新エイリアン/最終繁殖 VD-256

作品紹介

公開年月  2015/04/25
ジャンル  SF/アクション
原作  なし
監督  グレッグ・キーファー
脚本  グレッグ・キーファー、エリザベス・ハンセン
製作  グレッグ・キーファー
製作国  アメリカ
鑑賞方法  動画配信サービス

あらすじ

ロスは臨時ガイドとして叔父と叔母が経営する金持ち不良高校生の更生プログラムに参加する事となった。
グループはキャンプ地に向かう途中で謎の物体と何者かに惨殺された遺体を発見する。
不安を抱えながらもロスたちはキャンプ地に到着し、夜を迎えると、そこへ突如謎のエイリアンが姿を現し惨殺を始めるのだった。

登場人物&出演者

ロス(演:ジョン・レッドリンガー)
主人公。叔父と叔母が経営する更生プログラムのキャンプの手伝いをさせられる。
ジョン・レッドリンガーは代表作に『あの子は私の初恋』、『Other Will Follow』がある。
当初から同世代では指示に従わないとして乗り気じゃなかったが、なんとか説得される。
参加者が集まると、なぜかコートニーの着替えを不本意に見た事からやる気を出していく。
死体を知っても隠していたクレアに激怒し、バートの代わりにリーダーとして指示を出す。
最後は掠われたコートニーを助け出し、ルイスの爆弾でエイリアンを爆死させ生還する。

コートニー(演:クレア・ニーダープルーム)
更生プログラムのキャンプに参加する一人。着替えている時にロスが不用意に入ってきた。
クレア・ニーダープルームは代表作に『最強ゾンビ・ハンター』、『Little Women』がある。
そのせいでずっとロスに対して警戒心を持つが、馬の暴走から助けられて心を開いていく。
政府にハッキングするだけの知識を持ち、オタクなルイスとなぜか会話が盛り上がる。
気付いたらロスの隣にずっといて、エイリアンに捕まって赤ん坊のエサにされようとした。
最後はロスに助け出され、散弾銃でエイリアンに立ち向かい、当然のように生き残った。

ルイス(演:ライアン・ジマー)
更生プログラムのキャンプに参加する一人。メガネをかけている。オタクな知識を持つ。
ライアン・ジマーは代表作に『Scariest Night of Your Life』などがります。
他の参加者と違って不良にはまったく見えず、なぜ参加しているのかよく分からない人物。
トラッパーを抑え込んだバートが元格闘家だと思い出し、親しげに話すも拒まれる。
隕石を発見すると誰よりも興奮して色々な予想を立てるが、どれも的外れで当てにならず。
最後はエイリアンを倒す罠を色々と作り、襲われてしまうが、なんとか生き残っていた。

トラッパー(演:カーディフ・ゲルハルト)
更生プログラムのキャンプに参加する一人。集まった時点から反抗的な態度を取っている。
カーディフ・ゲルハルトは代表作に『The Mistle-Tones』、『We All Fall Down』がある。
今回の更生プログラムのキャンプに相応しい人物であり、バートに対しても強気を見せる。
何度か警察沙汰を起こしていて、家に火をつけるなど、同世代のロスとも衝突している。
ウンコしようとした時にエイリアンに襲われるが、駆けつけたバートに助け出されている。
最後は一人だけサマーのトラックで逃げようとしたが、エイリアンに阻止されて殺された。

ミーカ(演:アシュリー・サントス)
更生プログラムのキャンプに参加する一人。クラブにいたところで捕まって強制参加する。
アシュリー・サントスは代表作に『Once I Was a Beehive』、『The Landlord』がある。
高そうなヒールでキャンプに参加し、終始に渡って不平不満を漏らして機嫌が悪い。
見た目からしてビッチであるが、自ら逮捕されるなど、色々と問題を抱えているビッチ。
基本的にウェスと同じような感じで役立たずだが、スマホでエイリアンの接近を知らせた。
最後はヘリで戻ろうとしてエイリアンに襲われ、体液を吸われながら崖に衝突して爆死。

