作品紹介
公開年月 | 2017/03/20 |
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ジャンル | ホラー/アクション |
原作 | なし |
監督 | アンディ・エドワード |
脚本 | アンディ・エドワード |
製作 | リンドン・ブラドック、エリサル・カブレラ |
製作国 | イギリス |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
イギリスでゾンビ感染が蔓延し、警察は厳重な警戒体制を敷くも、人々は対策マニュアルを手に暮らす日常に慣れつつあった。
そんな中、アレックスは親友のアズ、ジムを連れ、姉のリズとその友人ザラが潜む魅惑の楽園イビザ島へ旅立つ。
尻軽女たちをナンパしまくる予定だったが、なぜか元カノのエリーも同行し、魅力的なバーに入店すると鎖に繋がれたゾンビの姿を見るのだった。
登場人物&出演者
・アレックス(演:ジョーダン・コールソン)
主人公。別れたばかりの元カノであるエリーの傷心をごまかすべくイビザ島に行く。
ジョーダン・コールソンは代表作に『ウルフマン』などがあります。
しかし、チケットがもったいないという事でエリーが付いてくるもジムたちに言っていない。
イビザ島に到着してからジムの中身がない会話に付き合い、特に何もする事なく棒立ち。
ゾンビが出て状況を把握せず緊張感のないジムにツッコミながら別荘に戻ってくる。
最後はゾンビを二体ほど倒し、クルーザーに乗って島を脱出し、エリーとヨリを戻した。
・ジム(演:エド・カー)
アレックスの友人。裏主人公。男子中学生の考える下ネタを当たり前のように会話で使う。
エド・カーは代表作に『SPY/スパイ』、『The Great Unwashed』などがあります。
イビザ島では尻軽女と楽しむと宣言するが、実は性行為をした事がない童貞で口先だけ。
何事も軽く考えていて、頭の中は常に下ネタばかりで付き合っているとバカになりそうだ。
ゾンビが出現して憧れのリズと一緒になると、なぜか本音を話して涙を流す展開になる。
最後はリズとキスして感染したと勘違いして島に残るが、真実を知ってショックを受ける。
・アズ(演:ホーマー・トディワラ)
アレックスの友人。細身の中東系。ゾンビウイルス感染に敏感でパンフレットを読んでいた。
ホーマー・トディワラは代表作に『London Kahanis』、『West End Girls』があります。
イビザ島に到着しても心配性は変わらず、ネットで国内の状況を調べようとしていたほど。
マリアの客引きで彼女にひと目惚れし、ナイトクラブではオーナーのカールに気に入られる。
クスリ入りの酒で泥酔してトイレで目を覚まし、囚われたマリアを助け出して店を出た。
最後は別荘にいたアレックスたちを救い、クルーザーで島を脱出してマリアと仲良くなった。
・エリー(演:カーラ・デオボルド)
アレックスの元カノ。イビザ島のチケットがもったいないという理由でなぜか付いてきた。
カーラ・デオボルドは代表作に『Harry Price: Ghost Hunter』などがあります。
自分の事を「退屈な女」と言われ、別の女と遊んでいたアレックスの写真を見て別れた。
どう見てもアレックスに未練タラタラだが、それを見せようとしない微妙な態度を見せる。
別に美人でもスタイルも良くないし、ノリも決して良くないのにイケメンに目をつけられる。
最後はゾンビ化したリズを殺し、素手でゾンビを殺すなど、設定がかなりぶっ飛びました。
・リズ(演:エミリー・アタック)
アレックスの姉。アレックスを情けないと思いながらも弟という事で仕方なく別荘に泊める。
エミリー・アタックは代表作に『Mid Life Christmas』、『Lies We Tell』などがあります。
ザラほどじゃないが負けないほどのビッチ的な要素を持ち、イケメンには目がない。
夜にはイケメンたちとパーティを繰り広げるが、なぜかザラと濃厚なキスをしていた。
ゾンビがプールに出現して撃退するが、それが原因となってゾンビウイルスに感染する。
最後は落ち込んだジムを励ますも翌日にはゾンビ化し、エリーがショットガンで黙らせた。
・ザラ(演:アルギナ・リプスキス)
リズの友人。基本的に下半身で動いている根っからのビッチ。スタイルは良いが貧乳。
