ジュマンジ/ネクスト・レベル RE-3260

作品紹介

公開年月  2019/12/13
ジャンル  アドベンチャー/アクション
原作  クリス・ヴァン・オールズバーグ 『ジュマンジ』
監督  ジェイク・カスダン
脚本  ジェイク・カスダン、ジェフ・ピンクナー、ほか
製作  ドウェイン・ジョンソン、ダニー・ガルシア、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

ゲームクリアから2年、高校生だった4人も大学生になるが、当時の興奮を忘れられないスペンサーは密かにジュマンジを修理してしまう。
その瞬間、スペンサーはゲームの中に吸い込まれ、彼を助ける為にマーサ、フリッジ、ベサニーの3人もジュマンジの中に行く。
しかし、壊れたゲームの世界はバグだらけでキャラ設定がメチャクチャとなり、新たなステージの追加と難易度もレベルアップしていたのだった。

登場人物&出演者

【ジュマンジの世界】

スモルダー・ブレイブストーン博士(演:ドウェイン・ジョンソン)
エディが扮するキャラクター。ジュマンジでは著名な考古学者にして勇敢な肉体派冒険家。
ドウェイン・ジョンソンは近年の出演作に『ファイティング・ファミリー』、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などがあります。
前回のスペンサーからエディになるが、ずっと状況が分からずマーサから何度も説明される。
なぜかマイロと一緒に行動して、過去にあった出来事から微妙な関係のまま進んでいく。
終盤ではスペンサーがキャラ交代し、本来の動きとなってユルゲンから宝石を取り戻す事に。
最後はユルゲンにジュマンジ・ベリーをぶつけて弱体化させ、見事に宝石を奪い返した。

ルビー・ラウンドハウス(演;カレン・ギラン)
マーサが扮するキャラクター。「悩殺ギャル」の異名を持つ。タフでセクシーな女戦士。
カレン・ギランは近年の出演作に『野性の叫び声』、『アベンジャーズ/エンドゲーム』などがあります。
前回と同じくマーサのキャラクターとなるが、初めて来たエディとマイロに説明していた。
今回からヌンチャクがスキルに加わるが、序盤はゲームを進めるリーダーとなっていた。
スペンサーと再会して、エディを助けるべく一緒に行動し、なんとか助け出す事に成功する。
最後はベサニーとフリッジを助け出し、一緒にユルゲンの手下たちを相手にしていた。

・シェルドン・”シェリー”・オベロン教授(演:ジャック・ブラック)
フリッジが扮するキャラクター。中年のデブオヤジながら唯一ジュマンジの地図が読める。
ジャック・ブラックは近年の出演作に『ドント・ウォーリー』、『ルイスと不思議な時計』などがあります。
前回のベサニーからフリッジになり、現実と正反対な姿に終始に渡って文句を言っていた。
得意の地図製作に加えて幾何学も習得するが、砂漠での環境が最大の弱点になっている。
あとから来たベサニーとキャラ交代し、彼女自身は懐かしい思いと軽い口調で本来の姿へ。
最後はフリッジとカルビック兄弟に扮するが、バレるもなんかと奮闘して元の世界に戻る。

フランクリン・”ムース”・フィンバー(演:ケヴィン・ハート)
マイロが扮するキャラクター。小さな体から「ネズミ小僧」のアダ名を持つ動物学者。
ケヴィン・ハートは代表作に『40歳の童貞男』、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』などがあります。
前回はフリッジからマイロになり、言語学が新たに加わるが話すスピードは非常に遅い。
見かけた動物について説明するも遅くて、そのせいで仲間が何度もピンチになってしまう。
終盤ではフリッジがキャラ交代し、ずっと文句を言っていたが、ようやく安心していた。
最後はベサニーとカルビック兄弟に扮し、スペンサーが宝石を奪い返す手伝いをした。

ジェファーソン・”シープレーン”・マクドノー(演:ニック・ジョナス)
アレックスが扮するキャラクター。飛行機のパイロット。ベサニーとともにやって来る。
ニック・ジョナスは代表作に『ナイトミュージアム2』、『ゴート』などがあります。
馬となったベサニーに乗って、追い込まれたマーサたちをマンドリルから助け出した。
ユルゲンのアジトは寒い地方にあるという事で、先に服を買ってマーサたちに渡した。
納屋に捕らわれていたマイロを見つけるが、二回ほど失敗してライフを失ってしまう。
最後は馬のマイロに秘めたスキルを知り、空を翔ける姿に「ジュマンジ」と唱えた。

