ワイルド・スピード/スーパーコンボ RE-3200

作品紹介

公開年月  2019/08/02
ジャンル  アクション
原作  なし
監督  デヴィッド・リーチ
脚本  クリス・モーガン
製作  ハイラム・ガルシア、クリス・モーガン、ほか
製作国  アメリカ
鑑賞方法  レンタルDVD

あらすじ

ロサンゼルスに暮らすワイルドでパワフルな元FBI特別捜査官のルーク・ホブスは、年頃の娘との関係に頭を悩ませていた。
一方、オシャレでクールな元MI6エージェントのデッカード・ショウは、ロンドンで優雅な生活を送っていた。
MI6エージェントだったショウの妹がテロ組織に捕まり、彼女を救うべくホブスと組んで救出するミッションを敢行するのだった。

登場人物&出演者

ルーク・ホブス(演:ドウェイン・ジョンソン)
主人公。元FBI特別捜査官。現在は外交保安部で気ままな生活を送る。娘を大切にする。
ドウェイン・ジョンソンは近年の出演作に『ジュマンジ/ネクスト・レベル』、『ファイティング・ファミリー』などがあります。
人類を破滅させられるウイルス「雪片」を取り戻す任務を依頼され、嫌々ながら引き受ける。
当初はデッカードと組む事に難を示すが、ハッティを助けるようになって息が合っていく。
故郷に帰ってブリクストンたちを昔ながらの武器を使い、デッカードたちと迎え撃った。
最後はデッカードとの連携でブリクストンを倒し、故郷へ戻って娘を母親たちに紹介した。

デッカード・ショウ(演:ジェイソン・ステイサム)
主人公。元イギリス軍特殊部隊で元MI6エージェント。ロンドンで優雅な生活を送っている。
ジェイソン・ステイサムは近年の出演作に『MEG/ザ・モンスター』、『ワイルド・スピード/ICE BREAK』などがあります。
妹のハッティがウイルスを持ち去ったと知り、依頼された今回の任務を引き受ける事になる。
最初はルークと組むのを拒否していたが、妹を助けるうちに息の合った連携を見せていく。
ルークの故郷でブリクストンたちを迎え撃ち、ハッティが「雪片」の抽出を待っていた。
最後はルークとの連携でブリクストンを倒し、母親の脱獄をハッティと一緒に手伝う事に。

ハッティ・ショウ(演:ヴァネッサ・カービー)
ヒロイン。デッカードの妹。MI6エージェント。過去に兄がMI6を裏切ったとして疎遠に。
ヴァネッサ・カービーは代表作に『アバウト・タイム/愛おしい時間について』、『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』などがあります。
人類を破滅させる「雪片」を奪還し、ブリクストンに奪われないように体内へ注入した。
エティオンの情報操作で裏切り者にされるが、兄とルークが助けに来てすべての事情を話す。
抽出に失敗した時にルークに殺すように約束させ、自らエティオンに赴いて装置を奪った。
最後はウイルスを抽出し、デッカードと仲直りして、兄と母親の脱獄を手伝っていた。

アンドレイコ(演:エディ・マーサン)
危険なウイルス「雪片」を開発したロシアの科学者。ノーベル賞を二度も受賞している天才。
エディ・マーサンは代表作に『ハッピー・ゴー・ラッキー』、『シャーロック・ホームズ』シリーズなどがあります。
ロンドンでロシアの新聞を買っていた事からデッカードに居場所を突き止められてしまう。
ハッティの体内から「雪片」を取り出す方法を尋ねられ、エティオンの装置しかないと話す。
ブリクストンに捕まってエティオンに連行され、やって来たハッティの抽出を始める。
最後はルークとデッカードを助ける為に暴れるが、ブリクストンに首をへし折られて死亡。

マダムM/マルガリータ(演:エイザ・ゴンザレス)
モスクワを拠点にする武器ディーラー。デッカードとは濃密な関係性を持っている。
エイザ・ゴンザレスは代表作に『アリータ:バトル・エンジェル』、『マーウェン』がある。
エティオンの工作で全世界に指名手配されたデッカードの依頼で様々な物資を用意した。
ギャングの屋敷を武力で占拠し、デッカードを会って早々に濃厚なキスを交わして挨拶する。
最後は作戦で疑われる事なく、エティオンにハッティを引き渡して、後方支援に回った。