ウェス(演:ブライアン・デイリー)
更生プログラムのキャンプに参加する一人。寝ている間に連れて来られて不平不満を漏らす。
ブライアン・デイリーは代表作に『Cloud 9』、『My Christmas Love』などがあります。
いつもドラッグを摂取している事もあって、今回の更生プログラムのキャンプに強制参加。
自然でのキャンプにずっと文句を言っていて、ドラッグを持ち込むもバートが没収した。
キャンプでの更生プログラムに辟易し、クレアからドラッグについて責められてしまう。
最後は避難した洞窟にエイリアンがいて、逃げ遅れてしまい、そのまま殺されてしまった。

クレア(演:ジェス・マッカラン)
夫のバートと更生プログラムのキャンプを経営する。資金不足で経営難に陥っている。
ジェス・マッカランは代表作に『Hired Gun』、『Kiss Me』などがあります。
今回のキャンプで資金が集まって黒字になるが、人件費を削る為にバイトをクビにした。
バートが参加者から告訴されてしまい、道中で死体を見つけてもキャンプを続行させる。
エイリアンにバートが殺され、死体の事実をロスに知られると当然のように責められた。
最後は頑丈な家に逃げようとして遅れて、エイリアンに攻撃されて後事をロスに託して死亡。

バート(演:カール・マキネン)
妻のクレアと更生プログラムのキャンプを経営する。バイトをクビにしたクレアを責めた。
カール・マキネンは代表作に『パンチ!』、『愛人契約』などがあります。
更生プログラムのキャンプは自然で行われる為、人手不足となって心配をしていた。
マッド・ドッグ・クラッシャーという名の格闘家だったが、試合中に人を殺して引退した。
参加者に暴力を振るった事で告訴され、死体を見つけてもクレアの独断で続行する事に。
最後はウンコしに行ったトラッパーを心配し、襲撃したエイリアンに殺されてしまう。

サマー(演:クリスティーナ・サーモンド)
ロスの叔母さん。バートとクレアの経営するキャンプが赤字だという事を知らない。
クリスティーナ・サーモンドは代表作に『Bonneville』、『犬と私とダンナのカンケイ』などがあります。
バイトをクビにして人手不足となる中で、手伝いを嫌がっていたロスをなんとか説得した。
バートたちの家から離れて暮らしていたおかげでエイリアンに襲われずに済んでいた。
そこにやって来たロスたちから事情を聞いて、エイリアンを迎え撃つ準備をルイスとやる。
最後はバートを殺したエイリアンをブルドーザーで押し込み、一緒に爆発するも殺せず。

感想

個人的な評価

本作はあの『エイリアン』シリーズを彷彿とさせるが、残念ながらまったく関係ないです。
そもそも原題が『Thirst』で意味は「渇き」であり、そこから分かるように有名な『エイリアン』シリーズとは別物です。
最近は「新」と付けた有名シリーズの便乗作品が多くなっていて、それに騙されないように気をつけましょう。
宇宙から隕石が落ちて、そこには卵があって、孵化すると近くにいたオッサンを食います。
そのエイリアンはなぜかサイボーグ化しており、電子機器が近くにあると妨害電波を出して近くにいる事を主張します。
最初は暗闇から襲撃を始めていくが、昼間に主人公たちを襲って全貌を現すが、そのデザインは絶望的にダサイ。
もう少しセンスのいいデザインにできなかったのかと言いたいが、残念ながら低予算では仕方ないと思います。
本作はいろんな名作の要素をぶち込んでいて、ベースには『エイリアン』、他に『トレマーズ』、『ターミネーター』、『ザ・グリード』などです。
どれも似たような場面や設定を使っていて、物語の展開も予想した通りに進んで新鮮味も面白味もありません。
主人公を最初毛嫌いするヒロインが最終的に好きになり、オタクなヤツは死んだと思わせて実は生きいてて最後に合流するなど、単純に気持ち悪かったです。
ただ、唯一本作で良かったのはエイリアンがサイボーグ化している点で、食料になぜか人間だけを襲う都合の良さがダメでしたが。
所詮は低予算映画なので多くを求めちゃいけないが、名作の寄せ集めなのにここまで気持ち悪い展開にするのは逆にスゴイ事だと感じました。