アルギナ・リプスキスは代表作に『The Lost Prince』、『Telling Lies』などがあります。
アレックスの元カノであった優等生のエリーを出迎えるが、真面目な彼女を楽しませる。
ひと目見たイケメンを瞬時にナンパして、その夜に別荘へ連れ込んでパーティを開催する。
ゾンビが出てから少し取り乱すが、ゾンビ化したリズが倒れるとなぜかリーダー役となる。
最後はジムのせいで足をケガしながらもクルーザーにたどり着き、無事に島を脱出した。
・トーバル(演:マイケル・ワッグ)
イビザ島でタクシーの運転手をしている。観光客に話しかけ、ハメを外す人にクスリを売る。
マイケル・ワッグは代表作に『トゥームレイダー2』、『Showreel』などがあります。
楽観的な態度でゾンビが出ても、ソードオフタイプの水平二連式のショットガンを持つ。
島がゾンビだらけになった時はタクシーの中でハッパを吸いながら気持ちよくなっていた。
ジムの電話で助けを求められ、三人いた女性のおっぱい画像と引き換えにやって来る。
最後は別荘に来て、興味を持ったおっぱいを探そうとするもゾンビ化したリズに食われた。
・マリア(演:マーシャ・ドゥ・ヴェールズ)
カールのナイトクラブで働く従業員。主に客引きとして観光客相手に店の客引きをする。
マーシャ・ドゥ・ヴェールズは代表作に『The Reverend』、『Deranged』などがあります。
従業員をゾンビ化させるカールに不満をぶつけるが、金をもらって以上従っていた。
不機嫌なままアレックスたちにナイトクラブの客引きをして、アズにひと目惚れされる。
ついに不満が爆発して客の前でカールの悪事を口にすると、用心棒たちにより監禁される。
最後はアズによって解放され、車でアレックスたちを助け出してクルーザーで島を脱出した。
・カール(演:マット・キング)
イビザ島でナイトクラブを経営している。客寄せの為にゾンビを仕入れて見せ物にしている。
マット・キングは代表作に『ロックンローラー』、『ロンドン・ブルバード/LAST BODYGUARD』などがあります。
商品管理責任者が海に200体のゾンビを沈めた責任を取らせるべく、ゾンビにしてしまう。
ゲイで気に入った従業員を個人的に呼びつけるが、失敗した者には容赦ない制裁を加える。
アレックスたちとやって来たアズを気に入り、クスリの入った酒を飲ませて貫通を企む。
最後はクルーザーで逃げるアレックスたちを追いつめるが、誤って銃で自分の頭を撃った。
感想
個人的な評価
何度も書いてきたようにゾンビ映画というのは無限の可能性を持つジャンルである。
本作は数あるゾンビ映画の中ではオリジナリティに欠如したエロだけが取り柄の作品です。
エロとは言っても、出演している女優陣のレベルはあまり高くないので、お得感がまったくないような感じとなっています。
ヒロイン的な立場にある女優なんて、顔は大した事ないし、おっぱいだって貧乳レベル。
それなのになぜかイケメンに目をつけられるというヒロイン補正を発揮しています。
主人公の立場にあるヤツはキャラクターがほとんどなく、その友達である頭が中学生レベルで止まっているヤツがほとんどしゃべっている。
加えて、主人公の姉は見るからにビッチで、彼女の友達なんて下半身で動いているレベル。
本作に登場する人間と連んでいたら確実に頭がバカになりそうな感じがして、なかなか低俗なゾンビ映画に仕上がっている。
セリフのほとんどが下ネタで男子中学生が考えそうな程度で、ほとんど中身がありません。
そんな程度の作品なのに、男子中学生程度の頭脳しかない友達はゾンビに出くわしてようやく現実的になり、なぜか悲しみの涙を流すという。
本作の主人公がやったのはゾンビに見えた酔っぱらいを殺し、感染した男の腕を切り落とし、ノロノロと歩くゾンビを倒す程度でした。
逆によくしゃべる男子中学生レベルの友達は色々と感情を吐き出しているので、そっちの方が主人公っぽいけど、立場的には脇役でしたが。
ストーリーはほぼないようなモノで、ゾンビがいっぱいいる島から脱出するだけの内容です。
それまでの展開が男子中学生が考える下ネタが中心であり、まったく面白くない上に女優陣のレベルが低いから二重の苦痛となります。
登場しているゾンビはクラシック型で怖さがなく、簡単に避けられるのに端役たちは簡単に倒されるというご都合主義な展開も満載でした。
一番目立っていたキャラクターが不遇な扱いを受け、棒立ち要員だったキャラクターが生き残るという珍しい作品でした。