作品紹介
公開年月 | 2019/02/22 |
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ジャンル | アクション/ホラー |
原作 | 三家本礼 『血まみれスケバンチェーンソー』 |
監督 | 山口ヒロキ |
脚本 | 福原充則 |
製作 | 行実良、柴原祐一 |
製作国 | 日本 |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
自前のチェーンソーを持ち歩く鋸村ギーコはうぐいす学園に通うが、ある日、同級生の碧井ネロが作り出した改造死体たちに襲われてしまう。
ギーコは改造死体たちを撃退しながら首謀者のネロのアジトに乗り込んで直接対決を挑む。
ネロに苦戦する中で、ギーコは新たな敵であるうぐいす学園新生徒会ガーディアンズの総長ネメシスに遭遇するのだった。
登場人物&出演者
・鋸村ギーコ(演:浅川梨奈)
主人公。うぐいす学園の女学生。解体屋の娘で改造したチェーンソーを常に持ち歩いている。
浅川梨奈は代表作に『人狼ゲーム/マッドランド』、『黒い乙女Q/黒い乙女A』があります。
通学していた時に改造人間に襲われ、銭湯で襲われると、碧井ネロの仕業だと分かった。
愛用のチェーンソーが水に浸かり、仙崎に修理してもらい、勝手にパワーアップさせられる。
ネロを倒すもネメシスに捕まり生徒会刑務所に収容されるが、仙崎たちに助けられる。
最後は蘇ったネロとまたも戦いを繰り広げ、最終的にチェーンソーで体を貫いて倒した。
・仙崎(演:日高七海)
修理屋で働いている。ギーコの知り合いでチェーンソーの修理とパワーアップさせている。。
日高七海は代表作に『リアル鬼ごっこ』、『いぬやしき』などがあります。
バイトが刺客に殺されると、カタキを取るべくギーコとともにうぐいす学園へ乗り込んだ。
ギーコがなんとかネロを倒すが、新たな支配者となったネメシスに捕まってしまう。
捕まっていたギーコを助け出して、またも捕まったドリエを助ける為に行動を共にする。
最後は人格が変わったドリエに突かれるが、立ち上がって団結力を示してギーコを助けた。
・ドリエ(演:替地桃子)
うぐいす学園の女学生。失敗作だった、殺し合いの中で生き残って左手も切り落とされる。
替地桃子は代表作に『2ちゃんねるの呪い7/「八尺様」』、『HK/変態仮面』があります。
改造される寸前にギーコたちと助けてもらい、チェーンソーの刃を出す為に充電器を渡した。
生徒会刑務所で他の服役者に拷問されるギーコを見て、仙崎と助け出すもまたも捕まった。
蘇ったネロによって左手に掘削ドリルを付けられ、人格も変化してギーコたちを襲った。
最後はギーコのチェーンソーによって両手のドリルを落とされ、以前の人格に戻った。
・ナグルシファー(演:佐野いずみ)
うぐいす学園の女学生。ギーコの同級生で友人。ケンカが強く強烈なパンチを繰り出す。
佐野いずみは代表作に『生贄のジレンマ』、『セーラー服無宿/無情の荒野』などがあります。
生徒会刑務所に囚われていたギーコたちの前に登場し、他の囚人たちをあっという間に倒す。
日直としてやって来ていたが、実はネメシスに騙されていた事を知らずギーコの言葉で知る。
ドリエはすでに死んでいると決めつけるが、友の為に戦うギーコの熱い言葉に説得される。
最後は蘇ったネロとの戦いで苦戦を強いられるが、団結力でギーコを立ち上がらせた。
・メロン(演:蒼波純)
うぐいす学園の女学生。学園ではアイドル的な存在。実はネロに改造死体として蘇っている。
蒼波純は代表作に『ワンダフルワールドエンド』、『永遠の少女』などがあります。
熱烈なファンたちに囲まれてライブを行っている時、ギーコたちが来て邪魔されてしまう。
ファンに殺された過去によって暴力反対を口にしていて、排除する為に暴力を訴える。
邪魔するギーコたちをファンに排除させるが、誰も命令を聞かずに彼らの生命力を奪った。
最後はナグルシファーに倒され、ネメシスを誘き寄せるエサにされるも逆に殺されてしまう。
・ネメシス(演:護あさな)
うぐいす学園新生徒会ガーディアンズの総長。ネロに取って代わる新たな敵として登場。
護あさなは代表作に『ゾンビアス』、『男女大戦』などがあります。
ネロの代わりに学園の新たな支配者として登場し、ギーコたちを生徒会刑務所に収容する。
学園の風紀を乱す者を生徒会刑務所に収容させ、自分が望んだ通りに秩序を取り戻す。
放送室にいたところで追い詰められるが、魔法少女に変身してギーコたちを追い詰めていく。
最後は魔法の電池が切れてしまい、交換に戸惑っている間にギーコのチェーンソーで倒れた。
・碧井ネロ(演:あの)
うぐいす学園の女学生。ギーコの同級生。改造死体を作るマッドサイエンティストである。
あのは代表作に『咲/Saki』、『シェアハウス』などがあります。
以前はいじめられっ子だったが、復讐する計画を立ち上げて学生たちを改造死体にしている。
ロックバンド「マキシマムザホルモン」の熱烈なファンで唯一の心の拠り所としている。
ギーコが彼らをバカにした事に腹を立てて、学生たちを改造死体にして復讐しようとした。
最後はギーコと直接対決するが、仙崎の改造による切り札によって敗れ去ってしまう。
感想
個人的な評価
本作は三家本礼の同名漫画『血まみれスケバンチェーンソー』が原作になっています。
2016年には内田理央を主演にした実写映画が製作され、意外にも良作で一部の熱烈なファンを生み出しています。
前編には『ネロの復讐』と後編には『ギーコの覚醒』と分かれていますが、今回は一本の作品としてレビューしています。
オリジナルでもそうでしたが、本作でもグロテスクさやエロさを出していて、そこにアクションとコメディも織り込まれています。
あくまで漫画の雰囲気を実写映画に持ち込んでいるので、現実感はないが、しっかりした世界観を構築していると思います。
ただ、どうしてもオリジナルと比べてしまい、鋸村ギーコを演じた内田理央雨と浅川梨奈では特に違いを感じました。
リメイクという事で内田理央は再登場できなかったが、気を利かせた製作側がナレーションとして出演させた粋な演出は良かったです。
やはり、自分の中ではオリジナルの鋸村ギーコを演じた内田理央の方が良かったです。
浅川梨奈は悪くないけど、言い方はあまり良くないと思うけど、すべてにおいて内田理央に負けていたと思います。
逆に悪役となる碧井ネロを本作で演じたアイドルグループの「ゆるめるモ!」の「あの」は非常にハマっていた。
オリジナルの山地まりは悪くないけど、あのの方が雰囲気や演技がキャラクターに合っていたと思います。
なぜ前後編にしているのか分からないのですが、別に一本の映画でも良かったと思います。
他にも個性的なキャラクターが出てきて、悪くないと思いますが、どうにもグロテスクな描写がマイルドすぎて物足りなかったです。
総評としてオリジナルには一歩劣ってしまっているが、悪役のネロを演じた「あの」がハマっていた点が良かったです。