしか思えず、スティーヴン・セガールに呼ばれて友情出演したようなレベルでした。
このように本作は『沈黙』シリーズの中で最もアクションがなく、スティーヴン・セガールも10分程度しか出ていない作品です。
つまり、これを『沈黙』シリーズとして数えるにはムリがありすぎるけど、ラストを弾丸一発で物語を収束させたセガール拳の強さだけは分かりました。