ミン・フリートフット(演:オークワフィナ)
スペンサーが扮するキャラクター。アジア系女性で盗賊、スリ、金庫破りのスキルを持つ。
オークワフィナは代表作に『オーシャンズ8』、『フェアウェル』などがあります。
当初は「ジュマンジ」に戻ってスペンサーの無敵感を味わいたかったが別のキャラになった。
元の世界に戻れる鍵を一人で盗み出すが、エディの告げ口によって一回死んでしまう。
終盤ではエディがキャラ交代し、マイロと捕まるもスペンサーたちに助け出された。
最後はスペンサーから宝石を受け取り、空を飛ぶマイロとともに「ジュマンジ」と叫んだ。

ナイジェル・ビリングスリー(演:リス・ダービー)
ジュマンジにやって来たブレイブストーン博士たちを案内するノン・プレイヤー・キャラ。
リス・ダービーは代表作に『イエスマン”YES”は人生のパスワード』、『パイレーツ・ロック』などがあります。
「ジュマンジ」にやって来たマーサたちの前に現れるが、今回はなぜか飛行機になっている。
「ジュマンジ」の世界を豊かにする宝石を奪ったユルゲンの存在をマーサたちに話した。
目的地である砂漠に到着すると、着陸せずにマーサたちと放り出して飛び去った。
最後はユルゲンを倒し、宝石を手にしたスペンサーたちに礼を言ってを元の世界に戻した。

ユルゲン(演:ロリー・マッキャン)
暴虐王とナイジェルから呼ばれている。ヒャッハーな軍団を率いて各地を蹂躙している。
ロリー・マッキャンは代表作に『ホット・ファズ/俺たちスーパーポリスメン!』、『デビルクエスト』などがあります。
「ジュマンジ」を豊かにする宝石を手に入れる為、非道な虐殺をして見事に奪い取った。
どんなに信頼を寄せている仲間であっても、裏切られたら容赦なくぶっ殺す残虐性を持つ。
実はブレイブストーンの両親を殺した敵という設定で、カルビック兄弟と同盟を企む。
最後はジュマンジ・ベリーで弱体化し、スペンサーに宝石を奪われて、谷底に落とされた。

【現実世界】

スペンサー・ギルピン(演:アレックス・ウルフ)
大学生になってニューヨークで一人暮らしするが、マーサと遠距離恋愛で毎日が冴えない。
アレックス・ウルフは代表作に『ライ麦畑で出会ったら』、『ヘレディタリー/継承』がある。
実家に帰ってきて久々に仲間と会う事になるが、昔を懐かしんで「ジュマンジ」を修理する。
スペンサーになって以前のような「無敵感」を味わおうとするが、ミンになってしまう。
マーサたちと再会して、巻き込まれたエディとマイロと一緒に「ジュマンジ」を救う事に。
最後はマーサやフリッジにベサニーと会うが、またもジュマンジが起動したと知った。

マーサ・カブリー(演:モーガン・ターナー)
大学生。恋人であるスペンサーと冷却期間に入っている。充実した毎日を過ごしている。
モーガン・ターナーは代表作に『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』があります。
仲間で久々に会う事を楽しみにするが、スペンサーとしばらく連絡を取っていないと話す。
スペンサーの実家にやって来ると、「ジュマンジ」の中にいると知って彼を助けようとする。
ゲームの中でスペンサーが連絡を取らなかった理由を知り、自分も同じだと和解した。
最後はスペンサーと仲間たちレストランで会うが、ジュマンジが起動した事に驚いていた。

アンソニー・”フリッジ”・ジョンソン(演:サーダリウス・ブレイン)
大学生。毎日4時間のトレーニングで肉体を保つ。部活と勉強で週末は試合で多忙である。
サーダリウス・ブレインは代表作に『フットルース/夢に向かって』、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』などがあります。
仲間で久々に会うという事で楽しみにするが、スペンサーと疎遠になっていると気づいた。
スペンサーの実家で「ジュマンジ」を見て、当初は拒否するもマーサの説得で付いていく。
ゲームの中でずっと文句を言っていたが、本来のキャラクターに戻って安心していた。
最後はスペンサーと仲間たちレストランで会い、もう二度とジュマンジに行かないと主張。

・ベサニー・ウォーカー(演:マディソン・アイズマン)
大学生。以前と変わって慈善活動に力を入れている。海外でのボランティア活動もする。
マディソン・アイズマンは代表作に『グースバンプス/呪われたハロウィーン』、『アナベル/死霊博物館』などがあります。
久々に仲間と会って喜んでいたが、スペンサーと連絡を取るもほとんど返事がないという。
みんなが「ジュマンジ」に入ったが、バグのせいで選ばれずアレックスに助けを求めた。
アレックスとともにジュマンジのゲームに入り、ピンチだったマーサたちを助け出した。
最後はスペンサーと仲間たちレストランで会うが、ジュマンジが起動して圧倒されていた。

