作品紹介
公開年月 | 2019/02/05 |
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ジャンル | SF/アクション |
原作 | なし |
監督 | ブランドン・スレイグル |
脚本 | ブランドン・スレイグル、ロバート・トンプソン |
製作 | デヴァニー・ピン |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
未来世界、連邦政府の宇宙船が巨大企業オムニテックの軍団に襲撃され、捕獲した地球外生命体が奪われる事件が発生する。
傭兵のライカーはアメリカ大統領の依頼を受け、四人の凄腕の仲間と敵の宇宙ステーションで奪還作戦を開始する。
傭兵同士の壮絶な戦いに勝利したライカーたちだったが、異星人の異種交配で生み出された“ハイブリッド・エイリアン”が彼らを襲うのだった。
登場人物&出演者
・アダム・ライカー(演:スティンク・フィッシャー)
主人公。かつて戦争の英雄として活躍し、今では地球を捨てて月のバーを経営している。
スティンク・フィッシャーは代表作に『ラブリーボーン』、『ジョーイ・ナードン/不屈の一撃』などがあります。
旧友のウェザースがやって来ると、借金がある事が知られていて、積み荷の奪還を頼まれる。
かつて一緒に戦場を駆けた傭兵仲間を集め、宇宙ステーションに乗り込むも銃撃戦をする。
妻と娘を亡くしてしまい、唯一の思い出であるバーを絶対に守ろうと任務を必死にこなした。
最後はミラーに負傷させられ、帰還すると地球外生命体もいて、必死に抑えて自爆をした。
・レイ・スティーヴンソン(演:アントワーン・レイニア)
コードネームは“虐殺工場”と呼ばれる。アラブの大使館にいてライカーの誘いを受けた。
アントワーン・レイニアは代表作に『Message in a Bottle』などがあります。
地球でノンビリと暮らしていて、妻と大学生になる娘がいるが、心に深い闇を持っている。
ライカーが最も信頼する戦友であり、彼がいない時は代わりに指示を出すほど有能な人物。
宇宙ステーションが無人じゃないと知り、応戦してライカーと別れて状況を探っていた。
最後はノーブと生還して報酬を要求し、ライカーが気にしていたバーの用心棒になっていた。
・アルフォンソ・シフト(演:ジョン・T・ウッズ)
コードネームは“四つの目”と呼ばれる。カジノにいてライカーからの誘いに快く乗った。
ジョン・T・ウッズは代表作に『ゾンビ・ストリッパーズ』、『V/H/S ネクストレベル』などがあります。
機械化された両目で物事を素早く分析するが、ギャンブルでは勝てずに毎度負けている。
ジョーンズとバカコンビを組み、同じく下ネタとなぜかステーキの話しをいつもしている。
宇宙ステーションが無人じゃないと知り、当初の任務と違う事をライカーに何度も主張した。
最後はジョーンズが地球外生命体に殺されて、復讐しようとして単独で襲われて死亡した。
・ルリオン・ジョーンズ(演:ジェイソン・マクニール)
コードネームは“変質者”と呼ばれる。ストリップバーにてライカーからの誘いに乗る。
ジェイソン・マクニールは代表作に『Legend of the Red Reaper』、『Verotika』がある。
普段はストリップバーでサイバネティックスの女を引っかけてやりまくっているらしい。
基本的に軽いノリと下ネタしか言わないが、いざという時は体を張って仲間を守るという。
宇宙ステーションが無人だと聞かされていたが、実際には違っていて銃撃戦を演じた。
最後は医療室にいた地球外生命体を見て硬直してしまい、何もできず攻撃を食らって死亡。
・ノーブ/フランキー(演:ブランディン・T・ウィリアムズ)
コードネームは“初心者・新兵”と呼ばれる事に。バーのオーナーから紹介されている。
ブランディン・T・ウィリアムズは代表作に『Battledogs』、『Dwelling』などがあります。
チームの独特な雰囲気に戸惑っていたが、ボスのライカーに背中を押されて緊張が解れる。
宇宙ステーションに到着すると、シフトと行動を共にして仲間の大切を教えてもらった。
実はインターンでホワイトハウスにいた事もあって、ミラーが金の亡者だと知っていた。
最後はライカーが地球外生命体と爆死し、大統領に報酬を要求してバーの用心棒となった。
・ウェザース(演:ダニエル・ボールドウィン)
アメリカ連邦政府で大統領の側近として働く。かつて戦争でライカーの戦友であった。
ダニエル・ボールドウィンは代表作に『ヴァンパイア/最後の聖戦』、『地底からの侵略/人類VSエイリアン』などがあります。
