作品紹介
公開年月 | 2016/10/04 |
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ジャンル | ホラー |
原作 | なし |
監督 | トム・ナゲル |
脚本 | ジェフ・ミラー |
製作 | クリストファー・ローレンス・チャップマン、ジェフ・ミラー、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
コンサート会場に向かう二組カップルが途中でなくした携帯電話を探して町に立ち寄る。
住民の姿が一切見えない中、気味悪がっていたカップルは町を去ろうとするが、背後に謎の影が忍び寄るのだった。
登場人物&出演者
・ブラッド(演:ブライアン・ナゲル)
主人公。恋人のサラにプロポーズしようと考えている。結婚指輪をずっと持っている。
ブライアン・ナゲルは代表作に『ドッグ・イート・ドッグ』、『マーダー・ドライブ』などがあります。
コンサートに向かう途中でマイクが道に迷うと、田舎町のダイナーで保安官から道を聞いた。
ジルがスマホをダイナーに忘れると、拾った男がゴーストタウンを指定すると殺人鬼に遭遇。
一度逃げるが刺されたフランクを助けようとして逆に追い詰められ、なんとか逃げ出した。
最後は捕まったサラとゴミ収集車で逃げ出し、命を張ったマイクのおかげで生還を果たした。
・サラ(演:ローレン・コンプトン)
ヒロイン。ブラッドの恋人。爆乳。コンサートに行く為にマイクたちと一緒に向かった。
ローレン・コンプトンは代表作に『アタック・オブ・ザ・キラー・ドーナツ』、『Created Equal』などがあります。
コンサートに向かう途中でマイクが道に迷うと、田舎町のダイナーに来て話しを聞いた。
ジルのせいでゴーストタウンで足止めされ、コンサートに来たのがそもそも失敗だと話した。
ブラッドがフランクを助けようとしてピエロに連れ出され、目の前でジルが殺された。
最後はマイクのおかげが足止めをして、彼が死ぬと容赦なくブラッドに逃げるよう指示した。
・マイク(演:アンドリュー・スタトン)
ブラッドの友人。サラにプロポーズしようとするブラッドから話しを聞いて呆れていた。
アンドリュー・スタトンは代表作に『Take Me』、『マーダー・ドライブ』などがあります。
ジルと付き合って8ヶ月しか経っておらず、彼女との結婚を一切考えていないという。
ブラッドのプロポーズに感動しないとハッキリと発言し、それをしないように注意した。
ピエロたちにジルが連れ出され、助けてくれたフランクから道を聞き出し救出しようとする。
最後は捕まったところでブラッドに助けられ、斧とナタのピエロを殺して力尽きてしまう。
・ジル(演:ケイティ・キーン)
マイクの恋人。貧乳。サラとも友人関係。マイクが出世すると思って付き合っているという。
ケイティ・キーンは代表作に『Inoperable』、『マーダー・ドライブ』などがあります。
コンサートに向かう途中でマイクが道に迷うと、田舎町のダイナーに立ち寄って聞き出す。
スマホで店員に聞くも地元民にビビって店に忘れてしまい、全員を危険な状況に巻き込んだ。
殺人ピエロたちから逃げていたが、なぜか一人だけコッソリと捕まってずっと叫んでいた。
最後は保安官にうるさいと黙らせるよう言われたナタのピエロにあっさりと殺された。
・ディラン(演:ジェフ・デントン)
田舎町のダイナーで相棒と食事をしていた。なぜか汚れた服装をして気にする様子はない。
ジェフ・デントンは代表作に『キング・オブ・ロストワールド』、『マーダー・ドライブ』などがあります。
相棒とどこかへ向かっている途中で下品な会話で盛り上がり、背後に立つピエロに気付かず。
ゴーストタウンと化した町を通ると言われ、住民が突然消えた町として知っていたらしい。
相棒がピエロに殺されるとブラッドたちと一緒に行動し、助かる為に仕方なく協力する。
最後は隠れていた廃墟から逃げ出すもバールのピエロに捕まり、あっさりと殺されてしまう。
・フランク(演:グレッグ・ヴィオランド)
ゴーストタウンと化した田舎町で一人暮らしている。ブラッドたちの危機を助け出した。
グレッグ・ヴィオランドは代表作に『My Blind Brother』、『マーダー・ドライブ』がある。
過酷な環境によって精神的におかしくなっていて、マトモな会話ができない状態になる。
町がゴーストタウンと化した経緯を話し、殺人ピエロたちが占拠している事を話した。
隠れ家に殺人ピエロがやって来ると、みんなで逃げ出し、ジルが捕まった場所の地図を渡す。
最後はジルを助けに向かったブラッドたちにナイフで刺された状態で道に現れて息絶えた。
