作品紹介
公開年月 | 2014/06/21 |
---|---|
ジャンル | アクション/サスペンス |
原作 | なし |
監督 | キオニ・ワックスマン |
脚本 | リチャード・ビーティ、マイケル・ブラック |
製作 | スティーヴン・セガール、フィリップ・B・ゴールドファイン |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
街を牛耳るジョン・アレクサンダーの右腕であるハーストは、ある男を消す為に重犯罪刑務所に潜入する。
しかし、ハーストは刑務所内で身内により罠にハメられてしまい、別の男を殺し、その復讐として弟に両手を砕かれてしまう。
ジョンからも追放されたハーストは、謎のメキシコ人の治療で両手が元に戻り、自分を陥れた者たちへの復讐を開始するのだった。
登場人物&出演者
・ハースト/ローマン(演:ブレン・フォスター)
主人公。アレクサンダーの右腕。15年に渡って組織を裏切った人間を暗殺してきた実力者。
ブレン・フォスターは代表作に『INFINI/インフィニ』、『ビギニング』などがあります。
重犯罪刑務所である男を殺す任務に失敗し、両手を砕かれて強制的に引退をさせられた。
両手がマトモに使えず酒浸りの日々を送るが、アイスマンの暴走で戦争に巻き込まれる事に。
全面戦争となってオソの治療を受けて両手が復活し、誘拐されたカレンを助けるべく動く。
最後はアレクサンダーの自宅でアイスマンを銃撃して倒し、再び裏社会に身を投じる。
・カレン(演:ジェニー・ガブリエル)
アレクサンダーの一人娘。オソの店で働くウェイトレス。ハーストを気にかけている。
ジェニー・ガブリエルは代表作に『カンヌ/愛と欲望の都』、『マイ・プライベート・ロンドン』などがあります。
アイスマンの手下が店にやって来て横暴な態度を取るが、あくまで強気で接していた。
そのせいでクレイから恨みを買われて部下が誘拐に来るが、ハーストたちに助けられる。
今度はシーザーの部下が来てオソと治療中のハーストと誘拐され、アイスマンに渡された。
最後はアレクサンダーの自宅を襲撃した時に連れて来られるが、最終的に助け出された。
・オソ(演:ダニー・トレホ)
謎のメキシコ人コック。アレクサンダーがオーナーを勤めているメキシコ料理を経営する。
ダニー・トレホは近年の出演作に『刑務所サバイバル術』、『トゥームストーン/オーバーキル』などがあります。
二階には引退したハーストが素性を隠して暮らしていて、何かと交流を深めていた。
チンピラに襲われるところをハーストが足技だけで片付けると、その強さを認めていた。
アイスマンとの全面戦争に備え、ハーストを復活させるべく貴重なサソリの毒で治療を施す。
最後は乗り込んできたシーザーの部下に誘拐され、抵抗するも結局は殺されてしまう。
・シーザー(演:J・D・ガーフィールド)
メキシコ人マフィアのボス。アレクサンダーとドラッグの売買をして信頼を得ている。
J・D・ガーフィールドは代表作に『トレード』、『ロック・ミー・ハムレット!』がある。
出所したアイスマンからビジネスを持ちかけられ、アレクサンダーとの戦争を危惧した。
それでもアレクサンダーよりも好条件を差し出されると、あっさりとアイスマンに付いた。
アイスマンが部下を殺害して恨みを持つが、アレクサンダーを倒すと言われて取引する。
部下にカレンの誘拐をさせて、ついでにオソと治療中だったハーストもアジトに連れて来る。
最後は復活したハーストに部下を殺され、足を撃たれてカレンの居場所を話して助かる。
・クレイ(演:ギリー・ダ・キッド)
アイスマンの右腕。重犯罪刑務所の頃から一緒にいて、ハーストの仕事のお膳立てをした。
ギリー・ダ・キッドは代表作に『The Wrath of Cain』、『Streets』などがあります。
アイスマンとともに出所すると、60クリップスのメンバーとして好き放題やっている。
