作品紹介
公開年月 | 2018/01/19 |
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ジャンル | 戦争/アクション |
原作 | ダグ・スタントン 『ホース・ソルジャー/米特殊騎馬隊、アフガンの死闘』 |
監督 | ニコライ・フルシー |
脚本 | テッド・タリー、ピーター・クレイグ |
製作 | ジェリー・ブラッカイマー、モリー・スミス、ほか |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
2001年9月11日のその翌日、ミッチ・ネルソン大尉は、最も危険な対テロ戦争の最前線に志願し、特殊作戦の隊長に任命される。
わずか12人でアフガニスタンへ乗り込み、反タリバンの地元精力を率いるドスタム将軍と手を結び、テロ集団の拠点マザーリシャリーフを制圧する。
だが、現地に着いたミッチたちは、山岳地帯で勝利を収めるには隊員たちが一度も乗った事がない“馬”だと言い渡されるのだった。
登場人物&出演者
・ミッチ・ネルソン大尉(演:クリス・ヘムズワース)
主人公。陸軍特殊部隊の隊長。二年に渡り12名の隊員と訓練を共にして内勤が決定していた。
クリス・ヘムズワースは近年の出演作に『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』、『マイティ・ソー/バトルロイヤル』などがあります。
休暇中にアメリカ同時多発テロが勃発し、チームを解散せずに現地で最初の反撃を志願する。
アフガニスタンに到着し、ドスタム将軍に従って部隊を半分に分けて馬による移動を承諾。
ドスタム将軍と和解し強い絆で結ばれるが、軍閥の争いで彼が参加せずとも作戦を決行した。
最後はドスタム将軍が応援に駆けつけ、見事に目的地を勝ち取って無事に故郷へ帰った。
・ドスタム将軍(演:ナヴィド・ネガーバン)
アフガニスタンでタリバンを攻撃する北部同盟の将軍。ウズベク人で自身は戦士だと語る。
ナヴィド・ネガーバンは代表作に『チャーリー・ウィルソンズ・ウォー』、『マイ・ブラザー』などがあります。
当初はハルを部隊のリーダーとして見ていたが、若いミッチが隊長だと知って驚いていた。
ミッチは人殺しの経験がないとすぐに見抜き、彼を試しているうちに認めるようになる。
敵対する北部同盟の将軍と鉢合わせになると知り、最後の戦いへの参加を拒否して撤退する。
最後は目的地の奪還を目指すミッチたちを見捨てられず、参加して見事に勝利を手にした。
・ハル・スペンサー准尉(演:マイケル・シャノン)
ミッチの良き理解者。同じ部隊で2年間訓練した後、休暇中に退役届けを提出していた。
マイケル・シャノンは近年の出演作に『ポッターズビルの奇跡』、『シェイプ・オブ・ウォーター』などがあります。
アメリカ同時多発テロが勃発すると、退役届けを取り下げてミッチたちと現地へ向かった。
アフガニスタンに到着し、拠点地となるアラモでB組のリーダーとして本部との連絡を担う。
最後はタリバンを空爆するも自爆テロに遭遇し、重傷を負ってしまうが一命を取り留めた。
・サム・ディラー(演:マイケル・ペーニャ)
陸軍特殊部隊の隊員。ミッチたちと2年間に渡る訓練を経て、アメリカ同時多発テロを知る。
マイケル・ペーニャは近年の出演作に『エクスティンクション/地球奪還』、『アントマン&ワスプ』などがあります。
休暇中であっても基地へやって来て、首謀者のビンラディンとタリバンの撃退を決意する。
アフガニスタンに到着してから先発隊としてミッチに同行し、タリバンたちを倒していく。
最後は目的地を奪還するべく、ムラー・ラザンに攻撃を仕掛け、見事に勝利を手にした。
・ベン・マイロ(演:トレヴァンテ・ローズ)
陸軍特殊部隊の隊員。アメリカ同時多発テロで基地に来ると、いち早く出征を口にしていた。
トレヴァンテ・ローズは代表作に『ムーンライト』、『ザ・プレデター』などがあります。
アフガニスタンに到着すると、ドスタム将軍の作戦でアラモの拠点地に留まるB組になる。
ずっと地元の少年兵が付いていたが、アメリカ兵を死なせない為に守られていると知る。
ミッチたちと合流すると、ドスタム将軍が最後の作戦に出ないと知りながらも志願する。
最後は空爆で巻き込まれて負傷するが、守ってくれた少年兵を助けて勝利を喜んだ。
・ショーン・コファーズ(演:ジェフ・スタルツ)
陸軍特殊部隊の隊員。アメリカ同時多発テロで基地に来ると、チームの解散は早いと言う。
ジェフ・スタルツは代表作に『J・エドガー』、『ウェディング・クラッシャーズ』がある。
アフガニスタンに到着し、ドスタム将軍の作戦でミッチたちA組として先発隊として同行。