ディンクリー(演:ケヴィン・ハート)
航空保安官。元対テロ特殊部隊に所属していた。現在の座っているだけの仕事に不満を持つ。
ケヴィン・ハートは代表作に『デイブは宇宙船』、『ジュマンジ』シリーズなどがあります。
エティオンのアジトに向かう旅客機で揉めていたルークとデッカードの正体を見破っていた。
最後は何かと手伝えないかと二人に名刺を手渡し、サモアに行く為の飛行機を手配していた。

ジョナ・ホブス(演:クリフ・カーティス)
ホブス家の長男。サモアの島で「ホブス・カスタム」を展開し、世界中に顧客を持っている。
クリフ・カーティスは近年の出演作に『ドクター・スリープ』、『MEG/ザ・モンスター』などがあります。
警察官になったルークが盗品稼業に手を染めていた父親を検挙した事で仲違いしていた。
ウイルスを抽出する装置が壊れてしまい、修理する為に来たルークをパンチで出迎えた。
依然としてルークの行いを許さなかったが、母親の言葉で仕方なく手を貸す事になる。
最後はルークと和解をして、故郷へ連れて来た姪であるサムを一族とともに温かく出迎えた。

ブリクストン(演:イドリス・エルバ)
元MI6エージェント。テロ組織『エティオン』の一員。肉体改造で超人的な力を備えている。
イドリス・エルバは近年の出演作に『キャッツ』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』などがあります。
過去にデッカードの相棒として組んでいたが、MI6を裏切ったせいで彼に一度殺されている。
エティオンの科学技術で蘇生して超人的な強さを持ち、ウイルスを追うも何度も失敗する。
指導者からルークとデッカードのスカウトを頼まれるが、ムリだと話すも説得できず。
最後はルークとデッカードの連携に倒れ、指導者から任務失敗としてシャットダウンされた。

感想

個人的な評価

本作は長らく続く『ワイルド・スピード』シリーズ初のスピンオフ作品となります。
時系列としては第8作目の『ワイルド・スピード/ICE BREAK』の二年後を舞台にしています。
ハッキリ言って、個人的に『ワイルド・スピード』シリーズはあまり好きじゃないです。
カーアクション自体にあまり興味はないし、車にも興味がないので、本作を好きになる要素がとても少なかった。
なので、このシリーズは長くやっているけど、3作目辺りから仕方なく鑑賞して、最新作も二の足を踏んでいた。
しかしながら、本作はスピンオフでドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムのダブル主演という事で鑑賞に臨んだ。
スピンオフというよりは、もはや別物のバディ・ムービーになっていて、シリーズとは一線を画したおかげで個人的にかなり楽しめました。
まずはダブル主演となるドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムのキャラクターがいがみ合う設定が王道ながら上手く活用していました。
最初はお互いに譲らないが、最終的に力を合わせる事で敵を倒すという分かりやすい王道的な展開は本作に合っていました。
それを盛り上げる為として両者が終始いがみ合っているが、セリフの応酬が秀逸であり、これも個人的にかなり好きな掛け合いでした。
そこにド派手なアクションを盛り込んで、パワーのドウェイン・ジョンソンと、テクニックのジェイソン・ステイサムのバランスも良かった。
もちろん、二人だけの存在だけに頼らずにヒロインとなるヴァネッサ・カービーと悪役のイドリス・エルバもまた良いキャラクターでした。
個人的にはヴァネッサ・カービーが変装した保険業のサラが美しすぎて印象に残りました。
イドリス・エルバは主人公をやってもカッコいいが、本作での悪役も格好良く、機械と融合した進化した人間という設定も面白い。
この四人が物語を動かしていきますが、シリーズに登場した関係者がチョコチョコ出てくるサービスもまた良かったです。
特に次回作へ繋がりそうなライアン・レイノルズがインパクト抜群で、主人公二人と組んでくれたら最高だろう。
とにかく、本作は『ワイルド・スピード』シリーズとしてではなく、単発のアクション映画としては非常に面白かったです。