月のバーで働くライカーの元を訪れると、オムニテックに奪われた荷物の奪還を依頼する。
大統領のヘンリックセンとライカーが戦友だと知っていて、それを知った上で頼んでいた。
シャラク星との平和交渉について話す大統領の横で、ミラーからの通信を受けて切り上げた。
最後は生還したシフトとノーブたちからライカーが死んだと伝えられ、残念がっていた。
・エリカ・ヘンリックセン大統領(演:ヴィヴィカ・A・フォックス)
アメリカ合衆国大統領。かつてライカーやマーフィたちと戦場を一緒に駆けた仲間。
ヴィヴィカ・A・フォックスは近年の出演作に『シャークネード/ラスト・チェーンソー』、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』などがあります。
ライカーとは個人的な付き合いもあったが、今では立派に大統領として職務を果たす。
地球外生命体を積んだ荷物が奪われてしまうと、ウェザースがライカーに依頼した事を知る。
ライカーの通信からミラーが勝手にシャラクの生物兵器を奪ったとして彼をクビにした。
最後は生還したシフトとノーブから報酬を要求されて応じ、シャラク星との戦争を宣言した。
・マーフィ(演:ヴァーノン・ウェルズ)
かつてライカーとともに戦場を駆け抜けた戦友。連邦政府の荷物を傭兵軍団と奪っていた。
ヴァーノン・ウェルズは代表作に『マッドマックス2』、『コマンドー』などがあります。
最後は荷物の運び出しをしようとしたが、オムニテック社に裏切られて殺されてしまう。
・ブルース・ミラー(演:ム=シャカ・ベンソン)
海兵隊の生物工学技術者で現在はアメリカ連邦政府に属する惑星間関連長官を務めている。
ム=シャカ・ベンソンは代表作に『Half Dead』、『Dwelling』などがあります。
大統領の側近でありながらオムニテック社と組んで、地球外生命体を秘かに奪っていた。
地球外生命体を研究材料にして、人類を500年進歩させ、同時に大金を手にして引退を望む。
宇宙ステーションに乗り込んできたライカーたちと遭遇し、そのまま捕まり研究を話した。
最後は囮にされ反撃でライカーの腹に銃撃を加えるが、シフトたちに蜂の巣にされた。
・地球外生命体(演:デヴァニー・ピン)
地球人と緊張状態にあるシャラク星の生物兵器。シャラク星人と何かを異種交配している。
デヴァニー・ピンは代表作に『デンジャラス・ブロンド』、『キラーファング・アタック』などがあります。
連邦政府が極秘に捕獲されていたが、金の亡者であるミラーが勝手に人体実験を行っていた。
オムニテック社と組んだミラーの指示で遺伝子を調べられるが、目を覚まして暴走する。
ライカーたちにも襲いかかって一人ずつ倒していき、なぜか急に第二形態へ変化を遂げる。
最後は主人公たちと一緒に地球へ来るが、ライカーに止められ、彼の自爆で爆発四散する。
感想
個人的な評価
本作はWOWOWで放映され、その時の邦題は『クロスブリード/異種交配』となっています。
つまり、本作は『エクスペンダブルズ』シリーズは一切関係ない作品となります。
低予算のSF映画ほど危ない橋はないですが、それを作る上でどれだけ未来の世界を再現していくがポイントとなる。
本作は冒頭から宇宙規模の戦いを見せてくれるが、当然のようにチープな映像に本作の低予算さを隠せなかったです。
そこから主人公が登場するが、如何にも屈強そうな姿をしていて、傭兵仲間を探していくが個性的で期待しました。
しかし、本作は低予算のSF映画だから基本的には建物の中で物語を展開して、とても宇宙ステーションにいるような感じじゃない。
肝心のエイリアンも第一形態はスピーシーズのエイリアンみたいで、第二形態はのっぺらぼうに似て逆に迫力がなくなりました。
一応、この時代では別の惑星の種族と交流を持っているが、緊張状態で大統領も頭を悩ませている設定になっています。
それで大統領の側近が金の亡者で勝手にエイリアンの生物兵器を奪い、そのせいで戦争が起きてもおかしくない状態になる。
ここで主人公たちが奪還して返すはずが、エイリアンが暴走して、結果的に止める為に主人公が一緒に自爆をしてしまう。
結果として戦争状態になってしまい、ここから次回作に繋がるという誰も期待していない続編を臭わせる終わり方になりました。
主人公の傭兵軍団は使い方次第では面白くなりそうだったが、残念ながら監督にはそこまでの腕はなかったようです。
エイリアンの造形も二番煎じで面白味がなく、主人公が死んでしまうから、この先どうなっても気にならなくなってしまう。
本作は色々と可能性を秘めたけど、監督の実力不足と単純な予算不足で残念な作品に終わったしまった典型的なパターンでした。