アレックス・ヴリーク(演:コリン・ハンクス)
スペンサーたちが「ジュマンジ」に入る前にプレイしていた。現在は家族と幸せに暮らす。
コリン・ハンクスは近年の出演作に『エルヴィスとニクソン/写真に隠された真実』、『オール・シングズ・マスト・パス』などがあります。
仲間が「ジュマンジ」に入って残されたベサニーが訪れると、彼女の懇願で協力する事に。
当初はゲームに入るのを躊躇ったが、仲間を救いたいベサニーに説得されて一緒に行く。
最後はスペンサーやエディたちの活躍でジュマンジが救われ、元の世界に帰っていった。

マイロ・ウォーカー(演:ダニー・グローヴァー)
エディと過去にレストランを共同経営していた。35年間、シェフとして毎晩100食を作った。
ダニー・グローヴァーは近年の出演作に『デッド・ドント・ダイ』、『さらば愛しきアウトロー』などがあります。
股関節の手術で戻っていたエディに挨拶する為に来るが、話しを聞いてもらえずにいた。
何かあると知り合いに似た人を説明するが、常に回りくどいせいでエディをイラつかせる。
実は重い病に冒されており、それをエディに切り出し、長年の不仲を解消して満足した。
最後はみんなが元の世界に帰る中、馬となって空を飛んだ気持ちを忘れずゲームに残った。

エディ・ギルピン(演:ダニー・デヴィート)
スペンサーの祖父。股関節の手術をしたせいで娘の家に戻っている。現状に不満を持つ。
ダニー・デヴィートは近年の出演作に『ダンボ』、『ハロルドとリリアン/ハリウッド・ラブストーリー』などがあります。
実家ではスペンサーの部屋にいて、悩んでいる孫の為に相談して背中を後押ししていた。
マイロからの電話を無視していたが、彼がやって来ると仕方なく出迎えるも不機嫌なまま。
ゲームの世界にいるとなかなか理解しなかったが、スモルダーの肉体と顔に満足していた。
最後はマイロと仲直りして、売り払った店に来ると、オーナーのノラの手伝いをする。

感想

個人的な評価

本作はシリーズとして4作目となり、立ち位置が曖昧だった『ザスーラ』が正式に2作目として組み込まれました。
前作に引き続いてキャストとスタッフが再集結し、動画配信サービスの「U-NEXT」が独占で配信をしています。
やはり、同じキャストとスタッフが続投しているので、前作からの雰囲気をしっかりと引き継いで面白さがパワーアップしている。
前作ではしっかりした新たな「ジュマンジ」の世界が設定されていたが、本作はバグだらけでなんでもアリ状態になっている。
もう世界観がメチャクチャになっていて、舞台はジャングルだけじゃなく、様々な場所に移っていて前作とまったく違った雰囲気になっています。
しかも、今回はゲームのキャラクターはそのままでも、中身が別の人がやっていて、性格もまた違っているのは面白いです。
本作から登場するスペンサーの祖父であるエディと、レストランの元共同経営者だったマイロの存在は非常に大きな意味がありました。
二人のジイさんが加わった事で、違ったテイストになっているが、これは前作と同じような戸惑いを上手く演出しています。
特にゲームとはあまり関わりのなかった世代が関わるから、そのギャップを演出する上では面白さに直結しています。
相変わらずゲームのキャラを演じるドウェイン・ジョンソン、カレン・ギラン、ジャック・ブラック、ケヴィン・ハートの4人は安定して面白いです。
中身が違っているので性格も変わっているが、なんだか本人たちは楽しそうに伸び伸びと演じているのも良かったです。
前作の4人だけだと物語に広がりがないが、エディとマイロが加わった事で大人の物語も入って違った感動もありました。
アクションは安定して面白いですし、キャラクターももちろん面白いが、ちょっとばかり間延びしてしまったのは残念でした。
こういう作品ではテンポがすべてなので、ムダだと感じるシーンがいくつかあって、そこら辺が少し残念だと思いました。
もう少し削ってテンポを良くすれば、途中で間延びする事なく、最後まで楽しめただけにもったいないと感じました。
あと、本家の『ジュマンジ』に出たビビ・ニューワースが同名のキャラクターで出ていましたが、本編に絡めて欲しかったです。