作品紹介
公開年月 | 2000/11/19 |
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ジャンル | コメディ |
原作 | なし |
監督 | ウィリアム・ディア |
脚本 | デブラ・フランク、スティーヴ・L・ヘイズ |
製作 | フランク・シラキューサ |
製作国 | アメリカ |
鑑賞方法 | レンタルDVD |
あらすじ
12チャンネルのレポーターであるピーターの車に突然、空から本物のサンタクロースが落ちてきて衝突して記憶をなくしてしまう。
一方で行方不明となったサンタクロースを探すべく、北極にいたエルフたちがニューヨークの街中へと繰り出してくる。
ピーターはクリスマスまでに記憶をなくしたサンタクロースの家族を探す企画を立ち上げ、それまでに彼の家族を探そうとするのだった。
登場人物&出演者
・ニック/サンタクロース(演:レスリー・ニールセン)
主人公。本物のサンタクロース。近年では子供が自分の欲だけになって嘆いている。
レスリー・ニールセンは近年の出演作に『最‘恐?!’絶叫計画』、『スーパーヒーロー ムービー!!/最’笑’超人列伝』などがあります。
マックスに説得されてニューヨークの空を飛んでいた時、ピーターの車の上に落ちる。
記憶喪失になってショッピングセンターでサンタクロースに仕事をして家族を探す事に。
本物のサンタクロースだと信じていたザックを助けた事ですべての記憶が蘇った。
最後はエルフたちと合流し、クリスマスになって世界中の子供たちにプレゼントを配った。
・ピーター・オルブライト(演:スティーヴン・エックホルト)
12チャンネルのテレビ局でレポーターとして働いている。クリスマスの取材に辟易している。
スティーヴン・エックホルトは代表作に『デルタ17°/戦火の目撃者』、『魔性弁護人』などがあります。
もっと注目を浴びる過激な内容を取材して昇進を望むが、上司からは意見を無視される。
幼少時のトラウマから子供と接するのが苦手となっていて、ザックとは仲があまり良くない。
クリスマスまでニックの家族を探す企画を出し、視聴率を稼ぐもサンタクロースと信じず。
最後はニックがサンタクロースだと理解して連れ戻し、クレアたちと和解して家族となった。
・クレア(演:ロビン・ライヴリー)
ショッピングセンターで幹部を務めている。シングルマザーでピーターと付き合っている。
ロビン・ライヴリーは代表作に『ワイルドキャッツ』、『ベスト・キッド3/最後の挑戦』などがあります。
サンタクロースを用意して、買い物に来た子供たちに記念撮影をさせる企画の責任者。
ピーターの車の落ちて連れて来た記憶喪失のニックにサンタクロースの仕事を与える事に。
ザックと仲が悪いピーターの態度に少し辟易するが、彼との将来がないとして別れを決断。
最後はピーターが過去の過ちを認め、サンタクロースを信じた事でヨリを戻して結婚する。
・ザック(演:マックス・モロー)
クレアの一人息子。クレアとピーターが付き合っている事に対して、あまり好意的じゃない。
マックス・モローは代表作に『ゆかいなブレイディ一家/パパは大統領!?』などがあります。
その理由はピーターが自分の事ばかり話し、何も聞いてくれないという不満を持っている。
記憶喪失になったニックこそ本物のサンタクロースだと理解し、思い出させようとする。
屋根にあったソリで手紙を見つけると、落ちそうになってニックが助けて記憶が蘇る。
最後はピーターがサンタクロースを信じた事で和解し、彼を父親として認めて一緒に過ごす。
・ルパート(演:ダレン・フロスト)
北極で子供たちにプレゼントを配るサンタクロースの下で働いているエルフの一人。
ダレン・フロストは代表作に『サウンド・オブ・サイレンス』、『ヘアスプレー』がある。
毎年届いている子供たちからの手紙を一つ一つ数えるが、話しかけられると忘れてしまう。
サンタクロースとの連絡が途絶えると、マックスに引きつられてニューヨークに向かう。
最後はサンタクロースを見つけ、クリスマスが始まりそうになり飛行機で北極へ帰る。
・マックス(演:トミー・デヴィットソン)
北極で子供たちにプレゼントを配るサンタクロースの下で働いているエルフの一人。
トミー・デヴィットソンは代表作に『ダブル・デート』、『プリティ・ダンク』があります。
いつもクリスマス前にナーバスとなるサンタクロースを励まし、仕事にやる気を出させる。
サンタクロースとの連絡が途絶えると、仲間を引き連れて消息を絶ったニューヨークに行く。
街中で手がかりを探していると、テレビでサンタクロースを見つけて居場所を知った。
最後はクリスマスが近づき、サンタクロースとともに世界中の子供にプレゼントを配った。
感想
個人的な評価
本作はタイトルに「裸の~」が付いているが、当然のように『裸の銃を持つ男』とは一切の関係性がありません。
あくまで主演しているレスリー・ニールセンとの関連だけで内容はまったく別物となります。
レスリー・ニールセンと言えば、パロディ映画が最初に連想されるが、本作はほのぼのとしたファンタジー・コメディです。
本物のサンタクロースが記憶喪失になって、子供嫌いだったもう一人の主人公が心を開いていくという物語である。
つまり、いつものレスリー・ニールセンがやっているパロディ映画のキャラクターと違い、本作はハートフルな展開を魅せていきます。
とにかく、本作ではレスリー・ニールセンが本物のサンタクロースに思えるほど、彼の笑顔や表情が穏やかで説得力があった。
それと同時にトラウマを持っていたピーターの心を解放し、25年間も抱えていた彼の闇を打ち消してクレアとの結婚を決断させた。
サンタクロースは想像上の人物であるが、実際に多くの子供たちが信じていて、寛大な心と優しさを象徴しています。
本作ではそのサンタクロースを等身大で描いた事で重要性を持ち、何も信じなくなった大人たちに強いメッセージを送っている作品でもありました。
ただ、もう少しピーターの過去とサンタクロースの関わりをもっと描いて欲しかったです。
そこら辺の描写が軽く流されていたせいで、せっかく感動できる要素が薄まったと思う。
それでも、レスリー・ニールセンのサンタクロースはハマっていたし、パロディ映画をやらない彼の違った魅力が伝わりました。