タリバンへの空爆で銃撃戦となり、初めて人を殺したミッチにその重さを語っていた。
ドスタム将軍が最後の作戦に参加しないと知るが、それでもミッチの言葉に従った。
最後は目的地を奪還するべく、ずっとミッチに付いていって彼のピンチを助けて勝利する。
・バーン・マイケルズ(演:サッド・ラッキンビル)
陸軍特殊部隊の隊員。アメリカ同時多発テロで基地に来ると、ミッチやハルの行動を静観。
サッド・ラッキンビルは代表作に『ジャスト・マリッジ』、『グッド・ライ/いちばん優しい嘘』などがあります。
アフガニスタンに到着し、ドスタム将軍の作戦でミッチたちA組として先発隊として同行。
タリバンを正確に空爆するべく、近づいたミッチからの連絡を受けて空爆機に要請した。
ドスタム将軍が最後の作戦に参加しないと知るが、それでもミッチの言葉に従った。
最後は目的地を奪還するべく、ムラー・ラザンに攻撃を仕掛け、見事に勝利を手にした。
・パワーズ中佐(演:ロブ・リグル)
アメリカ同時多発テロが発生すると、ウズベキスタンに派遣するチームを選別していた。
ロブ・リグルは代表作に『ハングオーバー!消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』、『ミラクル・ニール!』などがあります。
内勤になってチームを解散するミッチの要請を聞き入れると、彼らを現地に派遣させた。
アフガニスタンではマルホランド大佐の下で作戦を練り、ミッチの無茶な意見に口を挟む。
最後はミッチたちが目的地の奪還に戸惑い、違う部隊を用意するべく大佐の命令に従う。
・マルホランド大佐(演:ウィリアム・フィクナー)
アフガニスタンの現地でパワーズ中佐とともにタリバンへの攻撃についての作戦を練る。
ウィリアム・フィクナーは近年の出演作に『ゲティスバーグ演説』、『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』などがあります。
実戦経験のないミッチに無茶な作戦を振ると、他の大尉と違う答えを聞いて先発隊に選ぶ。
途中でミッチからの連絡がつかなくなり、作戦に支障を来すとして別の部隊を用意する。
最後は見事に目的地を奪還したミッチたちを出迎え、その功績をしっかりと褒めた。
・ムラー・ラザン(演:ヌーマン・エイカー)
タリバンの兵士。マザーリシャリーフを奪い取り、ドスタム将軍の家族を皆殺しにしている。
ヌーマン・エイカーは代表作に『X-ミッション』、『グレートウォール』などがあります。
女は8歳から教育が必要ないとして、勉強させていた母親を見世物にして処刑している。
アメリカ兵に対して賞金をかけていて、手を組んでいる北部同盟を心底嫌っている。
最後はマザーリシャリーフを奪還するミッチとドスタム将軍に迫られ、逃げられず殺された。
感想
個人的な評価
本作はアメリカ同時多発テロ事件後のアフガニスタン戦争で、最初に反撃を行った物語の実写映画化となります。
その反撃では総勢5万のタリバン軍にわずか12人が馬に乗って戦ったアメリカ陸軍特殊部隊隊員の実話です。
アメリカ同時多発テロというのは、初めて本土を攻撃された事で、アメリカ国内は大きなショックと混乱を持ちました。
それと同時に兵士たちも報復するべく立ち上がったのですが、本作に登場する「アルファ分遣隊595」こそが最初に反撃をしました。
ただし、その作戦は空爆による近代兵器の攻撃がメインだったが、座標を示すには彼らが直接現地に行かないといけません。
そこでは安全どころか、生きて帰る事すら難しいと言われる作戦の中で、タリバンと戦っているウズベク人のドスタム将軍と共闘する事になります。
当初は主人公であるミッチをまったく信用していなかったが、彼の強い意志を感じて途中から信頼していくのです。
アメリカ人は「兵士」であるが、現地にいる彼らは「戦士」という違った一面を語るシーンは非常に説得力がありました。
そこでミッチは徐々に兵士以上の考え方を持ち、最初は生還を目指していたが、最後には戦士として戦っていました。
だからこそ、一度見捨てたドスタム将軍が戻ってきて彼らに加勢したのだと思います。
アフガニスタンは未だに戦争が続いている状態であり、更に干ばつの影響で国が疲弊しているようです。
やはり、戦争というのは賛同できない愚かな行為であるが、それは現地にいる人たちだと考え方が違っています。
そんな中でもまったく違う境遇にいるアメリカ人とウズベク人、この両者が強い絆で結ばれている展開はなかなか熱いモノがあります。
それでも本作にある戦いは限定的な勝利であり、ここから長らく続く戦争の始まりという点も見落とす事はできない。