相手がアイスマンの部下でも一切引く事なく、逆に挑発するぐらい自分の立場が分からない。
部下にカレンを誘拐をさせようとして、その結果、アレクサンダーとの戦争を発生させる。
アレクサンダーがナイトクラブを訪れた時も追い返そうとするが、実力行使されてビビる。
最後はアレクサンダーの自宅を襲撃するが、二人がかりで挑むもあっさりと殺された。
・アイスマン(演:ヴィング・レイムス)
重犯罪刑務所に服役していた男。ハーストに標的を教えるも実際は別人を教えて失敗させた。
ヴィング・レイムスは近年の出演作に『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』、『ファーザー・フィギュア』などがあります。
出所すると「60クリップス」というギャング団を組み、アレクサンダーと取引していた。
実はアレクサンダーのナワバリを狙っていて、メキシコ人のマフィアと組んでいた。
アレクサンダーの娘を手に入れて自宅を襲撃するが、待ち伏せされた多くの部下を失う。
最後はカレンを人質に逃げようとするが、ハーストに撃たれて倒れるもすぐに姿を消した。
・ジョン・アレクサンダー(演:スティーヴン・セガール)
長年政府の下で働いたが、今は街を牛耳るマフィアのボス。裏切り者は自らの手で始末する。
スティーヴン・セガールは近年の出演作に『沈黙の終焉』、『沈黙の達人』などがあります。
あくまで相手に敬意を表している事により、多くの部下を要して一大勢力を展開している。
最も信頼していたハーストの失敗を受けて引退させるが、同情から命だけは取らずにいた。
アイスマンがナワバリを支配しようとして、当然のように許さず全面戦争を決意する。
最後は自宅にやって来たアイスマンを圧倒し、ハーストのおかげで娘が助かり引退した。
感想
個人的な評価
本作はスティーヴン・セガールとキオニ・ワックスマンが組んだ13作目となります。
更に本作では『ミッション:インポッシブル』シリーズの常連ヴィング・レイムスと、多くの映画に出演するダニー・トレホが共演しています。
一応、物語の主人公はハーストで演じるブレン・フォスターだが、残念ながら上記の大物たちに埋もれてしまった。
前作の『沈黙の監獄』から引き続きセガール映画に登場して、華麗なる足技などを魅せているけど今一つ記憶に残らなかった。
それ以上にスティーヴン・セガールはもちろん、ヴィング・レイムスやダニー・トレホたちのインパクトが非常に強かったです。
いつも特殊部隊やCIAを演じていたスティーヴン・セガールが珍しくマフィアのボスを演じているが、ラストではどう見ても特殊部隊にしか見えなかったです。
みんなケガしたり、息を切らしている中、唯一血や汗どころか、息一つも切らさず余裕の佇まいで退場するセガール拳はお見事でした。
敵役となるヴィング・レイムスはやたらと「ネイバーフッド」を口にしてキャラクター性を出すが、やはり、ラストでは主人公とスティーヴン・セガールに追い詰められるとあっさりやられる。
しかしながら、超大作に出演している事を考慮されたのか、倒れても次の瞬間には姿を消して生きている事を暗示させています。
ダニー・トレホは様々な作品に出演しているが、本作でも怪しさ満点のメキシコ人コックとして登場し、なぜか本当の正体は呪い師という具合になる。
そこから始まる貴重なサソリによる毒を打ち込む事で、両手を砕かれた主人公を元に戻すという原理不明な治療を敢行します。
本作はマフィアとギャングの全面戦争と派手な銃撃戦を期待したが、結局は圧倒的なセガール有利な感じで進んで呆気なく終わる感じでした。
今回は有名な役者を登場させているが、内容としてはかなり不満の残る感じになっている。
いつも組んでいるキオニ・ワックスマンが監督だが、ヴィング・レイムスやダニー・トレホに気を使ったせいで今一つな展開になってしまった。