・保安官(演:クリストファー・ローレンス・チャップマン)
田舎町のダイナーにいた保安官。道に迷ったブラッドたちに近道を教えてくれた。
クリストファー・ローレンス・チャップマンは代表作に『Inoperable』、『The Accident』などがあります。
実は殺人ピエロ集団とグルになっていて、彼らが高校生時代からもみ消してきたという。
今回の度を行きすぎたリッキーたちに辟易してしまい、彼らを庇わないと宣言した。
最後はリッキーにナイフで刺されて倒れるが、銃弾を二発食らわせるも効かず息絶えた。
・メーガン/ガールピエロ(演:ベキ・イングラム)
フランクとマートルの娘。15年前にリッキーとベビーシッターが殺されるのを見ていた。
ベキ・イングラムは代表作に『アックス・ジャイアント』などがあります。
小さい頃は常にピエロの人形を持っていて、話さないリッキーと違って積極的に話している。
15年後には立派な殺人ピエロ集団の一人になって、捕まったジルを人形として見ていた。
ずっと叫んでいたジルにピエロのメイクを中途半端にして、リッキーが殺しても何もしない。
最後は逃げ出すブラッドを邪魔するもサラに殴られ、リッキーと逃げる二人を見送った。
・リッキー/ベースボールピエロ(演:デヴィッド・グレートハウス)
フランクとマートルの息子。15年前に目の前でベビーシッターが殺されるのを見ていた。
デヴィッド・グレートハウスは代表作『コンビニ・ウォーズ8バイトJK VS ミニナチ軍団』、『マーダー・ドライブ』などがあります。
15年後にはピエロのメイクをして、妹のメーガンとともに集団を率いて殺人をしている。
一切話す事なくターゲットにした部外者をつけ回し、神出鬼没で仲間と連携して襲って来る。
グルとなる保安官の忠告を無視して数発の銃弾を食らうが、痛みを一切感じないという。
最後はブラッドとサラがゴミ収集車で逃げられてしまい、メーガンと一緒に見ていた。
・マートル(演:マリアン・ナゲル)
フランクの元妻。ベビーシッターに子供たちの面倒を見させるが最終的に殺していた。
マリアン・ナゲルは代表作に『テイク・シェルター、『イントゥ・ザ・ストーム』がある。
異常な教育をする事でフランクが家を出て行ってしまうが、正式に離婚していない。
リッキーとメーガンを殺人ピエロとして育てると、黒幕として兄妹に指示をしていた。
警察を呼ぶ為に家へ入ってきたブラッドに夜は危険だと警告するだけで会話ができない。
最後は家にやって来たリッキーに迷い込んだ部外者を片付けるように言いつけた。
感想
個人的な評価
本作は2014年にカリフォルニアで謎のピエロが出没した事件からヒントを得たようです。
コンセプトとしてピエロの格好をした殺人鬼がやって来た人間を殺すという内容になります。
従って基本的に本作はオリジナルのストーリーになっているが、近年はピエロを使った殺人鬼映画はなんだか多い気がします。
これはリメイクされた『IT/イット“それ”が見えたら、終わり』や『ジョーカー』の盛り上がりから使われるようになっているだろう。
そもそも、現実に「道化恐怖症」というモノが存在していて、「キラー・クラウン」としての異名を持つジョン・ケイシーという殺人鬼も実在しました。
それぐらにピエロというのは楽しさを与えると同時にアメリカ人にとって、恐怖の対象とも言えるような存在になっています。
本作ではゴーストタウンと化した田舎町に来た二組のカップルが殺人鬼集団のピエロたちに殺されるという展開になります。
まず、本作は冒頭から大人になった兄妹ピエロの前日談が入っているが、単純におっぱいを見せる為に作ったようにしか見えなかった。
8分ぐらいの前日談になるけど、ほとんど説明もなくて描写としても分かりにくく、ハッキリ言ってエロのサービス以外に効果的ではないと感じました。
そこから王道のパターンとして、田舎町に来た若者たちが道に迷い、地元の人に近道を教えられて殺人ピエロたちに追われるという流れになる。
田舎町の寂れたダイナー、当然のように携帯電話の電波がなく、唯一の保安官もグルなど新鮮味のない構成で進んでいきます。
意外にもピエロのバリエーションも多く、バット、ナタ、斧、バールとそれぞれ違った武器を使って神出鬼没に現れて襲ってきます。
なぜか殺人鬼というのは超人的な体力や怪力を持っていて、リーダー格が銃で何発か撃たれても倒れるどころか痛みすら感じない。
殺人鬼が何も語らないピエロという以外、本作には特筆した部分が一切なく、何もかもワンパターンすぎて面白味に欠けます。
冒頭の前日談をもう少し分かりやすく描写して、一切しゃべらないピエロたちをもっと不気味で恐ろしく演出できただろうと思います。