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アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン CI-5

アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン CI-5

作品紹介

公開年月  2015/05/01
ジャンル  SF/アクション
原作  スタン・リー(原作)、ジャック・カービー(作画)

『アベンジャーズ』

監督  ジョス・ウェドン
脚本  ジョス・ウェドン
製作  ケヴィン・ファイギ
製作国  アメリカ
鑑賞方法  映画館

あらすじ

東欧ソコヴィアの研究施設で人体実験をしていたヒドラの残党バロン・フォン・ストラッカーを襲撃したアベンジャーズ。
そこでトニー・スタークは強化人間ワンダ・マキシモフによって、将来出現するかも知れない新たな脅威の幻想を見せつけられる。
スタークは新たな脅威から世界を守る為、平和維持計画“ウルトロン計画”を進めるが、実はそれこそ脅威の敵を作り出す要因となってしまうのだった。

登場人物&出演者

トニー・スターク/アイアンマン(演:ロバート・ダウニー・Jr)
特殊なパワードスーツで超人的な能力を発揮する。アベンジャーズの共同リーダー。
ロバート・ダウニー・Jrは近年の出演作に『ジャッジ/裁かれる刑事』、『シェフ/三ツ星フードトラック始めました』などがあります。
スカーレット・ウィッチに見せられた悪夢でウルトロン計画を勝手に進める。
元々はアベンジャーズを全滅させた悪夢から責任感に追われた事で暴走してしまった。

スティーヴ・ロジャース/キャプテン・アメリカ(演:クリス・エヴァンス)
スーパーソルジャー計画により超人兵士となる。アベンジャーズの共同リーダー。
クリス・エヴァンスは近年の出演作に『Playing It Cool』、『Before We Go』があります。
責任を感じてウルトロン計画を進めたスタークに対して嫌悪感を抱いていた。
あくまでアベンジャーズがチームである事を重要と思い、結束するべきだと訴えていた。

マイティ・ソー(演:クリス・ヘムズワース)
アスガルドの皇太子で北欧神話のトール。アベンジャーズでは相変わらずの脳筋。
クリス・ヘムズワースは近年の出演作に『ブラックハット』、『ラッシュ/プライドと友情』などがあります。
スタークの勝手な行動で一番嫌悪感を見せて、アベンジャーズから離れて独自に調査する。
スカーレット・ウィッチの見せた悪夢で『インフィニティ・ストーン』の存在を知る。
それによってスタークの進めたヴィジョン計画は正しいモノだと認識して協力する。

ブルース・バナー/ハルク(演:マーク・ラファロ)
ガンマ線を浴びて怒りによって緑の怪物に変身する。アベンジャーズでは重要な戦力。
マーク・ラファロは近年の出演作に『ノーマル・ハート』、『フォックスキャッチャー』などがあります。
ハルクに変身してアベンジャーズの強大な戦力となり、子守歌である程度制御していた。
スカーレット・ウィッチの悪夢で暴れてしまい、スタークとともにウルトロン計画を進めた。
罪悪感に駆られながらもスタークと共同で新たにヴィジョンを作り出してしまう。

ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ(演:スカーレット・ヨハンソン)
解体したS.H.I.E.L.D.の元エージェント。アベンジャーズではハルクの子守役を担当する。
スカーレット・ヨハンソンは近年の出演作に『LUCY/ルーシー』、『シェフ/三ツ星フードトラック始めました』などがあります。
アベンジャーズの中で最弱であるが、KGBでの訓練で負けず劣らずの戦力となっている。
スカーレット・ウィッチにより悪夢を見せられ、過去に受けた厳しい訓練を思い出す。
ブルースとロマンスを繰り広げるが、結局は結ばれないがお互いに相思相愛であった。

クリント・バートン/ホークアイ(演:ジェレミー・レナー)
解体したS.H.I.E.L.D.の元エージェント。アベンジャーズでは冷静なムードメーカー。
ジェレミー・レナーは近年の出演作に『アメリカン・ハッスル』、『エヴァの告白』などがあります。
冒頭の戦闘で重傷を負ってしまうが、チョ博士の人工皮膚研究により傷を癒す。
実は妻子持ちでナターシャ以外は知らなかったが、アベンジャーズを温かく家に匿った。
本作では最も死亡フラグを立てたが、それをすべて突き返すフラグブレーカーとなりました。

ピエトロ・マキシモフ/クイックシルバー(演:アーロン・テイラー=ジョンソン)
ロキの杖にあったマインド・ストーンにより強化された人間。超人的なスピードで動く。
アーロン・テイラー=ジョンソンは近年の出演作に『GODZILLA/ゴジラ』、『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』などがあります。
当初は両親を殺しと祖国を破壊したスタークの兵器に恨みを持って人体実験に参加していた。
その後、ウルトロンの企みを知って人類を救うべくアベンジャーズと共闘した。
能力と同じように決断が早く、他のメンバーが言い争っている間に問題を解決させる。

ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ(演:エリザベス・オルセン)
ロキの杖にあったマインド・ストーンにより強化された人間。魔女のような能力を持つ。
エリザベス・オルセンは近年の出演作に『GODZILLA/ゴジラ』、『オールド・ボーイ』などがあります。
ピエトロと同じくスタークを憎んでいて、人体実験によって驚異的な能力を手に入れている。
その後、ウルトロンの企みを知ってヴィジョンを味方につけるなどの活躍をした。
マイティ・ソーにすら悪夢を見せるほど能力を持ち、アベンジャーズの強力な戦力になる。

J.A.R.V.I.S./ヴィジョン(演:ポール・ベタニー)
トニー・スタークをサポートした人工知能。ウルトロンの目覚めによって破壊される。
ポール・ベタニーは近年の出演作に『チャーリー・モルデカイ/華麗なる名画の秘密』、『トランセンデンス』などがあります。
ウルトロンの新しい体として作られたシンセゾイドとして新たな生命体として誕生する。
額にマインド・ストーンが埋め込まれ、ソーのハンマーを軽々と持ち上げる高潔な心を持つ。

ウルトロン(演:ジェームズ・スペイダー)
将来の危機感を覚えたスタークとブルースによって開発されたウルトロン計画の正体。
ジェームズ・スペイダーは代表作に『セックスと嘘とビデオテープ』、『ボストン・リーガル』などがあります。
スタークの危機感な部分を継承し増長させた結果、人類を抹殺する目的を持ってしまう。
人間は取るに足らない存在だと認識し、自分こそが新しい世界の神だと思っている。
新たな進化した生命体を作り出そうとしたが、それはヴィジョンとなった裏切られる事に。
最終的に結束したアベンジャーズに数で応戦するが、結局は敗れて破壊されてしまう。

感想

個人的な評価

本作はクロスオーバー大作『アベンジャーズ』の続編となります。
マーベル・シネマティック・ユニバースとして11作目となっています。
前作ではついにマーベルのスーパーヒーローたちが一堂に集結した。
まさに夢の共演と言える作品だったが、あれだけの主役級を上手く回したジョス・ウェドン監督の手腕が光りました。
大抵の場合、主役級が揃った作品というのは個々の見せ場を作るだけで終わってしまう。
その為、それぞれの魅力が出ず、ストーリーが薄い作品になってしまうが、それだけで充分というファンは多い事だろう。
ジョス・ウェドン監督はそれぞれの見せ場を作り、入り組んだアクションを分かりやすく組み立て、そこにギャグも挟み込む演出を入れていた。
続編となった本作はアベンジャーズの大敵であるウルトロンがついに登場します。
最強にして最悪の敵が本作で華々しく登場するが、個人的にかなり物足りなかったです。
やはり、華があって確立しているアベンジャーズと、本作のポッと出となったウルトロンでは魅力の差が大きかったです。
典型的な製作側の満足になったウルトロンだが、どうしてもアベンジャーズと肩を並べる華やかさに欠けていました。
それでもアベンジャーズを瓦解させたのは分かるし、脅威的な存在だと理解もできました。
本作で特に収穫となったのはスカーレット・ウィッチを演じたエリザベス・オルセンだろう。
最初はウルトロン側のスーパーヴィランだったが、最後は正義の心に目覚めてスーパーヒーローになったのは良かった。
何よりエリザベス・オルセンは非常に魅力的である上に、スカーレット・ウィッチが能力を使う時の構えが印象的でした。
更にアベンジャーズ内でのドラマとして、ナターシャとブルースのロマンス、スティーヴとスタークの確執、クリントの私生活なども展開されている。
これらの要素をジョス・ウェドン監督は物語の邪魔にならず、自然と展開させているのはさすがだと言えるでしょう。
そして、最後に満を持して登場したヴィジョンだが、こちらもウルトロン同様に少しばかり華やかさに欠けていました。
演じているのはポール・ベタニーで、『アイアンマン』シリーズでジャーヴィスの声を務めていたが、本作でついに姿を見せる事になりました。
こちらも描写が非常に少なかった上にポッと出なのに、最強クラスの能力を持ってしまっているせいで尚更微妙な立ち位置になっている。
それでも濃い要素をここまで分かりやすくして、ちゃんと見せ場を作るなど、ジョス・ウェドン監督の上手さを改めて感じさせる作品となりました。

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